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阪神ドラ1・森下 2軍Cスタート決定的 岡田監督「まだ焦る時期じゃない」右足コンディション不良を考慮

[ 2023年1月18日 05:15 ]

新人合同練習で別メニューをこなす森下(奥)(撮影・平嶋 理子)
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阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22=中大)が、2月1日からスタートする春季キャンプを2軍で迎えることが決定的となった。鳴尾浜球場を訪れた岡田監督が明かした。

「まだちょっとよくないみたいやな。まず治してからや、ケガとかは。この時期に無理する必要はない。2軍(スタート)になると思うよ」

昨年12月に右足のコンディション不良を発症し、新人合同自主トレは初日から別メニュー調整が続いている。「なんか、初めてやった(部位の)肉離れというか。初めてやから本人も慎重やし。寒いしな、まだ焦る時期じゃない。そんなんなんぼでも取り返せるよ、キャンプでな」。16日に行われた検査の結果報告を受けた指揮官は、1、2軍キャンプメンバーの最終的な振り分けを行う19日のコーチ会議を前に、即戦力外野手の2軍スタートを決断した。

あくまでも大事を取っての措置であり、ベテラン監督は「紅白とかあのへんでちょっとでも合流できたらな。そこに合わせろとは言うてないけど、その辺でやっといけるんじゃないか」と、今春の初実戦となる2月11、12日の紅白戦出場を待ち望んだ。挽回のチャンスはある。16年にはプロ入り前に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、手術していた高山が術後の影響を考慮されて2軍スタートもアピールを続けて開幕スタメンをつかんだ。最終的には新人王も獲得。「段階を踏んでよくなっている。この期間をいい期間と捉えて、しっかり基礎をつくって頑張っていきたい」と語った期待のルーキーにも、開幕レギュラー奪取の可能性は残されている。(阪井 日向)

【データ】阪神の新人選手で2軍キャンプスタートからの開幕スタメンは、沖縄・宜野座キャンプが始まった03年以降では16年の高山だけ。明大4年の15年秋季リーグで右手首を骨折。10月のドラフト会議で1位指名の直後に手術していたため、大事をとっての2軍キャンプ組だった。1軍キャンプには2月25日に合流。オープン戦14試合で17安打、4打点、打率・327と結果を残して、開幕戦「1番・左翼」を勝ち取っている。なお新人全員が2軍キャンプスタートなら20年以来3年ぶり。同年は1位の西純はじめ指名6人中、上位5人が高卒入団だった。

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