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小堺一機 "師匠"萩本欽一との初対面で受けた衝撃「幼稚園児が大学院の授業を受けるよう」

[ 2022年2月3日 14:41 ]

小堺一機
Photo By スポニチ

タレント小堺一機(66)が、3日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)に関根勤(68)とゲスト出演し、師匠に当たる萩本欽一(80)との思い出を語った。

小堺、関根ともにTBSのバラエティー番組「ぎんざNOW!」の素人コメディアン企画でチャンピオンになったことがきっかけで芸能界入り。しかし、当初は萩本とは会うことすらできず、門前払いを食らい続けたという。関根は「萩本さんは基礎を学んだ方ですから、そんな素人みたいなやつに会いたくないと。会うのに7年くらいかかったよね」と、小堺と顔を見合わせた。

ついに対面がかない、家に招待されると、そこから3時間ほど、即興芝居などみっちりと芸を仕込まれたという。ハイレベル過ぎる指導でダメ出しを食らいまくり、小堺は「僕ら幼稚園児が大学院の授業を受けてるようなもんで」と振り返った。家を出るころには2人とも疲れ果て、小堺は「今でも覚えてる。世田谷の青い空を。関根さんと仰いだ青い空を。『はぁ...疲れた』って」と懐かしんだ。

やっと認めてもらえるようになり、小堺は当時の人気お笑い番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」に出演することに。しかし、本番ではリハーサルとはまったく違う萩本のアドリブに、小堺は極限の緊張で手が震え始めた。通販コーナーでやかんを紹介する役どころだったが、「やかんがカタカタいっちゃって。最初、お客さんは笑ってたんだけど、そのうちお客さんが『この子、本当にあがってるわよ』ってことになって。大将(萩本)でもフォローできないくらいあがっちゃって」と、大失敗に終わったという。

小堺が袖に戻って「ああ、もうクビだ。でも『欽どこ』まで来られてクビならいいや」と気落ちしていたところ、萩本から声を掛けられたという。「『お前、なんでそんなにあがっちゃうの?』って。『すみません』って言ったら、『俺よ、あがらないやつは信用しないから』って」。まさかの温かい言葉に、「ぐっと涙が出ちゃって」と男泣きしたことを打ち明けた。しかし、「で、次のシーンでまたカタカタやってたら、『いつまでやってんだ』って怒られました」と、萩本に頭をはたかれるジェスチャーで、オチを付けていた。

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