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水原容疑者は「私の命綱だった」 日本ハム時代知るクロッタら複雑胸中を語る「ギャンブルの話を一度も...」

[ 2024年4月19日 09:12 ]

日本ハムで同僚だったクリス・マーティン(左)と談笑する大谷(右)と水原容疑者(2018年9月撮影)
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ドジャース・大谷翔平投手(29)の銀行口座から不正に送金したとして「銀行詐欺」の疑いで訴追された元通訳、水原一平容疑者(39)について、かつて日本ハムに所属していたマイケル・クロッタ投手(39)ら複数の外国人選手が複雑な胸中を語った。スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

クロッタは2014、15シーズンに日本ハムに所属。来日後、食料品店での買い物の仕方や飲食店での注文の仕方などを水原容疑者から徹底的に教わったという。また、1年目は妻、息子を米国に残し単身で日本に来たが、2年目は家族も来日。その際、巨大な成田空港で札幌へ向かう飛行機への乗り換えが困難になるのではないかと心配し、水原容疑者がわざわざ札幌から成田まで来てサポートしてくれたと明かし「まったく予測していなかった。彼の仕事の一部ではありませんでしたが、彼はそういう男でした」と異例の行動がクロッタ家族にとってどれほど助かったかと語っている。

さらに、息子が動物好きと知ると、オフの日に家族で円山動物園に行くためのチケットや交通手段を手配したこと、水原容疑者が幼稚園探しを手伝ったこと、息子が病気になった時、医師の診察の予約をするために電話をし、一緒に病院にも同行してくれたという。

クロッタは「彼なしでは私は経験できなかったことがたくさんある。私が望むだけ多くの文化を経験できるように、彼は間違いなく全力を尽くしてくれた」と日本ハム在籍中の献身的なサポートに感謝。その上で日本での時間がとても楽しかったとし「あそこが大好きだった。そして、一平がいなければ経験できなかったことがたくさんある。一平がいなかったら、野球だけでなく日常生活でも私は完全に道に迷っていたでしょう」と振り返った。

また、15年に所属したミッチ・ライブリーも来日後、水原容疑者が銀行口座の開設を手伝ってくれたといい「彼は私の命綱だった。通訳なしでは生きていけない。従業員でなく友人だった」と証言。16、17年に在籍したクリス・マーティンもシーズン中に夫人の妊娠が判明した際、水原容疑者が病院に同行してくれたといい、選手である自身だけでなく家族のサポートも怠らなかったと語る。

だからこそ、異国の地で献身的にサポートしてくれた水原容疑者が、足かせを付けて法廷に出廷した姿に、自分が知っている人物と今、見ている人物が同一人物と思えないとも驚いている。

ライブリーは水原容疑者に兆候があったかどうか尋ねられると「イエスともノーとも、もしかしたら、とも答えられないし、答えようとも思わない」ときっぱり。「ただ、彼がギャンブルの話をするのを一度も聞いたことがない。でも、それが何か意味があるのかどうかはわからない。それが依存症というものでしょう?話さない。隠すんだ」と現在、置かれている水原容疑者の立場を冷静に見つめていた。

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