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早期&定年退職したオヤジの投資Blog

55歳で早期退職、60歳で定年退職をしたおっさんの投資日記です。

2016年08月

定年退職をして初めての投資成績だ。前回までは現金資産+投資資産の総資産額の推移を公開していたが預貯金は基本的に減るばかりなので8月からは割愛をすることにした。

さて、8月の投資成績は前年末比で-9.6%、前月比で-1.8%と冴えない成績であった。 昨年まで牽引をしてくれた主力銘柄がパッとしないのに加え、新規に入れ替えた銘柄もイマイチということでこういう結果となってしまった。ちなみに投資信託は前月比-3.8%であった。

今年は本日で3分の2が終わり残すところ3分の1になってしまった。ホントに早いものだ。残り4か月はBファンドに加え、Aファンドもある一定額を短期売買で何回転かさせて小銭を稼ぐことに徹してみたいと思う。5万円とか10万円くらいの利益を取るせこいトレードだ。

正直に言って配当狙いの投資はあまり面白くない。私の現在の持ち株の買値からみた配当利回りは4.5%だ。株価は1週間で高値と安値で5%くらいは普通に動くので、4.5%の配当欲しさに1年間じっと資金を寝かしたままというのも少し抵抗がなくはないからだ。

満62歳で厚生年金が貰えるまでの2年間は時間もあることだし、Bファンドを増資して細目に売買を行って少しずつ利益を積み上げていくのも悪くないような気がしてきた。勿論デイトレードや信用取引に手を出すつもりはないが。

一方、長期での保有をするつもりで高配当割安銘柄を選定中でもあるので、現在の保有銘柄の入れ替えも考えていきたいと思っている。

本日は先般実家に帰省した際に傷をつけてしまった車の見積もりをしてもらった。近所の板金専門の修理工場に行ったのだが、意外に面倒な工程があるらしく見積額は約16万円とのことであった。トホホ。

全額車両保険で賄えるので適用することにしたが、来年以降は等級が3段階下がってしまい、修理代に近い保険料のアップになりそうだ。さすが上手くできているものだね。(苦笑)

自宅のトイレの電気がつかなくなり、電球を新品と交換してもつかなくなってしまった。スイッチか天井のソケットに原因がありそうだと見当はついたが、電気屋さんに来てもらい修理してもらった。結局ソケットに繋がる電線が、一部漏電してプラスチックの部分が溶けていたようだ。築20年を超すといろいろと出てくるね。修理代6,000円なり。

予定外の出費が続いており9月か10月には10日間くらい大学病院に入院をして手術を受けないといけなくなりそうだ。直ちに命に別条があるというたぐいの病気ではないのだが、この際すっきりしてしまうことにした。まだよく調べてはいないのだが医療費は加入している医療保険でカバーできると思っているのだが。

一方収入の部だが企業年金の支払い決定通知がやっと来た。10月からの支給開始で偶数月に振り込まれるとのことであった。配当金の方はまだ証券口座に入っているので生活費の口座に移さないといけないが、何となく毎月10万円ずつ移動した方がいいような気がしている。

本日はAファンドで短期売買用に買い付けていた「3076あいホールディングス」を売却した。約3週間のホールドで15万円の利益であった。本当はBファンドで達成すべき利益であったのだがねえ。Bファンドは不調でこの1ヶ月は水面下でウロウロしているのが実態だ。累計ではプラスをキープしているのが救いか。

ようやく関東も涼しくなってきた感じだが、台風の影響で一時的なものかな?昨日と今日はかなり過ごしやすい。定年退職者にとっては暑すぎる夏は敵だということが良く分かった。(笑)

本日は晴れたり雨が降ったり曇ったりとはっきりしない天気であったが、畑に顔を出してみた。先日残してしまった分の草取りをするためだ。朝方まで雨が降っていたせいで土が柔らくなっており簡単に雑草を抜くとができた。これで耕作地すべての雑草を奇麗に片付けることができた。

次回からは石灰を撒いて土づくりだ。まだ畑にはミニトマト、ナス、パブリカ、シシトウ、ニンジン、長ネギ、ニラが植えてあるが長ネギとニラ以外はまだ収穫はできそうだが次かその次にでも終わりにして土を養生した方が良さそうだ。跡地にはコスパは悪いが玉ねぎでも植えてみようかな。

さて、このところIRフェアだったり個人投資家向け会社説明会に積極的に参加をしているが、アンケートの記入を求められることが多い。当然職業欄があり、「無職」にするか「自営業」にするか迷ってしまう。今のところ「自営業」を選択することが多いが、やっぱり潜在的に見栄を張ってしまっているのだろうかね?

会社説明会と言えば9月10月に多く開催が予定されており、既に16回分(43社)を申し込んでしまった。まさに暇人のなせる業だ。(笑)会社説明会への出席と投資成績が正比例してくれると嬉しいのだけどねえ。中にはあまり興味をひかない回もありそうなので幾つかはパスしてしまうかもしれない。

こういうIRフェアとか会社説明会に出席するとノベルティやクオカードがどんどんたまってしまう。クオカードは嵩張らないからいいが、ノベルティが随分溜まってしまった。一番多いのがペン類だ。あまり消費しないこともあり、既に100本以上在庫になってしまった。もう一生ペンは買わなくて済みそうだ。

次に多いのがクリアフォルダーだ。会社のロゴの入ったものが多いが、これもどんどん溜まってきてしまった。サラリーマン時代であれば書類を分類するのに重宝したのだが、自宅警護の身としては書類があまりないので使用する頻度は低い。ごみで捨てるのももったいないし困ったものだ。

定年退職をしてほぼ1ヶ月になった。海外旅行に行ったり病院に行ったりと通常とは異なる日々を過ごしたせいか、未だにあまり実感はない。ただ25日に給与が振り込まれていないので、ああやっぱりもうサラリーマンではないんだと気づかされた。

株式投資の方は相変わらずぱっとしない状況だ。昨年までのような勢いは全くと言っていいほどない。配当金重視のポートフォリオとは言えテコ入れ策は必要かもしれない。9月は腰を据えて今年の後半戦と来年へ向けての銘柄選択に時間を割いてみたいと考えている。

候補になる銘柄は高配当割安銘柄と高成長割安銘柄だ。高成長はなかなか判別が難しいが、高配当銘柄は簡単にノミネートはできてしまう。ざっと調べてみたが高配当銘柄は3年前くらいと同じくらいごろごろ存在していることが確認できた。

記念配も含む配当利回りの高い銘柄は以下の通りだ。

8%台 1社
6%台 4社
5%台 19社
4%台 131社
4%超計 155社

4%以上の配当利回りのある銘柄が155社もあるというのはなかなか凄いと思う。この中から割安かつ増配余地のありそうな銘柄を見つけるのが課題だと思っている。来週の相場は久しぶりにイケイケかな?

今年も「日経IR・投資フェア2016」に参加しをしてきた。多分3年連続での参加になると思う。さすがにこのところやたらとこの手のイベントに参加をしてきたので新たな"発見"はほとんとなかったような印象だ。朝から参加するつもりであったが、予定外のことが重なり半日しか参加できなかったの大きいかもしれないが。

一通り廻ってみたのだが、昨年も出展していた企業か昨年末の「野村IRフェア」に出展していた企業か不明だが私にとって見慣れた企業が多かったように思う。そのため新鮮さに欠けてしまったのかもしれない。ただ今回は一部上場の大手企業の出店が比較的多かったようにも思う。

東証マザーズやJASDAQに上場の企業は圧倒的に知名度が低いため、何とかこの機会を通じて株主数を増やしたいという意気込みは見られる。そこそこ知名度のある大手の企業の場合は日経新聞とのお付き合いで出展をしているのだろうかねえ。(出展しないと悪口を書かれるとか)

新規に出会えた企業は少なかったものの、 懐かしい企業との再会も結構あったりして楽しかったのも事実だ。何度も書いているが、展示ブースでのミニセミナーが花盛りだがはっきり言って私はこれは好きではない。紋切り型の説明を聞くのに20分も拘束されてしまうのは実にもったいない。

そしてこのセミナーの時間外には個別に訪れた人に説明をしてくれない企業も相変わらず存在してがっかりだ。多分、自社の状況を自信をもって説明できない担当者が多いのだろうね。今回御社のPERとEPSを教えてくださいと質問して即答してくれた企業は皆無であった。

自社のPERは知っていてもEPS(一株当たり利益)を全然把握していないIR担当者ってどうなのよ?とこっちが突っ込みたくなったほどだ。最も私も株式投資をしていなければPERやEPSなんてチンプンカンプンだったと思うけどね。(笑)

会社四季報を数年ぶりに購入をしたので時間のある時にパラパラと眺めている。大判タイプなので字が大きくて見やすいのだが電話帳並みに大きくて分厚く場所をとるのが難点かな。会社コードが分かるものはネット証券に付随している会社四季報の電子版で調べた方が慣れているのでついついそっちを利用してしまうが。

一方適当にパラパラとめくってそのページに記載されている銘柄を眺めるのもなかなか面白い。こういう機会でもないと決して出会えない銘柄も結構あるからね。私はこれまで基本的に色々な指標で機械的にスクリーニングをして銘柄を選別した後で、1点1点四季報の記載内容でチェックをしていた。

そのため一度スクリーニングに漏れてしまった銘柄とは出会うチャンスはほとんどなくなってしまうのだ。その点四季報をパラパラとめくって行き当たりばったりで銘柄をじっくりと眺めるのはとても楽しくもある作業だ。少なくとも見開きで証券コードが隣接する4銘柄を一度に見れてしまうのは結構いい刺激になるのだ。

PC版だとこうはいかないからね。こういうアナログチックなのも良いもんだと改めて実感をした。最も興味深い銘柄を見つけることはできそうだが、割安有望株を発掘できるかは別問題かもしれないが。今手元にあるのは「2016年夏号」なのだが次の夏号まではこれで十分に楽しめそうだ。

本日のAファンドは+0.2%であった。購入以来ぱっとしなかった「3076あい ホールディングス」がやっとプラスに転じてくれた。この銘柄はボラティリティが比較的大きいという理由で購入したのでもう少し上昇したらあっさり売却予定だ。

Bファンドは-1.9%であった。こちらもボラティリティが大きいが下へ下へと引っ張られる力が今は大きそうだ。短期決戦のつもりがちょっと長引いており資金の回転が悪くなっているのが気がかりな点だ。

ようやく平日に自宅にいる生活に慣れてきたが、まだこれはという生活のパターンを確立していないのが実態だ。このままいくと確実に運動不足になりそうなので何か考えないといけないかもしれない。週に2〜3回の畑仕事では運動量は足りない感じがする。

5日ぶりに市民農園に顔を出してみたが、先日の台風の影響でトマト棚が倒されていた。完全に倒れたわけでないのだが、かなり傾いておりそろそろ撤退の準備をした方が良さそうだ。ミニトマトを植えているのだが、花はまだたくさんつけているものの収穫量が落ちてきて身も小さくなってきたからだ。

畑に行くたびにいつも思うのだが雑草の生命力は凄い。この時期1週間も畑を放置しておくと一面雑草だらけになってしまう。物凄い成長力であっという間に作付している野菜を取り囲んでしまう。抜いても抜いても生えてくるからホント手が付けられない。

私は除草剤は一切使わない主義なのでまさに生え放題だ。本日も曇り空の下草取りをしたが耕作地の半分でギブアップしてしまった。いつも考えるのだがこのような雑草のようにたくましい銘柄ってないものだろうか。 買って放っておけば勝手に上昇してくれるみたいな。(笑)

定年退職後暇な時間がたくさんあるので銘柄の研究をボチボチ開始したところだ。こうやって前向きに銘柄を調べだすと買いたい銘柄がどんどん増えてきて困ってしまう。優良割安な銘柄を見つけると株価が上昇してしまう前に買ってしまいたくなるのだ。

日本の株式相場がこの先どうなるかはわからないが、雑草のようにたくましく上昇する株は常に存在するのでそれを高い確率で見つけられるよう取り組んでいきたいと思う。是非とも"お宝銘柄"を発掘してみたいものだ。

本日のAファンドは+0.5%、Bファンドは+0.2%と小動きであった。

本日も個人投資家向け会社説明会に参加をしてきた。今日の主催は丸三証券だ。実は今回ここの説明会に参加を決めたのは会場の近くに私の大好きなラーメン屋さんがあるからだ。(笑)

「ソラノイロ」というお店で、東京の中華そばの伝統を生かしつつも現代的な味付けもしておりなかなか完成度の高い一杯だと思う。地下鉄有楽町線「麹町駅」近くにある。

[画像:ソラノイロ15_21]

















さて、今回は下記の2社の説明会であったが、出席者はかなり少なく20人くらいかな?いつもの通り年配者が多い。

6184 株式会鎌倉新書:代表取締役社長 清水 祐孝 氏
株式会社鎌倉新書は、1984年に仏壇仏具業界向けの出版部門からスタートして以降、事業領域をライフエンディング市場に広げてまいりました。現在は、ユーザーの視点で終活から葬儀、仏壇、お墓、遺産相続といったライフエンディング全域をカバーし、高齢者の様々なニーズや課題に応える、一連のサイトを開設・運営、また祖業である出版事業を行なっております。
あまり期待をしないで話を聞いたのだが、意外にもこれがなかなか面白かった。鎌倉新書のビジネスモデルは「終活」関連のポータルサイトを運用し成約に応じて手数料を得るというもので、葬儀、仏壇、墓、遺産処理等々を1か所で相談に乗れてしまえるという利点がある。

これまではサービスを必要とする方が個別にあちこちに電話をして調べなければいけなかったのがネットで簡単に検索&問い合わせができるような仕組みを作り運用をしているのだという。ただこれまではこういった「終活」を"利用"する人がネットを使っていない層の人たちが主であった。それがネットを使う世代に変わりつつあるので、大いにビジネスチャンスがあるのではないかと考えているようだ。

鎌倉新書のビジネスモデルは自分らでは固定資産を持たず、サービスそのものは専門の会社に任せ成約した時に一定の手数料を得るというなかなか優れたもので私が好きなビジネスモデルだ。残念ながらリピーターが付くというようなビジネスではないのでブランド作りが難しいかも?

いずれにせよとても興味深いビジネスを展開しているのでウォッチリストに付け加えたいと思う。私は現時点で仏壇と墓石の銘柄を保有しているのでお仲間に加えるのも悪くないような気がしている。

3924株式会社ランドコンピュータ:代表取締役社長 諸島 伸治 氏
株式会社ランドコンピュータは、昭和46年に銀行の第一次オンライン構築の本格化を背景とした金融システム開発事業に始まり、その後産業公共、クレジットカード、医療、インフラソリューション、クラウドサービスと次々に新しい分野へチャレンジし、事業を拡大してまいりました。当社は長い歴史が培ったシステムインテグレータとして豊富な経験と高い業務スキルを融合させ、最新の技術を駆使し、「お客様のために何ができるか」を常に考え、お客さまとともに成長・発展し続けることを目指しております。
ここは以前どこかのIR説明会で1度話を聞いたことがあるのを社長の顔を見るまで思い出せなかった。社名は忘れても社長の顔は覚えているものなのだねえ。100社近く上場しているソフト開発会社の一つであるが、2度聞いたにも関わらずこの会社の特徴が良くわからなかった。

日経ビジネスOnlineを見ていたら気になる記事が載っていたので取り上げたい。テーマは「役職定年制」についてだ。この「役職定年制」というのはかなり昔から存在している制度だと思われるが、これまであまり表だってマスコミが記事にしたものを見た記憶がない。


私が早期退職をした会社も「役職定年制」を制度化していた。実はその会社は「成果主義」を主体とした人事制度になった時に一度「役職定年制」は廃止になっていた。しかし私が海外赴任中に突如復活して、私が海外から帰国してまもなく対象者になってしまったという複雑な思い出がある。

管理職になるまでは「成果主義」を標榜して競わせておきながら最後は一律年齢で切るという制度はどうにも矛盾に満ちている人事制度だと思う。新卒の学生を採用時にこういうことをきちんと説明をしているのだろうか。「あなたは優秀であれば30歳こそこで管理職になれますが、53(55歳)で役職定年で役職はなくなります」何て言われたら、入社を辞退する人が続出なのではないだろうか。

ただ学生にしても30年後の話でありその辺はスルーしてしまうのかな?50歳過ぎてから大いに嘆くことになると思うが。大手企業の役職定年制度一覧みたいなものはネット上では見当たらなかったが、いずれ誰かが整備するかもしれない。

私が早期退職をしたときは管理職の「役職定年」は55歳であった。会社からは60歳まで雇用は約束するので海外子会社への転籍を提案されたのだが、条件がイマイチだったのでそれは断ってしまった。その代り早期退職を選択したのだが今振り返ってみてもあの時の決断は正しかったと思っている。今はたくさんの人が「役職定年」を迎えてしまうので、辞める人は少なく皆さん"無冠"のまま居座っているのだろうかね。

さて本日のAファンドは±0%、「あいHD」の大幅下落が痛かった。Bファンドは+4.3%と久々に好調。あと一息だ。

さて、本日も個人投資家向け会社説明会に参加をしてきた。本日は日興証券が主催するもので、いつもの通り大賑わいであった。日興と大和主催の説明会は参加者が多いような気がする。参加企業は以下の通り。

1.ローム株式会社
2.株式会社キッツ
3.株式会社タカラレーベン
4.昭和電工株式会社
5.スパークス・グループ株式会社
6.フジッコ株式会社
7.株式会社いい生活
8株式会社メニコン
9.株式会社あらた
10.株式会社共立メンテナンス
11.伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
12.メック株式会社
13.ユニプレス株式会社

各社とも小さな展示ブースと事前予約制の説明会とで構成されており、私は3社ほど説明会に参加をした。本日の参加者はいつもよりは年齢層が低い感じであった。(と言っても60歳以上が大半だと思うが・・・)高齢者は猛暑なので都内まで出てくるのを諦めたのかな?

6498株式会社キッツ:代表取締役社長 堀田 康之 氏
バルブの総合メーカー キッツの強みと成長戦略
キッツは、バルブを中心とした流体制御機器の総合メーカーとして、1951年の設立以来、水やエネルギーなど、生活になくてはならないライフラインを支える商品を広く提供してまいりました。キッツの事業と今後の成長戦略についてご紹介します。
日本では50%以上のシェアを握り、世界ではベスト10に入る規模のバルブ専業メーカーだ。大手の割には社名に馴染みがないと思ったらかつては「北澤製作所」という社名だったそうだ。これだったら私も聞いたことはあった。長野県にある北澤美術館も関連施設だ。

日本で市場占有率が高い割には利益率がイマイチな印象を受けた。技術力と品質には自信を持っているようだが、日本企業にありがちな過剰品質の罠に陥っているような気がしないでもない。この手の会社はEPSが100円以上かつ割安に放置というパターンでないと手は出しにくいね。

2733株式会社あらた:代表取締役 副社長執行役員 鈴木 洋一 氏
流通全体の最適化を実現する「次世代型卸商社」の戦略
みなさまの生活を快適にする日用品・化粧品等の生活必需品を、何時でも・どんな時でも・確実にお届けする卸機能だけでなく、卸売業の枠を超えて流通全体を最適化する「次世代型卸商社」としての機能を説明いたします。
お喋りな副社長が説明。いかにも営業マン上がりと言った印象だ。(笑)私はメーカー勤務が長かったせいか商社への評価はやや厳しい。指標的には割安に見えなくもないが、いかんせん商社なのでかなり割り引いて評価をしないといけないようだ。

日用品の卸売業の将来性には疑問がない訳ではないが、経営数値上はなかなか頑張っているようだ。この業界はこの先寡占化が進みでもしないと成長は難しいのではないだろうか。どんなに数値が良くても私はちょっと買う気にならないなあ。

4971メック株式会社:コーポレートコミュニケーション室長 坂本 佳宏 氏
ナノの力でエレクトロニクス業界を支える
メックは、電子基板や部品製造用の薬品を開発、製造販売している研究開発型の工業用化学薬品メーカーです。モバイル端末や自動車等に内蔵される高密度電子基板に広く使用され、一部の製造工程では世界で高いシェア獲得しています。
この類の化学メーカーは小規模ながらも高収益企業が多い。私も幾つか監視をしているメーカーがあるがメックはノーマークであった。かなりニッチな分野に特化した事業で収益率も高いが、日本の基板メーカーに勢いがなくなってきているので今後の成長性ということに関してはどうなのだろうか。

株価的にはそれなりに評価をされており割安という感じはない。今回のようなIRイベントに社長が出席しないというスタンスにはネガティブな印象を受けてしまった。この規模の会社であれば社長の言葉で今後のビジネスへの取り組みを熱く語ってほしかったところだ。

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