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早期&定年退職したオヤジの投資Blog

55歳で早期退職、60歳で定年退職をしたおっさんの投資日記です。

2012年10月

私と同じように55歳をこえてから早期退職をした人が世の中にどれくらいいて、どのような生活を送っているのか非常に興味がある。多分、自分の意志で早期 退職した人と退職を半ば強要されてやむなく辞めてしまった人とでは大分違いがあるのだろうと思う。多分私はラッキーな部類にはいるのだろう。

55 歳をこえてから早期退職をした人は多かれ少なかれそこそこの現金は手にしたはずだ。それを自宅の借入金の返済に使う人もいれば、生活費に使っている人もい るかもしれない。また私のように個人で資産運用をする人もいるのかもしれない。個人的にはこの虎の子の資金をどうやって運用していくのかでこの先の人生が 大きく変わるような気がしている。

私のように若い時からある程度個人投資を行っていた人にとっては資産を増やすチャンスが来たので張り 切ってしまうが、個人投資などまったくしたことのない人にとっては"投資"という言葉を聞いただけでも重荷に感じるかもしれないと思う。急に手にした資金 をどうしたい良いのか途惑っている人もいるのではないだろうか。今回は自分で資産運用を始めてみたいと考えている人へのアドバイスとして書いてみたい。投 資の世界にはカモを待ち構えている紳士淑女がたくさんい過ぎるからだ。

まず避けた方が良いと思うことを上げてみよう。

1.銀行窓口での投資信託の購入
2.個人年金保険への加入
3.いきなりの株式投資への挑戦
4.生命保険の継続

1 についてはおそらく銀行の窓口等で強く勧めれてしまうメニューの一つだと思う。そもそも銀行窓口で売られている投資信託は運用成績以前に、購入者のリスク に見合うだけの収益を上げることは最初から困難なものになっている。販売手数料(3%)と信託報酬(1.5%〜)で4〜5%も最初から取られてしまうから だ。初年度4.5%取られ以降毎年1.5%を"確実に"取られていくので、儲かる確率は限りなく低いのだ。銀行にすれば客が損しようが儲けようが全く関係 なく、確実に手数料を稼げるのでこんなにおいしい商売はない。

どうしても投資信託を買いたいのであればノーロード(販売手数料無料)のも の購入をお勧めする。ネット証券に口座を開けば簡単に買うことができる。ただ投資信託は山ほど種類があるので、どれにするか悩むところではあるが。資産を どうしたいかにもよるが、まずは信託報酬の安いインデックス・ファンドから始めるのが無難であろう。

もしどうしてもインデックスファンドでない日本株の投資信託を希望するのであれば直販で買える「ひふみ投信」がお勧めだ。間違っても宣伝上手の「さわかみ投信」は買ってはいけない。

2の個人年金保険に入る人も多いかと思うが、これも経費を考えると収益性は低い。基本的に保険+投資信託の機能を持っているので別々に自分で管理したほうが経費分だけは確実にプラスになるはずだ。

3 に関しては絶対にやってはいけない。少なくとも証券口座を開設してから半年間は株式相場あるいは気になる銘柄の動きを観察すべきだ。そしてその間に最低限 の株式投資に必要とされる知識を勉強すべきであろう。株式投資はギャンブルではなく知的なゲームだと思うからだ。儲かる人がいれば必ず損をする人が存在す るのだ。損する側になりたくなければ少しでも他人より賢くならなければならないのだ。株式投資のスタイルは人それぞれだが、55歳過ぎたおっさんはデイト レで儲けることは不可能だと思った方がいい。

4は55歳になっても生命保険に入り続けていること自体が私には理解できない。せいぜい掛け 捨ての医療保険でも十分なくらいだと思うのだが。毎月の掛け金を積立預金にでも回した方がよっぽど合理的だと思うのだがそう思う私がおかしいのか?実際に 私は月額4千円台の高度医療とがん保証もカバーした掛け捨ての医療保険で十分すぎると思っている。

55歳からの再就職シリーズが終了した途端に投資の話ばかりになってしまったが、これまでも何度か書いてきたのだが改めて56歳からの投資について思うところを書いてみたい。投資活動に年齢は関係ないのかもしれないが、55歳前後で予定外である程度まとまったお金を手にしてしまった人は最近多いのではないだろうか。銀行員の勧めるままにぼったくり投資信託を買わされている人があまりいないことを願うばかりだ。

私は55歳で早期退職をしたものの幸いなことにあまり間をおかずに再就職することができたので一切退職金に手を付ける必要はなかった。割増でもらった退職金からは子供の学費(2人分の私立大学の費用)を引き当てしている。ただ2人分の学資保険が満期で返ってきたので、退職金からの引き当て額は半分で済んだ。

従来から個人投資をしていた資金に退職金が新たに追加された状況となっている。個人の金融資産が一気に約2倍になった感じだ。これを就職せずに専業投資家としてこの資金を運用して生活するとなると、かなりのプレッシャーだ。その場合おそらく私は円滑な運用はできないと思う。

ところがある一定の収入を確保して兼業投資家としてなら十分にやっていく自信はあるのだ。これまでもそこそこうまくやってきているし、運用する資産が2倍になるのだから今まで以上に利益を上げるチャンスは増えたと思っている。何といっても生活費を投資で稼がなくてもよいというのが気持ち的にとても楽なのだ。

56歳からの投資だからこそ下記を目標に投資活動を続けていきたい。

(目標)
1.60歳までに年間150万円以上の配当を得られるようにすること
2.60歳までに現在の投資総額を1.5倍にすること(年間10%のリターンを続ける)
3.株式投資の90%の資産は安全運用を厳守するが10%は投機でもよい

正直言って1の年間150万円の配当を得るためには利回りが5%ととしても約3,000万円の原資が必要となる。現在手持ちの株式資産の利回りが5.2%なのでこのまま規模が増えていけば理論的には達成は可能だ。

2の資産の1.5倍化は株式投資とFX投資でだけであれば可能だと思う。ただ全資産の1.5倍化ということはアセットアロケーションは変えないつもりなので株式とFXは実質2倍にならないと実現はできないと思う。年率20%のリターンを得ることはできなくはないが毎年続けるとなるとかなりハードだ。ちなみに2011年から2012年の現時点まででは株式投資では30%のリターンを得ている。

3に関しては株式投資の10%はギャンブルをしても良いというルールだ。ボロ株でも新興株でもリスクの高い銘柄に賭けて大きなリターンを狙うのだ。10%の比率は多いような気がしないでもないがリスクのないところにリターンもないと考え慎重かつ大胆に取り組んでいきたい。

以前に株式投資は銘柄選択が楽しいから好きだと書いたが、たまには個別銘柄について少し書いてみたいと思う。先週は久しぶりに約定していた銘柄があった。私のメインで使用しているGMO Click証券は1ヶ月間注文を入れっぱなしにできるのでとても便利だ。たまに注文を入れていたのをすっかり忘れてしまうことすらあるが。(冷汗)

先週約定したのは「1909日本ドライケミカル」という銘柄の売却が約定していたのだ。この銘柄は昨年東証2部に上場したばかりの消火器等の防災設備を主力にしたメーカーだ。この銘柄を購入した理由は単純で配当利回りが凄く良かったからだ。購入時点で1株配当が150円で株価は2,400円であった。つまり配当利回りは6.25%もあったのだ。

当時のPERは6倍、PBRは0.6程度で株主持分比率が32%とやや財務的に難はあったものの1株利益が265円もあったので、まあお買い得かなと思い100株のみ購入していた。ホントはもっと多く買いたかったのだがその後値上がりしてしまい買い増しはできずにいた。12月決算なので15,000円の配当はありがたくいただきこの先も保有を続けるつもりだった。

ところが今年の夏ごろになってから今期の配当を90円に減額するという発表が突然あり、株価は大幅に下がってしまった。私も売りたかったのだが就活で忙しい時期だったのでそれどころではなく放置したままとなっていた。この銘柄を買ったのは高配当という明確な理由があったので、高配当でなくなれば直ちに売るのが正しいやり方だと思う。

しかし売るタイミングを逃してしまい2,000円台前半まで株価は下落してしまった。しかしその後少しずつつ値を上げてきたので買値と同じ2,400円でずっと指値で売りを入れていたがようやく先週約定してくれたのだ。やれやれである。2,410円で売れたので売却コストを入れても1万数千円の利益は稼いだことになる。

現在保有している銘柄は高配当銘柄中心なので、万が一減配など発表されてしまうと一気に株価が下がってしまうリスクを常に抱えているのが悩ましいところだ。一応減配のリスクの少ない銘柄を選択しているつもりであるのだが、こればかりはどうしようもない。

そもそも今回の日本ドライケミカルにしたって減配する理由など本来は何もないのだ。業績は極めて順調で上場時と何も変わっていないのだから。地味な銘柄なので上場時に株主を増やすためだけに高配当を目玉にして株主を集めたとしか思えない。こういうのは許せないなあ。

長年勤めた会社を早期退職して半年近くになるが、悲しいかな前の会社の動向はやはり気になってしまう。早期退職制度を利用して辞めたのは自分の意志だったので私は前の会社には何の恨みもない。ただ私の退社後からは悪い意味でのリストラ・モードに入っているようで恨みを抱いて退社をする人が多くなっているらしい。早期退職の条件もどんどん悪くなっていると風の便りで聞いた。私はギリギリラッキーだったのかもしれない。

前の会社とは関係がなくなったと思っていたのだが実は今勤めている会社とは取引があるのだ。入るまでは知らなかったが大手の取引先の一つであった。これにはびっくりだ。勉強不足も甚だしい。本体とではなく子会社との取引だったので気が付かなったようだ。

前に務めていた会社だが、残念がら将来性はかなり暗いと言わざるをえない。若い社長に交代になったものの全く製造業を理解していない人なので全社の舵取りは難しいと思う。実力で社長になった訳ではないのが一番の問題だろう。数値目標を設定して頑張ろう!はいいのだが、具体的なアクションプランに欠けパワーポイントのお遊びに終わっているのが悲しい。

マーケットも同じように見ていると思われ株価も情けないくらいに下がっている。もう一流企業の株価とは言えないレベルまで下落してきてしまった。幸い私は持株会とかはやっていなかったので被害にあわずに済んだが、大幅に含み損を抱えている社員はたくさんいると思う。社員どころか一般の投資家でも利益が出ている人はほとんどいないのではないかと思う。

一番の問題は業績悪化の責任の所在が曖昧なことだと思う。工場の閉鎖や早期退職制度で末端の社員は減らして帳尻を合わせているが、この業績悪化を招いた経営陣そのものは居座り続けているからだ。ようやく社長が代わったとはいえ、現在の業績悪化の責任を追うべき人が社長になったので社員のモチベーションは大いに下がっているのが実態だ。米国流の会社組織にして米国並みの高給だけはもらっているが、経営責任に関しては日本流の責任を明確にしないという"ご立派な"経営をしている企業には将来はないのではないかと思う。

あっそうそう、でも大事な取引先なので潰れはしないでね。

私は中長期で見れば確実に円安に進み、ほどほどのインフレになるのではないかと思っている。ひょっとするとひどいインフレになるかもしれないが、これは正直あまり考えたくも ない状況だ。経済関係の有識者たちの多くは現在の日本のデフレはゆゆしき大問題で、インフレに誘導すべしのようなインフレ待望論のようなものがあるように 見受けられるが私は大反対だ。日本は欧州のように失業率が高止まりしているわけでもなく、現在のデフレのメリットを享受している人の方が多いように思うか らだ。

私はデフレは貧乏人にとってははインフレよりやさしいと思う。何といってもこの20年間近く日本の物価はほとんど上がっていないのだからね。収入も確かに そんなには増えていないが20年という期間で見れば増えている人の方が多いはずだ。私はインフレ真っ盛りの新興国に住んだことがあるのだが物価の値上がり はすさまじいものがあった。物価の上昇に見合うほど収入は増えないので人々はどんどん貧乏になっていくのだ。

インフレになると通貨も相対 的に弱くなり、輸入品もどんどん値上がりしていく。今の日本のように安物の輸入品にどっぷりと依存して生活をしている貧乏人には大打撃になると思う。私は現在 の日本の経済がパッとしないのはデフレによるものではなく、強固な既得権を持つ人たちが経済の変革を阻害して日本経済にとてつもなく大きなコストを負わせ ているからだと信じて疑わない。

再就職をして年収が大幅にダウンしたが、実際生活レベルは全く落ちていない。電気代が上がったりはしてい るものの物価は安定しているからだ。これがインフレ時だったらこんなにのんびりなどはしていられない状況であったと思う。一定の収入があれば金利も低いし 生活しやすい環境であると感じている。日本に住んでいる人にはなかなか理解できないかもしれないが、日本は世界でも指折りの住みやすい国ではないかと思 う。この辺はいつかまとめて書いてみたい。

このところの円安にはちょっと困っている。既に外貨ベースで投資しているものについては含み益が膨らんで結構なことなのだが、私の場合はこれから本腰を入れて外貨投資をしようと思っているからだ。特に米ドルは久しぶりに80円台になるなど切り替えるタイミングがなかなか掴めいないでいる。

円から外貨に切り替えるのにそれほど気を遣わなくても良いではないかという意見もあるだろうが私は嫌だ。株式投資もそうだが徹底的に買値にはこだわりたい。長期スパンで考えれば意味はないのかもしれないが、やはり買値がいくらかになるかはとても大事なことだと思う。損益のベースになるものだからね。

私が次に投資をしようと考えているのはドルベースのETFの購入だ。現在でもそこそこ保有しているのだが、かなり思い切った額の追加資金を投入する計画を立てている。新興国丸ごとETF、地域別ETF、高配当ETF、債券ETFなど買いたいと思う銘柄が多すぎて迷ってしまうくらいだ。外貨ETFに関しては完全な長期保有を考えている。最低でも5年は保有し続けるつもりだ。短期では売買及び為替の手数料で負けてしまうからだ。

特に新興国丸ごとETFにはかなりの期待をしている。現在保有しているのはインドネシアとポーランドだけだが、更に幾つかの国を追加購入する予定だ。買い付け候補となる国は絞ってあるのだが、最終的にどことどこにするか迷っているところだ。インドネシアとポーランドを買い増すことも考えている。地域別だと今が底かもしれない欧州もねらい目かな思っているがまだ早いか?


このところ私の持ち株は極めて順調に推移している。まだマイナスを付けている銘柄も無い訳ではないのだが全体としてみるとかなり調子が良い。本日も大きく下げることを覚悟していたが終わってみれば+0.9%くらいになっていた。私の現在のラインアップは内需中心の高配当銘柄で構成されているからかもしれない。

それにしても最近の日本の株価はかなり頑張っているような気がする。以前であれば前日の米国のNYダウが大きく下落すると日経平均はそれ以上に大きく下がることが非常に多かったからだ。ところが本日などは米国が243ドルと大幅に下がったにも関わらず、日経平均はわずか59円安で留まったとは驚きを禁じ得ない。

一時的にせよNYダウとの連動性が薄れてきているのかもしれない。円安基調なので外人さんの売りが細ってきているのだろうか。何となくだが季節的な要因として10月とか11月は大きく株価が下落するような機会が多いという印象を持っている。私はいつもこの10月〜12月にかけての相場の下落狙って、監視していた銘柄を安値で買うことが多いような気がしないでもない。安くならなければ決して買わないことも徹底している。

新規での買い付け資金はかなり余裕があるので株式を買い増す絶好の機会が訪れれば大勝負に出たいところだ。大きく相場が下落する局面は持ち株も大きく下がっていることが多いので、微妙なところではあるが信用取引をしていないので一時的な含み損は全く気にしないことにしている。

しかしまあ、この先日本の株式相場はどうなるのだろうかね。2カ月ほど前から始まった第二のサラリーマン生活は採用してくれた会社には申し訳ないが、個人投資とサラリーマンの兼務で行くという気持ちでいるからだ。今までは仕事優先で個人投資は余暇の時間に行っていたが、少し方針を変更して日中の時間帯も相場に参加していきたいと思う。とは言っても仕事中にトレードをするということはないと思うけどね。

投資で一番面白いのは何と言っても株式投資だ。株式投資は海外に転勤になった時に一旦全て強制的に解約をしたため数年間お休みをしていた。帰国後してから再開をしたのは昨年の頭からになる。なので株式投資を再開してもうすぐで丸2年になろうとしている。

私の株式投資の成果がはたしてトータルでプラスなのかマイナスなのかちょっと釈然としないところがある。赴任前に強制的に解約した時は利が乗っていた銘柄も負けが込んでいた銘柄もすべて一気に売ってしまうことになったからだ。ただその後リーマンショックで大幅に株価が下落したことを考えると、あのまま保有していたよりも、あの時全部売っておいたのがよかったかもしれないと思えるからだ。

株式投資の何が楽しいかというと私にとっては何と言っても銘柄選びに尽きる。何千と存在する銘柄から熟慮に熟慮を重ねて銘柄を選択するのだ。そしてそれを希望する株価で購入できるまでじっと待つ。そしてやっと買えたその銘柄が大きく値を上げて買値の2倍〜3倍になるのを見ている時の満足感と言ったら例えようもないくらいに気持ちの良いものだ。

自慢ではないがこれまで私はテンバガーになった銘柄を2回ほど保有したことがある。1つはトェンティバガーにもなったけどね。(テンバガーとは買値から10倍に株価がなること)テンバガーになるような銘柄は新規上場株かボロ株のどちらかが多いように思う。そしてテンバガー銘柄を保有するためには長期戦を覚悟しないといけない。買ってすぐにテンバガーになる株はほとんどない。少なくとも1年以上保有し何がしかの大きなカタリストがないとテンバガーは誕生しないと思うからだ。

いずれにせよテンバガーはともかく安値に放置されている銘柄を見つけておき、マーケットに再評価されて株価が上がるまでじっと待つという投資のプロセスは自分に向いていると思う。株価の値動きを追って毎日取引をする手法は私には向いていない。デイトレーダーなんて夢の夢だ。

絶対額は多くはないものの私はFX投資では今までほとんど負けたことはない。私の投資法は今や"化石"扱いのスワップ投資と言われるものだ。チャートを見ながら頻繁に売買する"近代"投資は私には向いていない。高金利通貨を買い持ちしてスワップポイントを稼ぎながら為替の差益も同時に稼ぐという投資法だ。

かつてのようなバカ高い高金利を付けている通貨はないのでスワップ投資は流行らないのかもしれない。高金利通貨は高金利が付くだけの理由があり、通貨としての安定感に欠けボラティリティがとても大きいのが特徴だ。それだけに大儲けもできるが想定外の大損もぶっこきやすい通貨ともいえる。

現在の代表的な高金利通貨は南アフリカ・ランドである。かつては私は英国ポンド一本やりだった時期がある。1万通貨当り300円/日のスワップポイントがついたからねえ。1年間買い持ちしているだけでスワップポイントが約11万円もつくのだから非常に美味しい通貨であった。だが一夜で10円近くも動くことがあり、魔性の通貨として恐れられてもいたが。

先にも書いたが私は現在南ア・ランドを買い持ちしている状態だ。8円台中盤のレベルで買い増しを行っていたのだが買い切れないうちに9円台に戻ってしまい当初の予定よりは保有している枚数は少ない。今のところ毎日数千円のスワップポイントが発生しており貯まり具合を眺めているだけでも結構気分がいい。(笑)買値平均よりもランドが下がってきたので含み益も発生している。

このまま9円台中盤〜後半まで下がってくれれば利益を確定したいところだが、スワップポイントが確実に積み上がっているので慌てて売る必要はないと思っている。また8円台中ごろに戻るようなことがあれば積極的に買いに向かいたいと思う。

私はサラリーマンとなって30年以上になるが、同僚や取引先の人で自分の資産を自分で管理している人にはあまり出会わなかったような気がする。殆どの人が給料をそのまま妻に渡して小遣いをもらうということを聞くにつけ違和感を覚えていた。私は今まで一度も妻に給与明細を見せたこともないし給料や賞与を全額渡したこともないからだ。

毎月給与が振り込まれると一定額を銀行でおろして現金で渡している。銀行口座に残ったお金は全て私が管理して貯蓄や投資に回すのだ。勿論自分用の小遣いも必要に応じて使うが、使ったとしてもたかが知れた金額だ。他の人がどうして自分で稼いだお金を全て妻に渡してしまうのか私には全く理解ができない。

基本的に生活に必要な固定費は私の銀行口座かクレジットカードからの引き落としになってる。なので妻に渡すお金は文字通りの"生活費"だけだ。大半が食費と子供たちへの費用に使われているものと思っている。不足した場合のみ請求が来ることがあるが稀なことだ。

固定費の多くはクレジットカードでの支払いにするとともに一般の支出も可能な限りクレジットカードにして現金を使わないようにしている。私の場合はANAのクレジットカードに集約化をしている。一元管理できるのと勿論マイルを貯めるためである。1回払いであれば金利もつかず現金と支払額は同額な上ポイントもつくからだ。しかもWebで支出の明細管理も確認できるメリットがとても大きい。支出の管理さえきちんと行なっていれば使い過ぎることはない。

私は毎月カードの使用明細をダウンロードしてexcelで確認するようにしている。毎月の支払明細を項目別にその増減を比較すると同時に毎月の支出の明細をグラフ化して管理している。これに銀行から直接引き落とされている明細もダウンロードして追加すれば毎月の資金管理を簡単に実行することができるのだ。数値の手入力は一切無いのでミスすることも少ない。

私は上記の内容で毎月々の自分の資金管理を行なっている。固定費と変動費がわかるとともにキャッシュ・フローもひと目で理解することができるのだ。再就職して毎月の収入は大幅に減ってしまいそうだが、少し贅沢とと思える支出を抑えれば以前とあまりかわらない生活水準は維持できそうだということを確認できたのが幸いだ。

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