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盲目の芸人・濱田祐太郎、水ダウ出演回で松本人志の返しに「嬉しかった」"インたけ騒動"に思い

[ 2024年2月16日 09:35 ]

濱田祐太郎(2018年撮影)
Photo By スポニチ

「R-1ぐらんぷり2018」王者で生まれつき全盲に近い弱視の漫談家・濱田祐太郎(34)が16日までに、自身のSNSを更新。14日放送のTBS「水曜日のダウンタウン」(水曜後10・00)に出演した芸人インタレスティングたけしについて言及した。

インたけは22年7月放送のドッキリ企画「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説」に出演。先輩で仕掛け人のチャンス大城に叱責されながらも、独特の受け答えを続けて笑いを取った。しかしインたけが吃音者であったことが放送後に論議を呼び、NPO法人「日本吃音協会」が、吃音者に対する差別と偏見を助長するなどとしてTBSに抗議文を送るなど騒動は広がった。

この日の放送では1年半前とは逆に、チャンス大城に芸人引退を告げるドッキリ企画の仕掛け人として出演した。芸人としての仕事にやりがいは感じているが、騒動以降に受けた誹謗中傷など、悩みを打ち明けるインたけの気配で「引退」と悟ったチャンスが必死に阻止しようとする展開に。最後は感謝の言葉に涙するチャンスにネタばらしがされて終了した。

濱田が放送後に投稿した「障害者の芸人もバラエティーにバンバン出して世の中に慣れてもらうことの方が大事だと思う」などのポストは話題を呼び、濱田はこれを受けて新たに音声配信アプリで私見を投稿。

反響の大きさに「ふっと思ったことをぼんやり思ったことを投稿したけど、熱い気持ちで投稿してるって思われてるのかな」としつつ、「障害がある芸人さんがテレビに出る場合はどうしたらいいかって話なんていうのは、福祉番組とか真面目な番組がやればいいわけで。バラエティー番組はそういう芸人さんたちも出るものなんだって世の中に示すためにも、障害のある芸人さんもどんどん出して面白いことをやり続ければいいんじゃないかな。テレビの作り手側の人達が障害のある芸人を番組に出すってことにもっと慣れていかないといけないと思う」と語った。

さらに自身が「水曜日のダウンタウン」に出演した時のことを回想。「1回だけですけど出演したことがあって、『箱の中身はなんだろう、濱田祐太郎最強説』っていう、R-1グランプリ優勝した直後に出させてもらって、めちゃくちゃ嬉しかったわ」と振り返り、「あの時にVTRでカメラ越しに『まっちゃん見てる〜』って言ったんですよ。そしたら現場にいたスタッフたちは笑い声とどよめき。オンエアになったらそのVTR見た松本さんが『お前はまっちゃんのこと見たことないやろ』って返しが凄くて。めちゃくちゃ嬉しかったですね」と松本人志とのVTR越しのやり取りに声を弾ませた。

さらに「その当時はSNSやっていなかったから知らなかったけど、周りの人に聞いたらそれでも文句とか言う人いたみたい」と明かし、今回のインたけの放送についても「世の中の障害のある一般人がいじられて良い気分になるかどうかはその人の性格にもよるし、いじられたくない人もいるだろうけど、テレビに出ている人達はそれを笑いに変えていこう、売りにしていこうとやっているんだから、そこを邪魔するっていうのは全然見当違いなことをしているなって思いましたね」と繰り返した。

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