あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」

2019年3月12日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

今日はアニメの話題を一つ.
3月9日に本年度の文化庁 若手アニメータ等人材育成事業,通称「あにめたまご2019」 の完成披露試写会がありました.

公募選ばれた4社の制作会社が,若手アニメータを育成しながらオリジナル作品を作るこの取り組み,少し紹介しようと思います.

この,「あにめたまご2019」 では,アニメ業界を代表するようなアニメーターや監督などのプロフェッショナルがサポートする中で,各社の若手にアニメーションの本質をじっくり教える「若手講座」と,それぞれのスタジオでの「作品制作」の2つの構成があります.

どんな素晴らしい講師がいるのかはぜひWebを見てください.
また,作品制作でも,普段は予算や制作期間の問題でなかなかじっくりと一つの作品に取り組みにくいアニメ業界において,ひとつのスタジオで完結する形で制作できる貴重な機会でもあります.この講座(OFF-JT)とスタジオでの制作(OJT)のふたつを活用して人材を育成するプロジェクトです.
私は5年ほど前から,当時は「学の委員」という名前,現在は運営委員の名前で,この人材育成の取り組みを教育機関に広げるための議論をする役割を担って参加しております.
最近では,3DCG制作をする会社も採択されるようになり,手描きだけでなくCGアニメーターも支援対象となっています.
3Dであっても,酔い動きを作るために2Dのアニメーターと同じように動きを観察し設計する必要があるので,そのノウハウを知る機会は貴重です.
そして,私もここで得られた知見を大学の授業などに活かしています.
文責:三上浩司

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