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古舘伊知郎 昭和音楽番組の破天荒すぎる動物ハプニング「隅っこにいるんですよ。収容し忘れて」

[ 2023年1月7日 22:31 ]

古舘伊知郎アナウンサー
Photo By スポニチ

フリーアナウンサー古舘伊知郎(68)が、7日放送のBS日テレ「古舘伊知郎のいまさら昭和 愛すべき愛しき日々」(後7・00)にMCとして出演し、音楽番組で起きた動物にまつわるハプニングについて語った。

ゲストの「爆笑問題」とともに、昭和の懐かしい出来事を振り返る番組。当時の音楽番組で多用された、歌手が動物とのコラボについて話した。太田光が「動物、めちゃくちゃだったのがないですか?使い方も。カンガルーをバラエティーに出すっていうんで...」と話すと、古舘は「それね、フジテレビの『夜ヒット』だと思う」と答えた。

古舘の記憶によると、1990年まで20年以上にわたって放送された「夜のヒットスタジオ」の本番後に、実際に起きたトラブルだという。複数の動物を使った撮影後、番組の放送作家が「何か気になって」スタジオを見回りに行ったところ、動物プロダクションに返却し忘れた動物を発見。それが、カンガルーだったという。

古舘は「カンガルーが隅っこにいるんですよ。真っ赤なボクシンググローブを付けて。歌の時に(演出として)いるんですよ。で、1匹だけ収容し忘れて」と説明した。作家は「これは責任問題だ」と大慌て。「カンガルーを連れて、(当時のフジテレビがあった)河田町のアーチをくぐって」、とにかくスタジオからカンガルーを出そうとしたという。

ところが、タクシーでの"同乗"はことごとく断られる始末。作家は仕方なく、衣装室に戻って子供用のトレンチコートやハンチング、サングラスを借り、カンガルーに着用させることにしたという。ボクシンググローブを取ろうとすると怒るため、そのままでタクシーを止めることに。タクシーの運転手は偶然にもボクシングファンで、今度は乗せてくれたという。

カンガルーは作家が自宅で一晩、預かることに。古舘は「アパートの2階に住んでて、外階段から行ったら、カンガルーだからダン!ダン!って(跳びながら上った)。下で"うるせえ!この野郎!"って言われて」と説明した。カンガルーは朝まで興奮状態が続いたといい、「朝までずっとワンツー」と笑わせた。カンガルーは翌朝、作家の家から動物プロダクションに無事、引き取ってもらったという。

あまりにはちゃめちゃすぎるエピソードのためか、当事者ではない古舘は「それは本当の話」としながらも、「もっと尾ひれ羽ひれがついて伝わってると思う」と一言、加えていた。

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