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インド
India
インドは14億人を超える世界第1位の人口を抱える大国で、その経済規模は世界第5位に達しています。他方、道路や鉄道、電力、上下水道などのインフラの整備が急速な経済成長に追い付いておらず、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けても、栄養、保健、ジェンダー等の社会開発面で多くの課題に直面しています。また、毎年1500万人の規模で労働者が増加しており、教育や技術習得などの人的資本の拡充とともに、製造業など、新たな雇用機会を創出する産業基盤の強化が不可欠です。
JICAは過去60年以上にわたり、運輸、電力、上下水道などのインフラ整備と共に、貧困削減、人材育成、医療サービスの向上、投資促進など多岐に渡る支援を多様な開発協力スキームを活用して実施してきました。また、幅広い分野で協力を遂行する観点から、通常の支援に加え、民間セクターやNGOなどとの連携も強化しています。
これらの支援に加え、北東部の開発や産学ネットワークの強化、さらに「自由で開かれたインド太平洋構想」で謳われるアフリカ諸国へのインドとの協力などを通じて、インドの開発を支えるとともに、日印関係の強化に貢献していきます。
Project プロジェクト
JICAがインドで実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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車両基地で車両が整列する様子 ムンバイメトロ3号線建設事業(第五期)
インドでは、近年急速な都市化が進み、特に人口過密となっているムンバイ市では、自動車や二輪車が急増している一方で、公共交通インフラの整備が遅れ、渋滞が慢性化しています。また、大気汚染・騒音などの自動車公害による健康被害も深刻化しています。 この協力では、中西部マハラシュトラ州の州都ムンバイ都市圏において、大量高速輸送システム(地下鉄)を建設することにより、増加する輸送需要への対応を図り、交通混雑の緩和と交通公害減少を通じた地域経済の発展及び都市環境の改善に寄与します。 【事業の目的】 本事業は、マハーラーシュトラ州の州都ムンバイ都市圏において、大量高速輸送システムを建設することにより、増加する輸送需要への対応を図り、交通渋滞の緩和と交通公害減少を通じた地域経済の発展及び都市環境の改善等に寄与するものである。 【事業内容】 1)土木・建築工事(地下区間:約 34 km、地下駅 26 駅、地上駅 1 駅)(国際競争入札) 2)車両保守基地設備調達(国際競争入札) 3)軌道工事(国際競争入札) 4)電気・機械工事(国際競争入札) 5)信号・通信工事(国際競争入札) 6)自動料金収受システム調達(国際競争入札) 7)地下区間換気設備設置工事(国際競争入札) 8)自動昇降設備設置(国際競争入札) 9)車両調達(248 両)(国際競争入札) 10)その他(車両保守基地工事、駅保安設備調達)(国内競争入札) 11)コンサルティング・サービス(入札補助・施工監理等)(ショートリスト方式)
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チェンナイ周辺環状道路建設事業(フェーズ1)
インドでは急速に進む都市化に、交通インフラ整備が追い付いてないことから、特に都市圏での交通渋滞が深刻です。ベンガル湾に面するチェンナイ都市圏でも人口の増加により、交通量が増加、慢性的な交通渋滞があります。同都市圏は、東南アジアに開かれた玄関口としてインド国内外の交通・物流の要所のひとつですが、近年はチェンナイ港の物資運搬に係る処理能力不足が問題となる中、整備・活用が進められている市北部のエンノール港へのアクセス改善が課題となっています。この協力では、エンノール港へのアクセル道路となる周辺環状道路の一区間を建設することにより、急増する道路交通需要への対応を図り、同都市圏の経済発展に寄与します。
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技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
インドで実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
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