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藤井竜王「千思万考」と記す 最年少防衛の一夜明け会見、持参した色紙を披露

[ 2022年12月4日 10:00 ]

竜王初防衛から一夜明けの会見で「千思万考」と記した色紙を持つ藤井聡太竜王
Photo By スポニチ

藤井聡太竜王(20)=王将、王位、叡王、棋聖含めて5冠=が4日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で初防衛した第35期竜王戦7番勝負の一夜明け会見に臨んだ。会見には現在の心境を記した色紙を持参。「千思万考(せんしばんこう)」とした意図を、「2日制の長い持ち時間の対局で深く考えることができたが、一方で全てを掘り下げて比較することができなかったところもある。これからも持ち時間の長い対局では意識していきたい」と明かした。

藤井は前日、広瀬章人八段(35)を挑戦者に迎えた第6局に勝利し、4勝2敗でシリーズを制覇した。初防衛に成功し、渡辺明名人(38)=棋王との2冠=が05年に達成した21歳7カ月での最年少竜王防衛を17年ぶりに20歳4カ月で更新した。シリーズを通して広瀬が繰り出す作戦を迎え撃っての熱戦が続いたが、結果に満足せず対局ではストイックに読みを入れていく覚悟を4文字にした。

年明けからは第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で羽生善治九段(52)とタイトル戦で初対決する。羽生が9年ぶりに6戦全勝で挑戦権を獲得した挑戦者決定リーグを「注目して観戦した。充実した内容だった」と評価。1月8、9日、静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」で開幕する7番勝負へ向け、「タイトル戦の大舞台で対局できることを楽しみにしている。しっかりコンディションを整えたい」と意欲を語った。

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