55歳からの投資活動(その2)
私と同じように55歳をこえてから早期退職をした人が世の中にどれくらいいて、どのような生活を送っているのか非常に興味がある。多分、自分の意志で早期
退職した人と退職を半ば強要されてやむなく辞めてしまった人とでは大分違いがあるのだろうと思う。多分私はラッキーな部類にはいるのだろう。
55 歳をこえてから早期退職をした人は多かれ少なかれそこそこの現金は手にしたはずだ。それを自宅の借入金の返済に使う人もいれば、生活費に使っている人もい るかもしれない。また私のように個人で資産運用をする人もいるのかもしれない。個人的にはこの虎の子の資金をどうやって運用していくのかでこの先の人生が 大きく変わるような気がしている。
私のように若い時からある程度個人投資を行っていた人にとっては資産を増やすチャンスが来たので張り 切ってしまうが、個人投資などまったくしたことのない人にとっては"投資"という言葉を聞いただけでも重荷に感じるかもしれないと思う。急に手にした資金 をどうしたい良いのか途惑っている人もいるのではないだろうか。今回は自分で資産運用を始めてみたいと考えている人へのアドバイスとして書いてみたい。投 資の世界にはカモを待ち構えている紳士淑女がたくさんい過ぎるからだ。
まず避けた方が良いと思うことを上げてみよう。
1.銀行窓口での投資信託の購入
2.個人年金保険への加入
3.いきなりの株式投資への挑戦
4.生命保険の継続
1 についてはおそらく銀行の窓口等で強く勧めれてしまうメニューの一つだと思う。そもそも銀行窓口で売られている投資信託は運用成績以前に、購入者のリスク に見合うだけの収益を上げることは最初から困難なものになっている。販売手数料(3%)と信託報酬(1.5%〜)で4〜5%も最初から取られてしまうから だ。初年度4.5%取られ以降毎年1.5%を"確実に"取られていくので、儲かる確率は限りなく低いのだ。銀行にすれば客が損しようが儲けようが全く関係 なく、確実に手数料を稼げるのでこんなにおいしい商売はない。
どうしても投資信託を買いたいのであればノーロード(販売手数料無料)のも の購入をお勧めする。ネット証券に口座を開けば簡単に買うことができる。ただ投資信託は山ほど種類があるので、どれにするか悩むところではあるが。資産を どうしたいかにもよるが、まずは信託報酬の安いインデックス・ファンドから始めるのが無難であろう。
もしどうしてもインデックスファンドでない日本株の投資信託を希望するのであれば直販で買える「ひふみ投信」がお勧めだ。間違っても宣伝上手の「さわかみ投信」は買ってはいけない。
2の個人年金保険に入る人も多いかと思うが、これも経費を考えると収益性は低い。基本的に保険+投資信託の機能を持っているので別々に自分で管理したほうが経費分だけは確実にプラスになるはずだ。
3 に関しては絶対にやってはいけない。少なくとも証券口座を開設してから半年間は株式相場あるいは気になる銘柄の動きを観察すべきだ。そしてその間に最低限 の株式投資に必要とされる知識を勉強すべきであろう。株式投資はギャンブルではなく知的なゲームだと思うからだ。儲かる人がいれば必ず損をする人が存在す るのだ。損する側になりたくなければ少しでも他人より賢くならなければならないのだ。株式投資のスタイルは人それぞれだが、55歳過ぎたおっさんはデイト レで儲けることは不可能だと思った方がいい。
4は55歳になっても生命保険に入り続けていること自体が私には理解できない。せいぜい掛け 捨ての医療保険でも十分なくらいだと思うのだが。毎月の掛け金を積立預金にでも回した方がよっぽど合理的だと思うのだがそう思う私がおかしいのか?実際に 私は月額4千円台の高度医療とがん保証もカバーした掛け捨ての医療保険で十分すぎると思っている。
55 歳をこえてから早期退職をした人は多かれ少なかれそこそこの現金は手にしたはずだ。それを自宅の借入金の返済に使う人もいれば、生活費に使っている人もい るかもしれない。また私のように個人で資産運用をする人もいるのかもしれない。個人的にはこの虎の子の資金をどうやって運用していくのかでこの先の人生が 大きく変わるような気がしている。
私のように若い時からある程度個人投資を行っていた人にとっては資産を増やすチャンスが来たので張り 切ってしまうが、個人投資などまったくしたことのない人にとっては"投資"という言葉を聞いただけでも重荷に感じるかもしれないと思う。急に手にした資金 をどうしたい良いのか途惑っている人もいるのではないだろうか。今回は自分で資産運用を始めてみたいと考えている人へのアドバイスとして書いてみたい。投 資の世界にはカモを待ち構えている紳士淑女がたくさんい過ぎるからだ。
まず避けた方が良いと思うことを上げてみよう。
1.銀行窓口での投資信託の購入
2.個人年金保険への加入
3.いきなりの株式投資への挑戦
4.生命保険の継続
1 についてはおそらく銀行の窓口等で強く勧めれてしまうメニューの一つだと思う。そもそも銀行窓口で売られている投資信託は運用成績以前に、購入者のリスク に見合うだけの収益を上げることは最初から困難なものになっている。販売手数料(3%)と信託報酬(1.5%〜)で4〜5%も最初から取られてしまうから だ。初年度4.5%取られ以降毎年1.5%を"確実に"取られていくので、儲かる確率は限りなく低いのだ。銀行にすれば客が損しようが儲けようが全く関係 なく、確実に手数料を稼げるのでこんなにおいしい商売はない。
どうしても投資信託を買いたいのであればノーロード(販売手数料無料)のも の購入をお勧めする。ネット証券に口座を開けば簡単に買うことができる。ただ投資信託は山ほど種類があるので、どれにするか悩むところではあるが。資産を どうしたいかにもよるが、まずは信託報酬の安いインデックス・ファンドから始めるのが無難であろう。
もしどうしてもインデックスファンドでない日本株の投資信託を希望するのであれば直販で買える「ひふみ投信」がお勧めだ。間違っても宣伝上手の「さわかみ投信」は買ってはいけない。
2の個人年金保険に入る人も多いかと思うが、これも経費を考えると収益性は低い。基本的に保険+投資信託の機能を持っているので別々に自分で管理したほうが経費分だけは確実にプラスになるはずだ。
3 に関しては絶対にやってはいけない。少なくとも証券口座を開設してから半年間は株式相場あるいは気になる銘柄の動きを観察すべきだ。そしてその間に最低限 の株式投資に必要とされる知識を勉強すべきであろう。株式投資はギャンブルではなく知的なゲームだと思うからだ。儲かる人がいれば必ず損をする人が存在す るのだ。損する側になりたくなければ少しでも他人より賢くならなければならないのだ。株式投資のスタイルは人それぞれだが、55歳過ぎたおっさんはデイト レで儲けることは不可能だと思った方がいい。
4は55歳になっても生命保険に入り続けていること自体が私には理解できない。せいぜい掛け 捨ての医療保険でも十分なくらいだと思うのだが。毎月の掛け金を積立預金にでも回した方がよっぽど合理的だと思うのだがそう思う私がおかしいのか?実際に 私は月額4千円台の高度医療とがん保証もカバーした掛け捨ての医療保険で十分すぎると思っている。