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セーシェル
Seychelles
セーシェルは、観光業及び漁業を主要産業とし、一人あたりGNI は10,530 ドル(WDI、2010 年)とアフリカ諸国の中では群を抜いて高いです。しかし、観光業に依存し、食料や燃料の大部分を輸入に頼る経済は脆弱です。また近年は、排他的経済水域(EEZ)における海賊被害の拡大を受け、セーシェル経済の2 本柱である漁業及び観光業は深刻な打撃を受けています。JICAは、セーシェルの経済多角化を支援する観点から、水産資源活用などの水産支援、島嶼国として大きく影響を受ける気候変動対策、近年被害が拡大している海賊対策支援を重点分野として支援を検討していきます。
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Project プロジェクト
JICAがセーシェルで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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マヘ島零細漁業施設整備計画
セーシェルでは、水産業を最重要産業として位置づけており、水揚げ量は増加の一途をたどっています。その一方で、ビクトリア漁港の小規模漁業施設では利用漁船数の増加・漁船船体の大型化により岸壁が混雑し、漁獲物の鮮度の低下や漁に必要な氷の需要に対して供給が追いつかないなどの問題を抱えていました。この協力では、漁港の新設と既存の漁港の整備を支援しました。これにより、漁港の混雑の緩和および水揚げ・出漁準備作業の円滑化、安全係留の実現に寄与しました。
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海岸侵食・洪水管理プロジェクト
セーシェルでは人口の大部分が主要3島(マヘ島、プララン島、ラ・ディーグ島)の海岸地帯の狭い平地に居住しており、サイクロンや高波、浸水、海岸浸食といった自然災害による被害が増大していました。この協力では、主要3島を対象に、海岸侵食や洪水の発生要因の解析などの適切な調査に基づいた海岸保全・洪水管理計画の策定と関係職員の能力向上を支援しました。これにより、環境への影響を最小限に抑えた適切な海岸保全・洪水管理が実施され、被害の減少に貢献しました。
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第二次マヘ島零細漁業施設整備計画
セーシェルにおける水産業は主要産業のひとつであり、漁獲量は年々増加しています。前フェーズでは、ビクトリア港における水産業の漁獲量増加に対応するため、プロビデンス地区とベル・オンブレ地区に漁業施設を整備し、集中する水揚の分散を図りました。その結果、ビクトリア港で活動していたナマコ漁船の多くがプロビデンス港に拠点を移し、これによりプロビデンス港を利用する漁船が増加、零細漁業者の活動に影響を与えていたため今次は、同港の漁業活動に必要な設備の拡張整備を目的として、プロビデンス港拡張と製氷棟や貯氷庫などの水産施設を整備しました。これにより、増加する零細漁業者の漁船係留場所の確保、効率的な漁港運営、水産物の品質確保を図りました。
- 事業別プロジェクト一覧
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
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