[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

阪神・佐藤輝 春の珍事!?実戦13打席いまだ三振ゼロ 課題の三塁守備も失策ゼロ継続

[ 2024年2月21日 05:15 ]

練習試合 阪神2―0韓国サムスン ( 2024年2月20日 宜野座 )

<練習試合 神・サムスン>2回無死、佐藤輝は右前打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

紅白戦でも、国内他球団でも、韓国球団に対しても快音が止まらない。阪神・佐藤輝は2回先頭で右腕の129キロスライダーを引っ張り、鋭いゴロで一、二塁間を破った。「良かったんじゃないですか」。3回は中飛、6回は二ゴロ失策で3打数1安打。今春は11日の紅白戦を皮切りに5試合連続安打に伸ばした。

実戦13打席を終え、いまだ「三振0」の内容が光る。過去3年の春季キャンプを振り返れば、21年は1試合3打席目、22年は2試合6打席目、23年は1試合2打席目で最初の三振があった。レギュラーシーズンでも通算1606打席で449三振。3・57打席に1三振のペースが一転、オフに渡米して足を運んだ最先端野球トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」での打撃改良が確実性向上につながっていることを実証した。

昨季20失策で今春最重要課題だった三塁守備でも「失策0」を継続。6回2死一塁での強烈なゴロをグラブに収めたシーンを振り返り、「ナイスキャッチ!」とサムアップポーズを決めた。試合後はサブグラウンドで恒例の特守。「まだ慣れてないですよ。ミスを恐れずにやっていきたい。足がパンパンで張り切れそうです」と表情も明るい。

馬場内野守備走塁コーチのノックでは三遊間のゴロは右足から動かし、三塁線の打球は逆シングル。1メートル87の高身長で腰高になりがちなため「グラブを下から」を徹底して指導され、好捕の際は一緒にノックを受けていた熊谷から「いいぞ、"下からテルアキ"」の声も飛んだ。「いい感じです。あと1クール頑張ります」。4年目の春の気配が良好だ。(畑野 理之)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年2月21日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /