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太田光 向田邦子さんの形見分けの品への思い「お茶を飲みながら書くといい文章が書けるんじゃ」

[ 2023年1月7日 22:51 ]

「爆笑問題」の太田光
Photo By スポニチ

お笑いコンビ「爆笑問題」太田光(57)が、7日放送のBS日テレ「古舘伊知郎のいまさら昭和 愛すべき愛しき日々」(後7・00)にゲスト出演し、81年に死去した作家・向田邦子さんの形見分けの品について語った。

「あらゆるところで言っているんですけど、向田邦子さんのドラマが大好きで。最初は『時間ですよ』を見ていて」という太田。その後、「寺内貫太郎一家」などにもはまったという。ホームドラマにもかかわらず、死などのテーマを盛り込んだ社会性に驚きを感じたそうで、「ゴールデンタイムでお茶の間でみんなが楽しむところで、ちょっとずつそういうのを入っているんですね。子供心に引っかかっているんですよね」と振り返った。

NHKで向田邦子シリーズとしてドラマ「阿修羅のごとく」が始まると、太田は向田さんの名前を強く認識するように。「『時間ですよ』『寺内―』も向田邦子なんだ」と知ったという。ところが、「この人すごいと思ったとたんに飛行機事故だったから、本当にショックで」と、向田さんが帰らぬ人となった台湾での事故を残念がっていた。

その後、向田さんの実妹と対談する機会があったという。向田作品への思いを熱弁する太田は、「そこまで言って下さるなら、太田さんに形見分けしたい」と言われ、そばちょこをもらったという。スタジオにも持参。「邦子はこれでお茶を飲んでたわよ」と聞き、太田も「自分のものを書く時、これでお茶をついで飲みながら書くと、何かいい文章が書けるんじゃないか」と大事にしていることを明かした。

そばちょこは当時、お手伝いさんが割ってしまうハプニングにも見舞われた。太田は「"どうせ割れるものだから、割ってお手伝いさんが恐縮するものは買わない"と(向田さんが)エッセーで書いていたから、僕もそういう意味で"いいですよ"って言って」と打ち明けた。

しかし、そばちょこが割れた理由を聞くと仰天したという。「"どうして割っちゃったんですか?"って聞いたら、"シーツと一緒に乾燥機にかけちゃって"って。"え〜っ!"って言ったんです」と笑わせた。そばちょこはその後、修復し、事なきを得たという。

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