三上研究室 春の学会発表成果総括

2019年5月 1日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です

新学期が始まり少し落ち着いたところでGWが始まりました.ひと段落したところで今年の春の学生たちの学会発表について振り返ってみたいと思います.

春は様々な学会が年次大会という年1回の大会を開催したり,若手研究者のためのイベントを用意するなど,学術研究成果を披露する機会が多くあります.

私の研究室では,卒業研究の学生には当初から学会発表できるような成果をあげられるように研究に取り組んでもらいます.最終的に一定の水準の成果が上がった場合,学会で発表してもらうように奨励しています.

今年の学部生17名のうち11名がこの春に合計11件の研究発表をしました.

(1)日本デジタルゲーム学会年次大会

森中 太一,兼松祥央,三上浩司「地面の性質と生物の重量を考慮した足跡のプロシージャル生成」
前島 玄太,兼松祥央,三上浩司「MEJMVision:ロケーションベースVRにおける体験共有手法の提案」
猪巻 美夏,兼松祥央,三上浩司「ゲームキャラクターの自動生成における身体的特徴を考慮した能力値の自動設定」

(2)映像表現・芸術科学フォーラム

小黒由樹,兼松祥央,三上浩司「OGRone:マルチローターを用いた浮遊感覚提示デバイスの開発」
宮崎裕司,茂木龍太,兼松祥央,三上浩司「武装を考慮したロボットキャラクターデザイン支援システムの開発」
院去彰太,茂木龍太,兼松祥央,三上浩司「パーツコラージュ手法による 3D ドラゴンキャラクターのデザイン支援」
佐藤悠太,兼松祥央,三上浩司「SATOBot : ブレインストーミングにおける会話の形態素解析を用いた会議支援 bot」
米山顕広,伊藤彰教,三上浩司「AR ゲームを想定したサウンドデザインツール開発」
青柳柊人,兼松祥央,三上浩司「サッカーゲームにおける選手の姿勢に基づく移動可能範囲の可視化手法の提案」
桑原健吾,兼松祥央,三上浩司「対戦型格闘ゲームにおけるプレイスキル向上のための隙の可視化手法の提案」

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ポスター発表の様子

(3)情報処理学会・エンタテインメントコンピューティング研究会

坂本聡美,伊藤彰教,三上浩司「タッチインタラクションと音で実現する『あたたかさ』〜」

また,これらの発表のうち,小黒君の「OGRone:マルチローターを用いた浮遊感覚提示デバイスの開発」が優秀ポスター賞,坂本さんの「タッチインタラクションと音で実現する『あたたかさ』〜」が第51回研究会研究奨励賞(金賞)を受賞しました.

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写真は小黒君と映像表現・芸術科学フォーラムの委員長

さらに卒業研究の学生ではなく,先端メディア学の学生として,当時学部2年生の鈴木由香さんも日本デジタルゲーム学会年次大会でポスター発表をしてくれました.

研究の詳しい話は,これからひとつづくこのBlogで紹介できればと思います.

ここのところ企業側には4月の「一括採用」から「通年採用」に切り替えて,より勉強した学生を採用したいという動きがあります.現在でも私の研究室の学生は就職活動と卒業研究をうまく両立させています.今のままでも心配はありませんが,もっと研究に集中できるようになったらと思うとワクワクします.

真剣に勉学に励む学生に有利になるといいですね.

文責:メディア学部 三上浩司

大学院生は修了要件に学会での発表があるため,すでに多くの学会で発表しています.この春も下記の4件の発表がありました.

趙博新,兼松祥央,鶴田直也,近藤邦雄,三上浩司「心拍数とその変動に基づくVRホラーゲームの 恐怖制御システムの研究」第9回日本デジタルゲーム学会年次大会,(口頭発表),2019年3月4日

蔡暁然,兼松祥央,鶴田直也,近藤邦雄,三上浩司「身体動揺とSSQを利用した前進色と後退色が VR酔いに与える影響に関する研究」第9回日本デジタルゲーム学会年次大会,(口頭発表),2019年3月4日

橋都純,兼松祥央,鶴田直也,近藤邦雄,三上浩司「映像シナリオ制作における伏線作成支援」映像表現・芸術科学フォーラム(口頭発表),2019年3月12日

周康,兼松祥央,鶴田直也,近藤邦雄,三上浩司「提示音と誘導点を用いたプレゼンテーション時の視線矯正 VR システム」映像表現・芸術科学フォーラム(口頭発表),2019年3月12日

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