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ギニア共和国
Republic of Guinea
ギニア共和国は、西アフリカの大西洋に面した本州ほどの広さの国です。稲作やキャッサバをはじめ様々な農作物を生産している農業国であるとともに、アルミニウムの原料となるボーキサイトや、金、ダイヤモンドなどを産出する鉱物資源が豊富な国でもあります。天然資源に恵まれているものの、経済面では未だ発展途上にあり、経済効率化と国民生活安定の両立が課題とされています。JICAは、持続的成長のための基盤整備を支援すべく、(1)食料安全保障、(2)経済インフラの整備、(3)基礎的社会サービス向上、を重点分野として協力を展開しています。
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Project プロジェクト
JICAがギニア共和国で実施する事業・プロジェクトの情報を提供します。
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第二次首都圏周辺地域小中学校建設計画
ギニアの首都コナクリ市においては、人口流入による就学者数の増加が顕著で、教育施設の整備が追いついていません。同市内の一部の地区では、1学級あたりの生徒数が平均して100名(標準は48名)を超えており、厳しい環境の中で就学を強いられています。この協力では、小・中学校の建設・整備を行いました。これにより、教室不足の緩和を図り、同市における初等・前期中等教育へのアクセスおよび質の向上、ならびに同国の基礎生活分野の改善に寄与しました。 【事業の目的】 本事業は、コナクリ市において小学校及び中学校の建設並びに教室家具等の整備を行うことにより、教室不足の緩和を図り、もって同市における初等教育及び前期中等教育へのアクセス向上並びに質の改善に寄与するもの。 【事業内容】 1) 土木工事、調達機器等の内容 【施設】既存小学校約 8 校約 105 教室及び既存中学校 2 校約 45 教室の増設、小学校 1校約 18 教室及び中学校 1 校約 18 教室の新設、それら小中学校(既存・新設)における附帯施設(管理棟、トイレ棟)の建設(建築延床総面積は約 17,450 m2。教室数等は実施段階における詳細設計結果をふまえ、最終的な計画数量を決定。) 【機材】教室家具(黒板、児童・生徒用机椅子、教師用机椅子、キャビネット)等の整備 2) コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工監理。ソフトコンポーネントにより、学校運営維持管理及び衛生改善にかかる技術指導を行う。
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コナクリ市小学校建設計画(2/2期)
ギニアでは、2012年までに初等教育総就学率を100パーセントとすることを目指していました。しかしながら、高い人口増加率による急激な就学率の上昇のために学校施設整備が追いつかず、首都コナクリ市においては学校施設の不足が深刻化していました。この協力(第2期)では、教室不足が著しい都市部の小学校を対象として、教室の建設と教育関連機材の供与を行うとともに、教員、父兄を対象とした施設、機材の使用・維持管理と衛生管理に関する指導・啓蒙活動も併せて実施しました。これにより、同国の小学校における教育環境の改善に寄与しました。
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コナクリ市小学校建設計画(第1期)
ギニアでは、2012年までに初等教育総就学率を100パーセントとすることを目指しています。しかしながら、高い人口増加率による急激な就学率の上昇のために学校施設整備が追いつかず、首都コナクリ市においては学校施設の不足が深刻化していました。この協力(第1期)では、教室不足が著しい都市部の小学校を対象として、11校111教室の建設と教育用家具や地図や定規などの教育機材の供与を支援しました。この協力によりギニアの小学校における教育環境の改善に寄与しました。
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国道二号線ファラナ橋架け替え計画
本事業で架け替えを行う国道二号線ファラナ橋は、首都コナクリと森林ギニア地方間の交通の要衝として、地方間を移動する多くの車両や歩行者が利用していますが、老朽化による落橋の危険性があり、かつ一車線通行であるために渋滞が発生し物流のボトルネックになっています。また、ギニアは2016年以降平均6%強の高い経済成長が続いており、今後も交通量の増加が見込まることから、交通インフラの改善による渋滞の解消は喫緊の課題となっています。 本事業は、重量の大きい車両の相互交通に耐えうる二車線の橋梁への架け替えを行い、ファラナ橋の交通の安全性を確保することにより、地域間の連結性強化、農産品・生活用品を始めとした国内物流の安定化を図り、また、橋梁につながる国際回廊である国道二号線の機能強化を通じてギニア及び周辺国への物流の円滑化を目指します。 【事業の目的】 本事業は、首都コナクリと森林ギニア地方を結ぶ国道二号線のファラナ市において、アフリカ第三の河川であるニジェール川に架かる老朽化した一車線橋梁を二車線橋梁へ架け替えることにより、交通の安全性を確保するとともに国道二号線の輸送サービスの改善を図り、もって地域間の連結性強化とギニア及び周辺国の物流円滑化に寄与するもの。 【事業内容】 1)施設、機材等の内容 【施設】橋梁(橋長 70m、幅員 17m(車道 2 車線(オートバイレ―ン含む)、両側歩道)及び前後のアプローチ道路(約 503m)の整備、既設ユーティリティ(電気、水道、インターネットケーブル(光ファイバー))の移設 2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容 詳細設計、入札補助、施工監理等。 3)調達・施工方法 建設資機材は現地調達を基本とするが、品質の確保が困難な資材や免税措置により安価に調達できる輸入品は本邦又は第三国調達とする。
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首都飲料水供給改善計画
ギニアでは、特に人口増加の著しい都市部における水不足が経済成長の阻害要因となっています。首都コナクリ市では、人口集中に起因した水需要の増加に対応できず、地区によっては一日に数時間の給水もしくは全く給水されない状況にあり、生産水量の増加が課題となっていました。この協力では、首都コナクリ市におけるイエスル浄水場の拡張工事および送水管路の敷設を支援しました。これにより、従来配水が困難であった地区への配水が可能となり、住民の生活環境、水因性疾患の罹患率の改善に寄与しました。
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国道三号線スンバ橋架け替え計画
ギニアでは、独立後、国内の道路網の十分な整備が行われてこなかったため、都市間道路の整備の遅れ、都市への人口集中を背景にした都市部・郊外における交通渋滞などの問題を抱えています。そのため、国土開発のためのインフラ整備を優先課題としています。国道三号線は、首都コナクリから北部の近隣諸国につながる主要幹線道路であり、西アフリカ諸国経済共同体域内の国際回廊の一部ともなっていますが、同線上に位置するスンバ橋は、建設後50年以上経過しており、劣化・損傷が著しく、かつ、耐荷力不足によって落橋の危険性があるため、低速走行を余儀なくされています。また、交通量が多い状況の中、一車線通行のため通過待ち車両による渋滞が発生し、歩道もないことから歩行者への交通事故も懸念されています。この事業では、スンバ橋の架け替えを行うことにより、交通・物流の改善を図り、国道三号線での円滑な物流促進および経済活動の活性化に寄与します。
- 事業別プロジェクト一覧
- プロジェクト所在地図
技術協力、有償資金協力(円借款)、無償資金協力、草の根技術協力それぞれのプロジェクト情報は以下からもご覧いただけます。
ギニア共和国で実施中のプロジェクトがどの地域で行われているかご覧いただけます。
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