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日本ハム・清宮に400万円治療器 左足首捻挫から早期復帰へ秘密兵器 歩行困難から2日で回復

[ 2024年2月21日 06:00 ]

無償でのレンタル提供を受けた治療器を手に記念撮影する(左から)清宮、羽田野トレーナー(提供写真)
Photo By 提供写真

左足首捻挫で離脱している日本ハム・清宮が、早期復帰へ"秘密兵器"を導入した。医療器大手の伊藤超短波とエクスフィットの協力を受け、総額400万円超の電気治療器とトレーニング機器2台を無償でレンタル。2軍キャンプ地の沖縄・国頭でのリハビリに使われ、滑り込みでの開幕1軍入りを目指す。

キャンプイン直前の先月29日、先乗り自主トレ中に左足首を負傷した。ゲーム復帰まで約5週間の見通しと発表され、開幕へ暗雲が垂れ込めた。当初は歩行も困難で、個人トレーナーを務める羽田野龍丈氏は「彼の場合は足首が外側に向いて捻挫した。腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)が開いてしまい、じん帯を痛めた。骨が折れていてもおかしくなかった」と振り返る。

そこで羽田野氏がメーカーへ相談。伊藤超短波の荒井慧スポーツ事業推進統括は「信頼できる治療家さんに貸し出すことで、最高の治療効果を出してもらえる」と電気治療機器の提供を快諾した。「ハイボルト療法」と呼ばれる高電圧を患部に流すことで炎症を抑え、わずか2日後に通常歩行が可能となった。

またエクスフィットの桑畑亮嗣CEO代表取締役社長も「使用していただくことで効果を実感してもらえる」と電気で筋肉に刺激を与えて鍛えるトレーニング機器を提供。リハビリ中の筋力低下を抑えられ、清宮本人も「キャンプ前より上半身の調子はいい」と語っているという。

回復が進み、今週中にも本格的な打撃練習を再開する予定だ。今年1月には「僕の本塁打数が増えれば、世界もガラッと変わる」と話していた清宮。多くの支えを受け、強くなって戻ってくる。(清藤 駿太)

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