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早期&定年退職したオヤジの投資Blog

55歳で早期退職、60歳で定年退職をしたおっさんの投資日記です。

2019年02月

2月もあっという間に終わってしまった。これで2019年も6分の1を消化してしてしまったことになる。どんどん加速して歳を取っていくようでちょっと恐ろしいくらいだ。歳を取って良いことなんてほとんどないからね。ああそうだ、65歳になると公的年金がフルに貰えるようになるのでこれぐらいかな良いことは。

さて2月の投資の成績だ。株式投資は前年末比(配当金&短期売買損益含まず)で+10.6%、前月比で+3.7%であった。ホントは昨日までは+12%以上あったのだが本日大きく下げてしまったのが悲しい。総資産は前年末比+7.4%、前月比3.3%であった。

ようやく昨年の中盤のレベルまで戻ってきた感じだ。やはり昨年の12月が異常なだけだったのかもしれない。私の持ち株たちもトータルでは回復基調なのだが、元気なのと元気でないのとに大きく分かれてきたのが少々気になるところだ。

何度か書いている通り私の基本方針は今は買いではなく売りだ。持ち株の中で伸びしろが少なそうな銘柄を粛々と売却をしていくという予定には変更なしだ。マイナーな銘柄が多く1日の出来高が少ないのでなかなか売却が進まないのが悩みの種だ。勿論欲張った指値注文を入れていることも大きいのだが...。(笑)

為替の方は一度円高に大きく振れるような気配を感じているので、じっとその日が来るのをひたすら待ち続けたいと思っている。待ち時間がたっぷりあるというのは暇人の最大の特権だからね!

日本証券アナリスト協会が主催をする個人投資家向けIR説明会へ久しぶりに参加をしてきた。ここは毎時期ほぼ同じ会社が説明を行うので、1回聞けばいいやという会社が多く最近は自然と足が遠のいてしまっていた。

私は先日から花粉症の薬を毎日飲んでいる。そのため、説明会の途中で強い眠気に襲われ意識が無くなってしまった時間帯が多数存在し今回のレポートは内容が薄いことをお断りしておく。

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(6080):代表取締役社長 中村 悟 氏
中堅・中小企業に特化したM&A仲介事業を展開。事業承継に悩みを抱えるオーナー経営者に対し、友好的かつ発展的なM&Aによる問題解決をサポート。顧客納得性の高い手数料体系が強み。
ここは多分3年連続して話を聞いているような気がする。収益率の高い優良企業なのは間違いないところだが、株価は高すぎると私は思う。類似の業態の私の主力銘柄であるGCAとはエライ違いだ。(涙)とてもPERが30倍を超えるレベルでは私は手が出ない。相場に釣られて大きく下げた時に短期での買いはアリかもしれない。

日本リビング保証株式会社(7320):代表取締役社長 安達 慶高 氏
「すまいと暮らしの未来(コレカラ)を創る」を企業理念とし保証・検査補修・電子マネーを有機的に組合せ、お客様に魅力あるサービスを開発提供する総合住宅メンテナンスサービス企業です。
本日の目玉商品。前回どこかのIR説明会で社長がインフルエンザにかかってしまいピンチヒッターの方が説明をしてくれたので業務内容の予習はバッチリだ。今回はいよいよ社長が登場だ。あまりぱっとしない感じでイマイチ元気のない喋り方が激しく眠気を誘う。(笑)

実はこの会社の創業メンバーは超一流大学卒の高学歴の方ばかりだ。たたき上げの水道屋のオヤジが立ち上げた会社だとばかり勝手に思っていたのを少々反省だ。大手の銀行と損保に勤めていた人たちが始めたベンチャーということに驚いてしまった。とは言え説明自体は前回の役員さんの方が歯切れも良く大変上手であったと思う。

んで投資スタンスだが私は買いだと思う。見かけ上の株価は割高気味に見えるが実態はそうでもないと考えるからだ。凡庸なビジネスモデルに見えるが中々きっちりと儲ける仕組みができてそうだ。今後の事業拡大はどうか?となると正直分からない。不人気銘柄である内にちょこっと買ってみたいと思う。

株式会社セルシード(7776) :代表取締役 橋本 せつ子 氏
当社は、細胞シート工学という日本発の革新的再生医療技術を基盤として様々な細胞シート再生医療製品を開発し、その世界普及を目指しております。
私が近づかないようにしているバイオベンチャーだ。女性社長が説明を行ってくれた。昨年は奇跡の黒字化を達成したがこれは一時的なもの。今期からはまた赤字路線が続くとのことだ。私は篤志家ではないので赤字ベンチャーは投資対象外だ。ちなみに当社と証券コードが1番違いのスリーデーマトリクス(7777)という銘柄を一時期保有していたのを思い出した。(汗)

ウォンテッドリー株式会社(3991):取締役CFO 吉田 祐輔 氏
「シゴトでココロオドル人をふやす」をミッションに掲げ、共感を軸に人と企業の出会いを生み出す会社訪問サービスWantedly Visit、名刺管理から個人の人脈を資産へと変えるつながる管理アプリWantedly Peopleを展開。
これまで全然知らなかった会社だ。京大卒の美人社長がさっそうと出てくるかと期待したが残念ながら男性のCFOが説明するとのことでガッカリ。この時点で大幅減点の上眠気が襲ってきた。当社も高学歴ベンチャーで、会社が万が一お父さんしても塾の先生としても十分にやっていけそうなくらいだ。(笑)

いろいろと御託を並べているがリクルートなどと同じようなビジネスだ。対象が大手企業ではなく中小規模の企業やベンチャー企業と就職希望者とのマッチングのサービスが主力の事業のようだ。SNS等をフル活用しているのが最大の特徴か。

でもどんなに最新のテクノロジーを駆使して人材サービスを行っていたとしても現在の株価は高すぎると思う。PERベースで200倍超だからねえ、いくら社長が若くて美人だとは言え評価のされ過ぎだと思う。

私は55歳で当時勤めていた会社の早期退職制度を利用して退職を行った。その時の早期退職制度は55歳を起点に割増退職金を計算するというもので、満55歳が割増金がMAXになるような制度になっていた。私も損得勘定をしっかりシュミレーションをした上で即早期退職することを決断したのを覚えている。

具体的な金額は生々しいので書かないがそこそこのプレミアム感のある金額であった。ただ私は一時金での受け取りは50%程度にして残りは企業年金(終身)化したので実際に手にした退職金はそれほど多いとは言えない状況であった。

そしてその時にもらった退職金には7年たった今でもあまり手を付けていない。子供の大学の学費用に引き当てたのが最大で、残りはほぼ全額定期預金となっている。私は安全第一主義なのだ。(大笑)

学費は私立大学(600万円)×ばつ2人分を想定して準備していたが、一人は公立大学に入ってくれたので実際には結構な余りが出ている。しかも学費は学資保険で60%は賄えたので退職金からは残り40%を拠出したのみだ。

「んじゃ、今の運用資金はどっから来たの?」と思われるかもしれないが、それは40代から早期リタイア目指して運用していた金融資産がベースとなっている。累計で十数年間の個人投資の成果だ。今や投資元本が幾らだったのか分からなくなってしまったが、数倍以上にはなっていると思う。

退職金に関してはネットで下記のコラムを見つけた。

退職金を受け取る前にやるべきこと、やってはいけないこと

内容で一つ大きな疑問に思ったことがある。それは退職金を受け取ってから「ローンの返済に大半を回してはいけない」と書いてあることだ。どうやって返せというのだろうか?どこにも書いていないが死ぬまで働く前提なのかな?

本日の午後は悪戦苦闘しながらe-taxで確定申告の提出を行った。昨年まではあまり時間をかけずに作成&提出をしていたが今回は丸々半日もかかってしまった。(冷汗)e-taxのシステムが大幅に変わってしまったという訳ではないのだが何故か苦戦してしまった。

一番の変化点は認証用のカードが住基カードからマイナンバーカードに変更になったことだ。しかし手持ちのカードリーダーがあっさりとマイナンバーカードを認識してくれたので全然問題にはならなかった。主たる原因が年に1回だけしかやらない作業なので、ボケが進んできた私には難しくなってきたとは思いたくないのだがねえ。(苦笑)

e-taxのシステム自体は官庁のシステムとしてはかなり使いやすいと思う。気に入らないのは相変わらず対応ブラウザーがインターネットエクスプローラー一択というところだ。普段私はクロームしか使わないので少々面倒に感じてしまうのだ。

んで結局平成30年の課税がどうなったかというと、総合課税を選択することにより約20万円の還付を受けることができる見込みであることが分かった。更に昨年保有株式で損失の出ている銘柄を積極的に売却を進めたので最終的に約100万円の損失の繰り越しをすることができた。今年は100万円を目途に益出しをしたいと思う。

今年上半期の一番の大仕事であった確定申告の提出が終わってしまったので、今後は野菜作りのプランとあちこちに遊びに行く計画を立てたいと思う。(笑)

久しぶりに参加をする読売ブリッジサロン主催の個人投資家向けIR説明会だ。意外に空席が目立つ。今日は「東証IRフェスタ」に流れたかな?気のせいか女性参加者が多いような感じだ。

株式会社エリアクエスト(8912):代表取締役社長 清原 雅人氏
1都3県の駅前店舗に特化。駅前一等地のシェア獲得のため、仲介シェア、管理・サブリース棟数、建物所有も開始。自社開発の顧客管理システムを導入、管理部門も拡充して、東証一部を目指す。インバウンド関連銘柄として、更なる飛躍へ。
株主優待制度を導入したものの株主が想定以上に増えてしまったので1回で廃止をしてしまったというので話題になった会社だ。実は私が保有をしていたマーチャントバンカーズも株主優待を1回で廃止したのだがあまり話題にならなかった。"長期保有優遇"は幻に終わってしまった。(笑)

社長が申し訳なさそうに優待の廃止に至る顛末を語ってくれたが、強欲な一部株主の言うことを聞くからこうなるんだと少々同情をしてしまった。投資対象としてはあまりに儲ける力が弱すぎて私としては投資対象外だ。

株式会社エボラブルアジア(6191):代表取締役社長 吉村 英毅氏
One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業と投資事業を手掛ける。国内オンライン旅行代理店航空券売上No.1(2018年3月時点)の総合旅行プラットフォーム「エアトリ」が好調。
2016年に上場をした時から気になっていた会社だ。30代前半の若い社長が丁寧に説明を行ってくれた。当社の役員は高学歴な人が多いのにちょっとびっくりだ。社長も東大在学中に起業したそうだ。現在は「エアトリ」が好調で国内での取り扱い高は1位なのだそうだ。

「オンライン旅行事業」に加えて、「訪日旅行事業」、「ITオフショア事業」、「投資事業」も着実に成長をしており利益を出しているとのことだ。特に「投資事業」では52社に32億円も投資しており、3社の上場を計画中。

話を聞く前は「オンライン旅行業」の一本足打法かと思っていたが、随分事業内容は多様化しているようだ。この辺をどう考えるかで当社への評価は変わりそうだ。私はこの事業の多様性は評価したいと思う。大きく下げる局面があったら突っ込んでしまうかもしれない。社長の会社を成長続けさせたいという強い意欲を感じられたからだ。

GMOペパボ株式会社(3633):代表取締役社長 佐藤 健太郎氏
レンタルサーバーやドメイン取得代行、オンラインショップ作成サービスなどのウェブサービスを個人向けに提供しているインターネット企業。近年は国内最大級のハンドメイドマーケット「minne」に注力。
私の保有銘柄だ。買値から株価は5倍になっており次のテンバガー候補かもしれない。この3月に2:1の株式の分割を公表して株数も4倍になる見込みだ。こういう銘柄ばかり保有していると楽ちんなのだがねえ。

まだ30代の社長が元気よく説明を行ってくれた。ずっと力を入れてきた「ミンネ」でようやく利益が出せるようになってきたようだ。新規事業として金融にも参入するというのが意外であったが、現状展開しているビジネスと親和性のあるものなので納得だ。ゆっくりと着実に成長を続けてくれそうなので安心して保有継続だ。

例年3月に開催されていた「東証IRフェスタ」だが今年は2月に開催されたので早速行ってきた。通常は年末に開催される「野村IRフェア」が今年は1月に開催されたばかりであったので、2ヶ月続けこのような大規模なIRフェアへの参加はなんだか不思議な感じがした。

2つのIRフェアで被っている参加企業もあったが、概ね棲み分けは出来ていたようだ。私は午前中はBS12の経済番組である「マーケット・アナライズPLUS+」の公開収録に参加をしてみた。かぶり付きの一番前の席であったが見事に爆睡をしてしまった。(笑)

TVで見るときは録画したものをリモコンで早送りしながら興味のあるテーマのみ見ているので、生番組だと冗長過ぎてつまらなく感じてしまったためだ。今回は特に内容に乏しい回だったように感じられた。岡崎氏もいつものキレがなかったように思う。

展示ブースで直接話をして気になった会社は「国際石油開発帝石」「エスペック」「日本タングステン」「伸和」「アズビル」「ベステラ」などだ。「国際石油開発帝石」は常連さんで新鮮さはないが、オーストラリアでのLNGの生産が本格的に開始されたので今後大きく業績が上向きそうだ。

他は地味な業態の会社ばかりだが、なかなか興味深かった。自宅でじっくりと研究してみたい。気の毒だったのは「レオパレス21」のブースだ。閑散としているだけでなく意地悪ジジイに絡まれており気の毒な状態であった。

昨日と本日の二日間をフルに使ってジャガイモの作付けを行った。お陰で身体のあちこちが痛い。例年よりは早めの作付けになったが近隣の畑を見回しても皆さん、すでに作付け済みあるいは作業中のようであった。今作付けすれば梅雨の時期の前に収穫できそうだ。

ジャガイモは私が野菜作りを始めて以来のメインになる野菜だ。ここ数年間は早退オヤジ家ではジャガイモはほとんど購入したことはない。何とか自給できるくらいには収穫をしている。これまではキタアカリという品種がメインであった。

しかし今年は初めてジャガイモを植える土地なので何の品種が一番生育に適合しているのか不明であったので多くの品種を少しずつ作付けしてみた。市民農園は黄土色の粘土質の土、今回の土は火山灰系の黒土だ。ジャガイモはどっちが向いているのだろうか?

本日植え付けを行ったのは下記の7種類であった。キタカムイ、トウヤ、アンデスの3種は初めての挑戦だ。

キタアカリ/1.0kg
男爵/1.0kg
メークイン/1.0kg
キタカムイ/800g
トウヤ/800g
アンデス/500g
インカのめざめ/800g

種イモベースで約6kgだが、収穫時には60kgくらいを狙っている。ジャガイモのテンバガー達成が目標だ!(笑)ただ子芋が沢山収穫できても消化するのに苦労するので大ぶりのもので50kg程度を狙いたい。3月〜5月にかけては野菜作りが今年は昨年比で2倍は忙しくなりそうだ。

随分前のような気がするが私が早期退職を決断したのが丁度7年前の今頃だったと記憶している。早期退職そのものは3カ月後の5月末だったはずだ。ちょっと前までは鮮明に覚えていたがこのところかなり当時の記憶が怪しくなってきてしまった。

私の場合は55歳で役職定年になった際に、会社側から「中国の子会社に転籍した上で上海〜深圳勤務で60歳まで雇用は保証するのでどうか」という内容で打診をされた。しかしどうしても気が進まずもう一つの選択肢であった割増退職金を貰って早期退職への道を選択した。勤務先が中国本土ではなく東南アジアだったら迷ったのだけどね。

私の場合はそれなりに会社側がオプションを与えてくれたが、そういうものは一切なく"有名なあの部屋"に幽閉されてしまった人もいたらしい。私は早期退職後は当時勤めていた会社の人とは一切の連絡を絶っているのでその後職場の同僚たちがどうなったのかは全く知らない。

当時は私の早期退職も含めかなりの数の社員が退社をしたはずなので、会社を恨んでいる人もいるのかもしれない。以前ネットで延々と会社への恨みつらみを書き続けているBlogを見たことがあったが、あれだけのエネルギーがどこから湧いてくるのか不思議であった。

私は当時勤めていた会社には恨みなどは全くない。企業年金を貰っているのでしっかり頑張ってくれ!と応援をしたいくらいだ。(笑)早期退職を決断して7年が経つが私はまったく後悔はしていない。55歳で早期退職=早期リタイアが理想であったが、残念ながら60歳まで社畜を続けてしまったのがちょっとだけ予定外だったかもしれない。

いずれにせよ今のご時勢で60歳できっぱり定年退職をすることができたので、十分と言えば十分なサラリーマン生活だったと言っていいと思う。今から7年後は私は69歳なり今と同じような生活を続けているのか想像もつかないが、70歳くらいまでは投資を続けて今の金融資産をキープしたいと思っている。

3年間利用をしてきた市民農園だが本日で終了してしまった。市から3年契約で借り受けていたのだが、使用期限が来たので更地にして返却を行ったからだ。この手の農地としては60m2と広く、かなり使い勝手は良かったのだが3年縛りが嫌だったので、今年は申込みを行わなかった。抽選制で1.5倍くらいの競争率だそうだ。

しかしこれで野菜作りを止めるわけではなく、市民農園の隣接地にある畑を直接農家の方から借りることができたのでこれまで以上に野菜作りは出来そうだ。耕作地の広さも約2倍になり、いろいろな野菜を生育できそうだ。

いつの間にか数人の野菜仲間ができてしまい、会うたびに情報交換をしている。私がダントツに若手で(笑)、平均年齢は軽く70歳は超えそうだ。何せ地主さんは93歳で毎日のように軽トラックを運転して乗りつけてくるくらい元気だから驚いてしまう。

市民農園で収穫が間に合わなかった野菜は新しい農地にダメもとで植え替えを行った。ロマネスコと芽キャベツだ。こいつらはやけに生育が遅いのだ。何とか根は着いたようなので、収穫までこぎつけたいところだ。

野菜作りはこれから少し忙しくなりそうだ。まずジャガイモを来週までに植え切り、その後は苗用に何種類かの種を蒔こうと考えている。これまで育てたことのない野菜の研究もしてみたいと思っている。

本日は久しぶりに日興IR主催の個人投資家向け会社説明会へ参加をしてきた。開場5分前に着いたのだが並びはゼロ。大和IRのと比べると随分閑散とした感じだ。東京駅から遠いからかな?毎回書いているが主催者ごとに集まってくる人たちに明らかな違いがあるのが興味深い。

今回は4社が参加する説明会でしかもマザーズとJASDAQの銘柄ばかりだ。大手証券会社主催でこれほど新興小型特集はとても珍しいと思う。こういうのは個人的には大変ありがたい。

ブリッジインターナショナル(株)(7039):代表取締役社長 吉田 融正 氏
当社は、B to Bの営業改革支援として「インサイドセールス」という新しい営業手法を軸に、「インサイドセールスの導入コンサルティング」「インサイドセールス業務のアウトソーシング」「MA・RM・AIツールの導入・提供」と3つのインサイドセールス関連サービスを提供しています。
今回一番説明を聞くのが楽しみであった会社だ。昨年上場時に気になっていたのだが目論見書を読んでもHPを確認してもイマイチ当社のビジネスモデルが理解できなかったのだ。直接話を聞くことによりビジネスの内容を理解したい。

日本IBM出身の還暦になったばかりという社長が丁寧に説明を行ってくれた。しかし一通り説明を聞いたものの私は十分には理解できなかった。社長の言うところの「インサイドセールス」って、従来の日本企業が"飛び込み営業"で特攻していた営業領域を電話やインターネットを駆使して代行するサービスっていう理解で合っているのかな?

国土の広い米国では当たり前のことらしいが、日本でも外資系企業を中心に当社の「インサイドセールス」を利用する会社は増えているのだという。参入障壁は低そうに思えるが今のところライバルらしいライバルは日本にはいないらしい。

人手不足の中営業の一部業務をアウトソーシングするというニーズはありそうだ。ただ当社のサービスを利用することにより顧客にどれだけのメリットがあったのか?という点が知りたかった。本日の話を聞く限り上場がゴールではなさそうなので注目していきたい。

(株)ファイバーゲート(9450):代表取締役社長 猪又 將哲 氏
当社は、国内屈指の独立系Wi-Fiソリューション企業です。集合住宅をはじめ、観光地(自治体)、商業施設・飲食店・バス等向けのWi-Fiサービスを提供しております。自社製品の通信機器開発からWi-Fi環境の構築、運用、お客様サポート、広告サービスまで内製化された垂直統合型のビジネスモデルを強みとして、新たな事業パートナー開拓及び既存パートナーとの協業推進、新商品・サービスの開発・各事業におけるサービス品質の強化による事業拡大に取り組んでおります。
今回参加をした4社の中で1番ベンチャー企業らしい若手の社長であった。集合住宅や商業施設などにWi-Fiのサービスを提供している会社だ。大手が手掛けない中小の施設が主要顧客だ。参入障壁も低く競争が激しそうな業界のように思える。

当社はWi-Fiの機器を自社開発しており、Wi-Fiの設置に関する業務をソフトウェアを含め一気通貫でできるのが強みだ。そのため専業ではトップシェアなのだという。業績は右肩上がりで利益率も高い。意外に競争力が高いのかもしれない。

(株)ディ・アイ・システム(4421):代表取締役社長 長田 光博 氏
当社は、独立系の情報サービス企業として、「システムインテグレーション事業」及び「教育サービス事業」を営んでおります。システムインテグレーション事業では、IT通信業・金融業・流通業・医療・官公庁等の幅広い分野において、業務用アプリケーションの設計開発業務、インフラシステムの設計構築業務、業務用アプリケーション・インフラシステムの運用保守業務を中心に行っております。教育サービス事業では、顧客の人事戦略に基づき、新入社員・中堅社員向けに、コンピューター言語、データベース、サーバ、ネットワーク等の教育研修業務を行っております。
私のあまり好きではないソフトウェア開発会社だ。いろいろと社長が説明をしてくれたが当社の強みがどこにあるのか私は理解できなかった。ただ業績は順調に伸びており利益率も高めなので競争力はあるのかもしれない。

極東産機(株)(6233):代表取締役社長 頃安 雅樹 氏
当社は日本初のコンピュータ式畳製造装置・自動壁紙糊付機を開発、カンと経験の職人の世界にいち早くコンピュータを導入した創業70年の歴史ある企業。 他社では実現困難な自動化・省力化技術を得意技として、ハイテク関連分野も含め、不断に新製品の開発、新市場の開拓を実現している。 「職人」の世界に自動化・省力化技術を導入し(=つなぐ。)、新しい市場を創造する(=ツクル。)問題解決型マシナリー企業である。
創業70年の歴史のあるメーカーだ。ここも上場をして間もない。私と同じ62歳になる三代目社長が元気に説明を行ってくれた。主な製品はコンピュータ式畳製造装置・自動壁紙糊付機を開発という超地味なものだ。これらの技術を生かして様々な専用の製造機械を受託しているとのことだ。

まだ100億円に満たない売り上げ規模なので、新規の分野で展開していけばさらなる成長は期待できそうだ。気になるのはやや利益率が低い所だろうか?優良メーカーであるためにはEPSは最低でも100円超欲しいと思うのだが。なかなかユニークな会社であると思った。

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