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亀山つとむ氏 打撃好調の阪神・前川、守備&走塁でミスのない判断を

[ 2024年2月21日 05:15 ]

練習試合 阪神2―0韓国サムスン ( 2024年2月20日 宜野座 )

<練習試合 神・サ>初回、飛球を捕球する前川(撮影・須田 麻祐子)
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【亀山つとむ CHECK!】前川が「開幕・左翼」に大きく前進した。2回2死三塁で、カウントを追い込まれた後の内容が良かった。ファウルで粘りながら、直球タイミングでも抜いた球にしっかりと間を取り、右翼席に運んだ。

前日のフリー打撃でも新外国人ゲラの直球を完全に捉えていた。状態の良さは明らかだ。ヘッドが利いた強い打球が飛んでいる。岡田監督が好きなタイプの打者だと思う。しかも試合の中での対応力も増している。高卒3年目、成長は加速している。

同様に期待された井上や野口がキャンプ後半にアピールできていない。違いは先を見据えたコンディションづくりだ。前川は昨春キャンプ直前に故障し、シーズンでも体調不良で離脱を余儀なくされた。反省を忘れずに課題を克服したことが結果になっている。キャンプだけでなく、シーズンを通してプレーする...という強い思いを感じる。

打撃をこのままキープして、守備、走塁の状況判断でミスなく対処することが、これからは求められる。2回の左翼線への打球にはカットに低く速い送球ができていた。逆サイドに体が流れる左投げの左翼手の泣きどころを、いかに克服するか。冷静に慌てないこと。これがポイントだ。 (スポニチ本紙評論家)

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