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ベナン
Benin
ベナンの主要産業は綿花を中心とした農業及び港湾サービスです。
産業構造は、農業36%、工業14%、サービス業50%で、農産品の付加価値化、産業の多様化、運輸サービスの効率化などが課題となっています。
JICAは、(1)インフラ整備、(2)産業振興、(3)国民生活環境改善を重点分野として支援しています。
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Project プロジェクト
JICAがベナンで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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潮流計算等研修の様子 (写真提供:JICA専門家チーム) 西部アフリカパワープール促進のための広域連携強化プロジェクト
西部アフリカ地域は約4.4億人の人口を有しており、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールが西部アフリカパワープール(WAPP)を通じて域内への電力融通を行い、同地域の電力供給を支えています。今後、同地域のさらなる電力需要の伸びに伴い、WAPPが広域系統運用や広域市場運用を本格化させ、長期的に安定した電力供給を実現するためには、人材育成及び能力強化が不可欠となっています。 本事業は、西部アフリカ地域において、WAPP域内の長期的な供給および需要予測に基づき、電源開発/国際連系線開発の優先案件検討、域内研修を通じた広域系統運用、電力市場運用の能力強化を行います。これによって、電源/国際連系線開発、広域系統運用や市場運用改善の一体的推進を図り、もって国境を越えた電力システムの統合が進み、クリーンで安価な電力の安定的な利用促進に寄与するものです。 【上位目標】 国境を越えた電力システムの統合が進み、クリーンで安価な電力の安定供給が促進される。 【プロジェクト目標】 WAPPの強化を目指し、特定された課題を解決するため、電源/国際連系線開発、広域系統運用および市場運用の改善を統合的に推進する。 【成果】 成果1: WAPP地域の長期需給予測に基づき、JICAが考慮すべき電源開発/国際連系線開発の優先案件が検討される。 成果2: 最新の研修ニーズを踏まえ、WAPPの人材育成プログラム構想(CBPI)が更新される。 成果3: 地域研修の準備と実施を通じて、(広域融通に関わる)系統運用者の能力が強化される。 成果4: 地域研修の準備と実施を通じて、(広域融通に関わる)市場運用者の能力が強化される。
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コトヌ市ベドコ交差点立体交差建設計画
ベナンは、西アフリカのギニア湾岸に位置し、二ジェール等の内陸国やナイジェリア内陸部などへの物流の要衝になっているほか、ギニア湾沿岸のコートジボワールからナイジェリアまでの東西を結ぶアビジャン・ラゴス回廊(東西国際回廊)上の主要通過地となっています。同国の中心都市であるコトヌ市は、西アフリカの主要港の一つであるコトヌ自治港を擁しており、同港から内陸部や内陸国に輸送される貨物は、東西国際回廊(アビジャン・ラゴス回廊)を経由し、同市北部のノクエ湖を西に迂回し北上するルート(西アフリカの南北国際回廊(コトヌ・ニアメ回廊))を通ります。ベドコ交差点は、東西国際回廊とコトヌ市の中心を東西に結ぶアーバン道路の合流点であるため、同交差点への交通の集中は著しく、市内で最も渋滞が激しい場所です。信号は設置されているものの、交通量が多すぎることに加え、混雑状況に応じて信号表示パターンを変動する運用になっていないこと、信号無視も横行していることから交差点は終日混雑しており、円滑な物流及び都市交通の妨げ、ひいては市民の安全及び当国の経済活動の支障になっています。この協力は、コトヌ市内のベドコ交差点において、立体交差建設、平面交差部改良及び信号制御の改善を行うことにより、同交差点と市内幹線道路の交通混雑の改善を図り、当国及び西アフリカにおける物流改善及び成長産業の強化に寄与します。
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アトランティック県小学校建設計画
ベナン政府は、「政府行動計画2016-2021」において教育の質の改善を重点分野の一つとし、初等教育の完全無償化や、教育施設の拡充に取り組んでいます。しかし、完全無償化に伴う就学児童数の大幅な増加に応じて、1教室あたりの平均児童数も増加しており(同国の基準50名に対し65.9名(2015年度))、学習環境の改善が課題です。この協力では、ベッドタウンとして人口増加が著しいベナン南部のアトランティック県において、初等教育の教室の増設および教室家具の整備を行い、これにより対象地域における初等養育のアクセスおよび学習環境の改善を図りました。 【事業の目的】 本事業は、アトランティック県において、初等教育の教室増設及び教室家具の整備等を行うことにより、対象地域における初等教育へのアクセス及び学習環境の改善を図り、もって当国の教育の質の向上に寄与するもの。 【事業内容】 1) 土木工事、調達機器等の内容 【施設】アトランティック県における小学校 34校(202教室)及び幼稚園 2校(8教室)における計 210教室、附帯施設(校長室及びトイレ)の建設、教室家具(児童用机・椅子、教員用机、教員用椅子等)の調達。 2) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工監理。ソフトコンポーネントにより、学校運営維持管理及び衛生改善にかかる技術指導を行う。
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第五次村落給水計画(第1期)
ベナンの農村部では、安全な水の確保が困難で、水汲み労働による子どもの就学困難や労働力減少、水因性疾患の発生といった課題を抱えています。同国政府も新規水源の建設や既存水源改修を計画していますが、工事の実施は遅れている状況でした。この協力では、ギニアウォームが多く発生している村落部を対象に、第1期で井戸掘削・地下水探査に必要な機材の整備、第2期で深井戸の新設および改修を支援しました。これにより、対象地域の給水人口は2002年の674,250人から2011年には2,159,357人へと増加しました。
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第四次小学校建設計画
ベナンでは、2015年までの初等教育の完全普及を目指し、初等教育無償化などに取り組んでいます。しかし、施設整備が追いつかず、教室の過密や老朽化など教育環境は劣悪な状況でした。この協力では、クフォ県、コリーヌ県、ズー県、ウエメ県ダンボ市の小学校51校の249教室や、児童机椅子、教師用机・椅子、黒板、戸棚などの教室家具の整備を支援しました。これにより、適切な教育環境で学習できる児童が増加し、教育環境の改善に寄与しました。
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第五次小学校建設計画
ベナンでは、2015年までの初等教育の完全普及を目指し、初等教育無償化などに取り組んでいましたが、施設整備が追いつかず、教室の過密や老朽化など教育環境は劣悪な状況でした。同国北西部のアタコラ県とドンガ県では、1教室当りの児童数平均は72.7人となっており、教室の増設・建替えが急務となっていました。この協力では、同2県において、小学校47校204教室の建設と、教育機材の整備を支援しました。これにより、適切な教育環境で学習できる児童が約3,580人から約1万4,050人に増加し、教育環境の改善に寄与しました。
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グラズエ市及びダッサズメ市における地下水を活用した飲料水供給計画
ベナンでは、「安全な水へのアクセス改善」を掲げ、給水率の改善を進めてきましたが、数値的に改善が見られた一方、地域格差は課題となっていました。全国平均78パーセント(2015年 WHO、UNICEF)の給水率に対して、グラズエ市は47パーセント、ダッサズメ市は58パーセントで全国平均に達していませんでした。また、両市では人口増加に伴う水需要の増加により、給水事情がさらに悪化していました。この協力では、両市において新規に水源を開発し、配水管、高架水槽などの水道施設を建設することにより、給水量の増大を図り、安全な水の供給に寄与しました。
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アトランティック県アラダ病院建設・整備計画
ベナンでは、妊産婦・5歳未満児死亡率がともに高く、母子保健を含む保健医療サービスの改善が課題となっています。同国には保健ゾーンが34か所あり、それぞれに拠点病院(HZ)を設置しています。最も人口の多いアトランティス県には3つのゾーンがありますが、その一つ、アラダ・ゼ・トッフォ保健ゾーンにはHZがないため、緊急帝王切開など手術が必要な場合に他のHZへ搬送しなければならず、妊産婦および新生児死亡件数の増加要因となっていました。この協力では、同県アラダ市において、拠点病院を整備することにより、同地域の保健医療サービスの実施体制を強化し、母子保健を含む保健医療サービスへのアクセス改善に寄与しました。
- 事業別プロジェクト一覧
- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
ベナンで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
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