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【王将戦】8日に世紀の第1局 藤井王将「読みを深めて対応したい」 羽生九段「対局して感じたい」

[ 2023年1月7日 18:40 ]

<第72期王将戦 第1局前日>会見に臨む藤井王将(撮影・河野 光希)
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藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第1局(静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」)の前日会見が7日、市内で行われた。対局者の一問一答。

<藤井王将の一問一答>

――挑戦者に羽生九段が決まってから、どのような準備をしてきたか?
「羽生九段が挑戦者に決まってから、明日からの王将戦を意識してきた。羽生九段は戦型も多彩で、様々な戦型を指される。具体的な戦型に対しての対策を深めるというよりかは、王将戦に向けてだんだん状態をよくしていければ、と思ってやっていた。注目していただけるシリーズになると思うので、期待に応えられるような良い内容の将棋にしていきたい」

――羽生九段はどんな存在?
「将棋界のスーパースター。王将戦7番勝負で戦えることが楽しみです。最近の羽生九段の将棋を見ていると、新しい感覚とご自身の将棋観をミックスして、柔軟に指されている印象。2日制での対局は初めてなので、こちらも読みを深めて対応したい」

――スーパースター同士の対決。この対局は持つ意味は?
「意味づけというのは後からされるもの。今は明日、あさっての対局をいいものにしたいという思いです」

――20歳を迎えて
「20代ということで、これからの時間は大事なものになる。有効に生かしていきたい」

<羽生九段の一問一答>

――藤井王将への挑戦が決まってからどんな準備を?
「挑戦が決まる前から、中継などで見て注目していた。ずっと安定した将棋で、特にここ最近は、さらにその強さを発揮している印象。ただし、棋譜と実際に対局するのでは感じ方は変わってくると思うので、実際に対局して感じたい。せっかくひのき舞台に立つ機会に恵まれたので、その機会にふさわしいような中身の濃い将棋にしたい」

――32歳差での顔合わせ。この対局の持つ意味とは?
「年の差があっても同じ土俵で戦えるのは、将棋の世界ならでは。でも、これくらい離れてしまうと、特にタイトル戦では実現するのは難しいのかな。今回、そういったものを越えて実現できたことは嬉しい。一方で、対戦だけでは大きな意味はない。それに伴った内容、中身のあるものを行うことが大切です」

――昨年度は非常に苦しんだシーズンだったが、挑戦者決定リーグは全勝だった
「手強い方ばかりで、まずは残留を目指した、ある程度星が伸びてからは藤井さんとの対決が実現すればいいなと思っていたので、それが良い方向につながったと思います」

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