平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊(へいせい-ばーさすしょうわ-かめん-たいせん ふゅーちゃりんぐ-せんたい)とは、スーパーヒーロータイムに悪影響を及ぼす「最強厨」へのカウンターとして作られた映画作品である。
概要[編集 ]
最強厨とは、度を越えて「○しろまる○しろまるの最強は何か」という議論を行う熱心すぎるファンを指す。シナリオ展開等を無視してカタログスペックだけで盛り上がったり、自分の推しを一方的に持ち上げ他のキャラを貶すファシズムのプロパガンダのような主張も少なくない。悪化するとクロスオーバー設定がないにも関わらず他所の作品と勝手に比較し、あっちこっちに火種をばら蒔いていくこととなる[1] 。こういった迷惑なファンは、本来子供向け作品であるスーパーヒーロータイムの作品にもやはり存在している。ファン界隈が血腥くなって子供離れを起こさないよう、特に平成ライダーや近年のスーパー戦隊では「限定的な特殊能力が多く、シリーズ作品との単純な比較は出来ない」という形で最強論争自体を避けさせようとするのが通例である。プリキュアシリーズでも、オールスター作品で各シリーズを同程度の火力として描くことにより作品間の火力調整を行っている。
が、それでも最強厨による論争はなかなか抑えられず、スーパーヒーロータイムは大きなお友達の主張ばかりが通ってしまい閉塞感が否めないものになっていく。中でも「昭和世代」「平成世代」が分かりやすい形で分断されている仮面ライダーシリーズにおいてそれが顕著であり、RXが絶対に最強だとか進化し続けるアギトが最強だとか延々と実の無い議論が繰り広げられ、本来の視聴者層であり素直にヒーローを格好いいと思える小さいお友達は損をするばかりになってしまった。そこで逆転の発想として「公式に答えを用意し、馬鹿な議論を止めさせよう」という案が産まれ、それに基づいて作成された映画が本作品である。
内容[編集 ]
この物語の最たる目的は不毛な議論をさせないように仕向ける事である。したがって、全てのライダーが同一世界上にいるとどうしても話に齟齬が生じる為、主人公は現行ライダーの仮面ライダー鎧武ではなく、世界観の接着剤となる仮面ライダーディケイドとなり、登場するライダーはリ・イマジネーションライダーということになった。故に劇中では過去のTV作品との矛盾が生じている(草加の死の原因、仮面ライダーアクセルが風都を留守にしていることなど)が、それは製作者の無知や大人の事情ではなく、意図的な作劇である。
また、東映まんがまつりのダイナミック作品VSシリーズ[2] に倣いタイトルでは対立を示唆している。序盤で現行の鎧武が1号から、「アーマードライダーなんぞと浮かれとるようだが、俺はお前を仮面ライダーとは認めん」と敵意を向けられたりするが、途中からは共闘するシーンへ移行する。しかし最終的には、平成ライダーと昭和ライダーの大乱闘を経て決着を迎える形となっている。
話を盛り上げる為にスーパー戦隊からはトッキュウジャーの面々とキョウリュウレッドが参戦するが、これは仮面ライダー勢だけでは難しい[3] 巨大戦力戦を描いて迫力を出す為。なので脈絡もなく「同じ1号同士だから」とトッキュウ1号がやってきたり、キョウリュウレッドが突然「ブレイブだぜ!!」と言いながらキョウリュウレッシャーを召喚するが、単なる演出でありシナリオの破綻ではない。
とどのつまり、平成と昭和どちらが強いかという決着に関しては、かつて『仮面ライダー龍騎』のTVSPで電話アンケートで結末を決めたように、今回もネット上でのアンケートで昭和と平成、どちらが勝利するかが決めることになった。
登場人物[編集 ]
平成ライダー [編集 ]
- 平成ライダー10号 仮面ライダーディケイド/門矢士
- 現行作品をしり目に本作の主人公を務める世界を渡るカメラマン。平成ライダーの纏め役を担う。
- 平成ライダー15号 仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰
- 最新作主人公のフリーターという名の無職。現行作品の主人公なのに、やたら説教される気の毒な男。
- 平成ライダー4号 仮面ライダー555/乾巧
- クリーニング屋。『555』の物語は基本的にメインライターの井上敏樹が筆を執らない限りそれは『555』のキャラを使った別作品(巧の中の人・談)なので、本来の歴史とは異なる運命を辿った猫舌たっくん。そのため本作ではバジンたんも修理されたのか存命だ! マスクが似ているという事で敬介との絡みがある。
- 平成ライダー11号L 仮面ライダージョーカー/左翔太郎
- 住所がわかりやすいからという理由ですぐさまもやしに勧誘されたハーフボイルド探偵。帽子の似合う男になった。大人の事情で中盤の決闘までジョーカーのままだったが、演者が大のBLACKオタクだったためこれはこれでよかったのかも。
- 平成ライダー11号 仮面ライダーW
- 終盤ではちゃんとWサイクロンジョーカーとして登場。まあ相変わらず左半分しか喋らないけど。
- 平成ライダー14号 仮面ライダーウィザード/操真晴人
- 前作主人公の無職。終盤でちょろっと変身前も登場し、迷うたっくんを導く。
- 平成ライダー9号 仮面ライダーキバ
- 平成ライダー12号 仮面ライダーオーズ
- 中盤での決闘で上記のメンバーに加わったバイオリン職人という名のほぼ無職と、フリーターという名の無職。定職についてるやつが少なすぎである。
- この7人で昭和ライダーとの最後の決闘に挑むことになるのだが、そのメンバーの選抜理由が......本編を見ていると胸が締め付けられること請け合いである。
- 平成ライダー10号 仮面ライダー電王/モモタロス
- 本編と関係ない所でシャドーラインにやられて退場。終盤ではデカブツ戦に慣れているという理由で戦隊ロボに加わったが、速攻で足にされた。
- 平成ライダー1号 仮面ライダークウガ
- 平成ライダー2号 仮面ライダーアギト
- 平成ライダー3号 仮面ライダー龍騎
- 平成ライダー5号 仮面ライダーブレイド
- 平成ライダー6号 仮面ライダー響鬼
- 平成ライダー7号 仮面ライダーカブト
- 平成ライダー13号 仮面ライダーフォーゼ
- その他平成ライダーの皆さん。滅多に無いトリニティフォームを使用したり、青春の甘酸っぱい思い出のロケットステイツで空を飛んだりと、各々の個性を活かして暴れた。
- 仮面ライダーバロン/駆門戒斗
- 最強厨。RXに白星を治めるという(RXが手加減していたんだろうけど)あり得ない快挙を果たす。
- 仮面ライダー龍玄/呉島光実
- 仮面ライダー斬月/呉島貴虎
- ファブリーズの奇行士とメロンの君の兄弟。本編で滅茶苦茶大変な時期なのに、空気を読んで仲良くバダンと戦った。もう本編にもずっとバダンがいてくれたらよかったのに。
昭和ライダー[編集 ]
- 昭和ライダー1号 仮面ライダー1号/本郷猛
- 言わずと知れた初代主人公。本作ではやたらと顔と声が怖く、やたらと鎧武に厳しい。流石昭和のスパルタ世代である。
- 昭和ライダー5号 仮面ライダーX/神敬介
- ファザコン気味だった海を統べるカイゾーグ。海洋学専攻だったのに、本作では開業医として活動しているので、恐らくGODとの戦いで出席日数が足りなくなって退学して医学部を受け直したのであろう。本郷さんがやたら厳ついので、本作の癒し枠。
- 昭和ライダー2号 仮面ライダー2号
- 昭和ライダー3号 仮面ライダーV3
- 昭和ライダー4号 ライダーマン
- 昭和ライダー6号 仮面ライダーアマゾン
- 昭和ライダー11号 仮面ライダーBLACK
- 中盤の決闘で雁首を揃えて平成ライダーをしばき倒しに来た。結局両者相打ちになったが、オーズをロープアームだけで倒したライダーマンは褒められていいと思うし、ウィザードの巨大化した手でびっしゃげられたアマゾンは泣いていい。
- 昭和ライダー12号 仮面ライダーBLACK RX
- 恒例のBLACKと同時参戦。もうそういうもんなんだと諦めるほかない。
- 昭和ライダー10号 仮面ライダーZX/村雨良/ニセ暗闇大使
- 忍者の異名を持つパーフェクトサイボーグ。終盤までそのとんでもない顔の怖さを活かし、バダンに潜入して計画を打破した、本作のMVP。顔が怖くて得をすることもあるのである。
- 昭和ライダー7号 仮面ライダーストロンガー
- 昭和ライダー8号 スカイライダー
- 昭和ライダー9号 仮面ライダースーパー1
- あまり出番がないまま平成ライダーと相打ちになった方々。むしろ固有の必殺技を使わせて貰った彼らの方が中盤の決闘に来た面々より目立っていた気がしないでもない。でもエレキハンドで直接殴るのはいかがなものかと...。
- 昭和ライダー13号? 仮面ライダーシン
- 昭和ライダー14号? 仮面ライダーZO
- 90年代に制作された作品だが、「平成と昭和でキリよく15-15にしようぜ」ということで昭和に入れられた。まあ石ノ森章太郎御大がかかわった作品ではあるか。劇中ではほぼ空気。
- 昭和ライダー15号? 仮面ライダーJ
- 進撃の巨人。
その他[編集 ]
- 地下帝国バダン
- 本来は『ZX』の敵組織。今回の悪役。基地が妙に狭苦しいのも『10号誕生!!仮面ライダー全員集合!!』オマージュ。
- 葵蓮/仮面ライダーフィフティーン
- 柊の父親。武田信玄のようなデザインの鎧武版ディケイドと呼べる闇のライダー[4] で、現行の鎧武アームズにすら変身できる。なんでバダンが戦極ドライバーを持ってたのかは知らね。
- 昔は蜘蛛の改造人間だったって噂だ。
- 葵柊
- 物語の鍵を握る少年。「裏」の「心」を「受」ける事、それ即ち「愛」なり。
- ダイゴ/キョウリュウレッド
- トッキュウジャーの5人
- 上記の通り巨大戦に参戦。というか、キョウリュウジャーを出すためにバダン首領を骸骨恐竜にしたと言った方が正しい。
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。
後は適当に頑張って 適当に頑張って 下さい。 (Portal:スタブ)
結末[編集 ]
最終的には、戦闘の結果ではなく「たとえ己を犠牲にしようとも、花一輪の為に命を懸ける。その優しさを貫く強さこそ、本当の『強さ』かもしれん」と格言めいた言葉と共に1号が負けを認める事で決着となる[5] 。最強を決める議論自体が無意味、それが「答え」だと訴え最強厨を黙らせようというのが本作品のテーマなのである。
おのれディケイド! 仮面ライダーってなァ、なんて素晴らしいんだ!!
〜 戦いの幕引き について、鳴滝
しかし仮面ライダーにおける最強論争はその後も止まず、結局公式で「全仮面ライダーの能力を持ち、時空を越え過去と未来をしろしめす偉大なる時の大魔王」ことオーマジオウ が今後永遠に最強の座に座り続けるという新しい答えが用意され、ようやくスーパーヒーロータイム最強論争に一つの結論が出ることとなった。
脚注[編集 ]
関連項目[編集 ]
第1期昭和仮面ライダー : | 1号 - 2号 - V3 - X - アマゾン - ストロンガー |
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第2期昭和仮面ライダー : | スカイライダー - スーパー1 - ZX - BLACK - BLACK RX |
第1期平成仮面ライダー : | クウガ(ユウスケ) - アギト(テツヤ・ショウイチ) - 龍騎 - 555(タクミ) - 剣 - 響鬼(ヒトシくん) - カブト(ソウジ) - 電王 - キバ(ワタル) - ディケイド(ツカサ・劇場版) |
第2期平成仮面ライダー : | W(ショウタロウ・フィリップ) - オーズ(フォーム、春映画) - フォーゼ(×ばつスーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦">春映画) - ウィザード - 鎧武(春映画) - ドライブ - ゴースト - エグゼイド(×ばつスーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦">春映画) - ビルド - ジオウ(劇場版) |
令和仮面ライダー : | ゼロワン - セイバー(夏映画) - リバイス - ギーツ - ガッチャード - ガヴ |
その他映像作品 : | シン - ZO - ウルトラマンVS - J - THE FIRST - THE NEXT - G - アマゾンズ - BLACK SUN - シン(映画) |
脇役ライダー : | ライダーマン - タックル - ナイト - シザース - バース - ポセイドン - アクア - バロン - ゲイツ - ウォズ - ブレイズ - エスパーダ - ベイル |
秘密結社・怪人 : | ショッカー - 戦闘員 - 首領 - ジンドグマ - シャドームーン - 剣聖ビルゲニア - グロンギ - アンノウン - ボルキャンサー - ゲルニュート - キバットバットIII世 - 財団X - グリード - ゾディアーツ - バグスター |
漫画・小説・ゲーム : | HERO SAGA - 駈斗戦士 仮面ライダーズ - THE FIRST(漫画) - サモンライド - SPIRITS |
バッタモン : | 仮面ライダーケタック - 仮面ライダー蟹王 - 仮面ライダープリキュア5 - 仮面ライダーディズニー - 仮面ノリダー |
用語 : | ライダーキック - 龍騎の世界 - タイムベント - 巧の仕業 - オンドゥル語 - 電王の世界 |
最初に言っておく!この項目『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』は仮面ライダーに関連した書きかけ項目だ。侑斗の為にも誰か、加筆してくれ! あ、デネブキャンディー、どうぞ。これからも、侑斗をよろしく。 (Portal:スタブ)