仮面ライダーベイル

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『仮面ライダーベイル』とは、1996年に仮面ライダーシリーズ25周年を記念して製作された映画である。ネオライダーシリーズ第4作であり、石ノ森章太郎が最後に関わった仮面ライダーとして知られる。

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概要[編集 ]

本作は1992年に制作された『真・仮面ライダー 序章』の続編として元々立案されていたが、「シンさんが怖すぎて見に来ない」という理由で急遽主人公が変更となり、結果的に別作品となった。その為、物語は「怪人の力に飲まれて暴走する主人公が、心優しい女性とのを築いていく」という『真』に近い設定を流用している。また、『真』は元々仮面もバイクもベルトも無いバッタの化け物が徐々にライダーの要素を取り入れていく、という設定だったため、専用バイクが存在しないという珍しい設定[1] になっていた。それを反映して、本作もバイクアクションシーンは一切ない。(削除) きっと予算が足りなかったのだろう。 (削除ここまで)劇中バイクが登場するのは冒頭で主人公が事故を起こすシーンだけ(台詞のみ)であり、これは初代『仮面ライダー』で本郷猛役の藤岡弘、が事故を起こして入院し、急遽新主人公一文字隼人が登場した事へのオマージュである。

主人公である仮面ライダーベイルは、昭和ライダーの折り返し地点である仮面ライダーストロンガーのオマージュとして、カブトムシモチーフが選抜された。これは当時東映で放送されていた『重甲ビーファイター』(1995〜1996、石ノ森作品ではない)へのアテツケだったともされる。

前作『仮面ライダーJ』が巨大化して宇宙戦艦と戦うという明るい(削除) というかメチャクチャな (削除ここまで)設定だったことの反動か、本作は石ノ森ヒーローらしい悲痛で重厚な救いの無い物語となっている。

あらすじ[編集 ]

白波純平、仮面ライダーベイルは改造人間である!
彼を作り出した組織ノアは人間に潜む悪魔の軍事転用を目論む悪の秘密結社である!
仮面ライダーベイルは、戦いたくもないのに科学実験の為に悪魔と戦わされるのだ!

登場人物[編集 ]

白波純平/被検体071/元太
本作の主人公。バイク事故を起こして死に瀕していた所をノアに回収され、ギフの細胞を埋め込まれて仮面ライダーベイルにされる。常に独房の中に監禁され、悪魔が出てくる旅にのように引きずり出されてひたすら戦わされ続けてきたが、その戦いのさなかに幸美と出会い、人間の心を取り戻していく。
「元太」というのは自分の名前を忘れた純平に幸美が名付けた仮名で、幸美が飼っていた犬の名前。そんなところまで犬扱いかい。
五十嵐幸美
ヒロイン。下町の銭湯「しあわせ湯」のオーナーで、両親を亡くし一人で経営している。瓦礫の下敷きになっていた純平を救い出し、次第に心惹かれていく。
東山
政府の秘密実験組織ノアの所長。人の心に眠る悪魔を覚醒させ兵器転用を目論む極悪人であり、ベイルを用いて純平の両親を殺したのも、バイク事故を起こしたのもコイツの差し金。(削除) 映画の尺が60分しかなくて登場人物が少ないからこういうことになった。 (削除ここまで)
最後は分離したベイルに「邪魔だ」とばかりに瞬殺されてあっけなく死亡。
モデルは言うまでも無く『真』の氷室。
狩崎真澄
ノアの科学者。純平を改造した主治医。東山の非道を知らされてノアを離反する。ベイルと元太の最終決戦後、ベイルを封印して重傷を負い、の中に消える。
伊良部正造
ノアの武装部隊の隊員だが、実はノアの動向を探るためのスパイ。元太たちを逃がそうとした良い人。

登場ヒーロー・怪人[編集 ]

仮面ライダーベイル
被検体071が変身するカブトムシの仮面ライダー。殴りと蹴りしか技が無いあたりがネオライダーらしい。
劇中では1種類しかいない悪魔、生身のノア武装隊員しか相手にしていないので戦闘が地味。
生体的なデザインが多いネオライダーの中では唯一、飛行兵のズボンのような服飾や、メタルヒーローを思わせる分厚い装甲を有するなど異色的なデザインである。
ベイル
純平の心から生まれた悪魔。純平の良心、じゃなかった両親を殺した張本人であるが、それを隠して純平に悪魔討伐の復讐心・敵愾心を煽り立てていた外道。
いわば『人造人間キカイダー』の良心回路ジェミニィとは真逆の「悪心回路」とでも呼ぶべき存在である。
終盤、元太の体内でエネルギーを蓄え続け、遂に元太から分離して専横の限りを尽くし、元太と対決する。
悪魔(量産型)
ノアの改造人間。自らの心の悪意=悪魔に食い尽くされた死者。セミの抜け殻のような外見をしており非常にかっこ悪い。
ノアの兵器実験として野に放たれ、仮面ライダーベイルに狩られるキツネ狩りののような存在。

反応[編集 ]

本作は歴代仮面ライダーシリーズの中でも屈指のダークかつハードコアな作風であり、石ノ森作品の怪奇趣味がよく描かれている、しかもヒーローである仮面ライダーベイルがスタイリッシュでかっこいいとして、ネオライダーシリーズの中でも高い評価を得た。「悪意」がひたすらに暴走して悪魔の形をとる作風は、『人造人間キカイダー』のアンチテーゼとも言える。

結果的に石ノ森章太郎は『ベイル』公開から2年後に帰天したため、冒頭で触れた通り本作が最後の石ノ森章太郎原作の仮面ライダーとなった。しかし、『ベイル』の残した泥臭くも洗練されたアクションやハードな展開はその後の特撮界においても爪痕を残し、4年後の『仮面ライダークウガ』から始まる平成ライダーシリーズの礎を築いたとされる。

その後『仮面ライダーディケイド』においてオールライダーの世界観統一が行われた際にも、ベイルはドライバーが破壊された為登場できずにいたが、公開25周年...すなわち、仮面ライダー放送50周年を記念し、元太と幸美の三人の子供たちが主人公となる正式な続編『仮面ライダーリバイス』が放送されるに至った。同作をもって、元太とベイルとの確執に終止符が打たれることとなった。

脚注[編集 ]

  1. ^ これを反映してか、後述する続編の『仮面ライダーリバイス』の主人公も専用バイクが無い(相棒であるバイスを変形させるエアバイクやスケートボードならあるが)。

関連項目[編集 ]

この項目「仮面ライダーベイル」は、嘘です。よく近所の物知りおじさんが教えてくれた豆知識も大抵は嘘です。
アンサイクロペディアを真に受けてはいけないのです。大事なのは、ジョークを笑い飛ばす心の広さです。

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