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秋野太作 出世作「俺たちの旅」に存在したカースケとグズ六の温度差明かす「格好つける場所が...」

[ 2024年2月16日 19:25 ]

秋野太作(2003年撮影)
Photo By スポニチ

ベテラン俳優の秋野太作(81)が16日までに更新されたYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。あの大ヒット作にまつわるエピソードを語った。

秋野の出世作といえば、日テレで1975年から1年間放送された「俺たちの旅」。中村雅俊(カースケ)と田中健(オメダ)、そして秋野(グズ六)の若者3人を巡るドラマを通して、友情や人生の意味を問う群像劇で、幅広い層に人気を博した。

「裏話を言うと、あれだけど...」と切り出した秋野は、「キャスティングが全部決まったのが、撮入(クランクイン)の3日前かな」と打ち明けた。最初、中村以外は別の人物がキャスティングされていたものの、2人が撮影に入る直前に降板。まず田中が決まり、「3人目」として秋野に白羽の矢が立ったという。「オレがNHKで仕事してたんだよ。そしたら鼻の頭に汗をかいたプロデューサーが来て、"お願いします。この台本を読んでください"って。で、読んだら、結構面白いんだよ」。すでに別のドラマが2本決まっていたものの、スケジュールをやり繰りして、何とか1年間、乗り切った。

台本に興味を抱いた秋野と違い、「最初、中村雅俊は台本を読んだ時に不満だったらしい」とグズ六はぶっちゃけ。その理由について、「(雅俊は)格好つけたかったらしんだけど、格好つける場所が(ドラマに)ないんだよ」と打ち明けた。青春ドラマのヒーロー役をイメージしていた中村にとって、普通の日常生活を描いた「俺たちの旅」は肩透かしの内容。「格好悪い(役)なんだよ。そこが分からないんだよ、あいつ」と秋野は当時の「温度差」を苦笑いで振り返っていた。

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