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ソフトB・今宮 遊撃定位置譲らない!勝負のシーズン"熱男魂"で

[ 2024年2月21日 05:25 ]

ダッシュする今宮(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

野球人生を左右するシーズンと位置付けて真っ向勝負する。ソフトバンクの今宮健太内野手(32)が20日、今週末から始まる対外試合に向けて15年目の決意を口にした。後輩の川瀬らが遊撃のレギュラーを狙って突き上げてきている中、尊敬する松田宣浩氏(40=本紙評論家)のように結果を出してはね返すつもりだ。3度のベストナイン、5度のゴールデングラブ賞の実績を誇る鷹の背番号6が競争を勝ち抜く。

いよいよキャンプも佳境に入ってきた。主力中心のA組も今クール後半の24日から対外試合がスタート。ポジション争いも本格化していく。今宮はショートの定位置を川瀬らと争う。

しっかりと結果を出してつかみ取る。「競争はバリバリ意識してやっていきます。若い選手もそういう気持ちで臨んできていると思う。目の前の目標としてレギュラーを獲ること。それしか考えてないです」と力強く口にした。

ランチ特打では鋭いライナー性の打球を意識したコンパクトなスイングに徹した。「外から見てても大きいスイングをしていなかったと思う。悪いところは大振りになること。自分の中で染み込ませていきたい」。山川、ウォーカーの加入により、昨季よりも打線は破壊力が増す。その中で確実な打撃で存在感を発揮していく。

今季を勝負の年に位置付けている。若手が台頭してきても、簡単に譲るつもりはない。「この一年が先の野球人生にとって大事になってくると思う。一年でも長くやるのであれば、今年の一年なのかなと思っている。それだけ自分の中で重圧などを持ってやっていきたい」と力を込めた。

この日、キャンプ地を取材に訪れた松田宣浩氏の姿も念頭にある。結果を出すことで下からの突き上げをはね返し、36歳シーズンでも全試合出場を果たしている。改めて「頑張れよ」とエールをもらった今宮は「話すだけで勉強になることがたくさんある。いなくなって気付いたこともたくさんあったので」とかつて三遊間でコンビを組んだ先輩に敬意を表した。

今季のテーマは「咲」。もう一花咲かせる。「去年までは選手会長までやらしてもらったが、その肩書もない。勝負に集中してやっていきたい」。遊撃手として89試合出場すれば、松井稼頭央(現西武監督)が持つパ・リーグ最多出場記録の1531試合を更新する。今や鷹のショートの代名詞にもなっている今宮が、不退転の決意で15年目のシーズンに挑む。 (木下 大一)

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