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共通番号制度のカラクリ

マイナンバーで公平・公正な社会になるのか?

共通番号制度のカラクリ

共通番号制度で本当に利便性の高い公平・公正な社会が実現するのか?制度の全体像とその狙い。

著者 田島 泰彦
石村 耕治
白石 孝
水永 誠二
ジャンル 社会問題
出版年月日 2012年11月10日
ISBN 9784877985318
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり

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消費増税と一緒に準備されたのが共通番号制度である。全国民に番号を付与して、所得、社会保障給付、医療情報など個人情報を一体的に把握し、利便性の高い公平・公正な社会を実現するというのがそのうたい文句である。しかし、本当にそうなのか。共通番号制度のカラクリを解剖する。
共通番号制度(マイナンバー)を考える――情報は誰のものか(田島泰彦)
第1部 Q&A共通番号制度を読み解く(水永誠二)
Q1 共通番号制度(マイナンバー)で国民全員に番号が付けられるそうですが、どう利用されるのですか?
Q2 国民全員に交付されるICカード(個人番号カード)とは、どんなものですか? どう使うのでしょうか?
Q3 共通番号制度が導入されれば、便利になったり公平になったりするのではないのですか?
Q4 「給付付き税額控除」、「総合合算制度」を実施するのに、共通番号制度は不可欠ではないですか?
Q5 ICカードがあれば災害の時に役に立つと聞きましたが、本当ですか?
Q6 プライバシーの侵害が心配されていますが、どうしてですか?
Q7 第三者機関の創設や罰則の強化など、政府のプライバシー保護対策は有効ではないのですか?
Q8 導入にはどのくらいの費用が必要なのでしょうか?
Q9 将来、民間での共通番号の利用が拡大すると言われていますが、どういう仕組みなのですか?
Q10 制度のスタートまでに、どんなスケジュールが想定されているのでしょうか? 今後の課題は何でしょうか?

第2部 共通番号制度で暮らしは便利になるのか?
1 共通番号で医療はどうなる?(知念 哲)
2 共通番号で課税の公平・公正は実現できるのか?(辻村祥造)
3 共通番号で社会保障はどうなる?(黒田 充)

第3部 共通番号制度の目指す社会とは?
1 住基ネットから共通番号制度へ、どこが違い、どこが問題か(白石 孝)
2 在留管理制度の転換と「共通番号」制度――全人口を識別し振り分ける日本(西邑 亨)
3 共通番号制度と秘密保全法はどう関係あるのか(瀬川宏貴)
4 言葉の変調――番号制度に反対から賛成へと転じるメディア(小笠原みどり)

第4部 グローバルな視点から番号制度のあり方を探る
番号制度の国際動向と共通番号制度(マイナンバー)(田島泰彦)
各国の番号制度の比較(石村耕治)
1 アメリカの共通番号制度――共通番号の悪用で成りすまし犯罪者天国に(石村耕治)
2 ドイツの分野別限定番号制度――共通番号は憲法違反の国(石村耕治)
3 オーストリアの分野別限定番号制度
――セクトラル・モデルの採用で徹底したプライバシー保護(石村耕治)
4 スウェーデンの共通番号制度――完全なデータ監視のもとで生かされる社会(石村耕治)
5 インターネット時代の韓国住民登録番号制度――ベストマッチの落とし穴(小笠原みどり)

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