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壊憲 翼賛報道

04〜07年メディア検証

壊憲 翼賛報道

重罰化・冤罪・表現の自由の危機......〈憲法改悪=壊憲〉を先どりする人権侵害について、メディアは何を伝え、何を伝えていないか。

著者 山口 正紀
ジャンル ジャーナリズム
出版年月日 2008年08月23日
ISBN 9784877983857
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり

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わが国唯一といえる「人権と報道の検証史」第3弾。重罰化・冤罪・表現の自由の危機......〈憲法改悪=壊憲〉を先どりしたあらゆる場面での人権侵害について、メディアは何を伝え、何を伝えていないか。
まえがき

第一部 現場で考えた'04〜'07報道検証

2004年
安田弁護士無罪判決 だいやまーく「悪徳弁護士」報道の検証も必要だ
日本軍性暴力とイラクだいやまーく過去に目を閉ざすうちに......
「少年事件」公開捜査だいやまーく蔓延する「さらし者」容認の思想
「九・一一」後の報道だいやまーく立ち上がる新しいメディア
裏金作りと恵庭冤罪事件だいやまーく「うそは北海道警の始まり」です
北陵クリニック事件 だいやまーく迫られる〈犯人視報道〉の検証
北陵クリニック事件 だいやまーく判決も権力チェックの対象だ
イラク・日本人拘束事件だいやまーく被害者・家族攻撃を煽る『読売』
『読売』改憲二〇〇四年試案だいやまーく「有志連合軍」参加への道作り
立川・反戦ビラ弾圧 だいやまーく〈言論・表現の自由〉はだれのもの?
佐世保事件だいやまーく初期集中報道の〈限界と弊害〉
朝日新聞「取材と報道」指針だいやまーく「書く側」本位の実名原則論
松本誤報と恵庭冤罪事件だいやまーく初期報道の誤り正す公判報道を
熱海署不当逮捕事件 だいやまーく問われる権力チェックの報道姿勢
映画・三浦和義事件 だいやまーく再現された〈報道冤罪〉の恐怖
警察の裏金作り報道 だいやまーく全国紙は『道新』の闘いに学べ
JR浦和電車区事件 だいやまーく公安御用達の「過激派」報道
続・熱海署不当逮捕事件だいやまーく〈人質司法の犯罪〉伝える報道を
新聞労連記者研修会だいやまーく「ウソつき依存の事件報道」脱却へ
恵庭冤罪事件だいやまーく裁判で見えてきた〈真犯人の工作〉
「紀宮婚約」報道だいやまーく皇室翼賛報道をリードする『朝日』
長野県警「犯人扱い」事件だいやまーく〈松本の教訓〉を学ばない『週刊新潮』
『新潮45』恵庭冤罪事件記事だいやまーくなんとおっしゃる「うさぎ」さん


2005年
敗戦から六〇年のメディアだいやまーく民衆の側に立ち権力と対峙する〈報道の原点〉へ
新年社説に見る憲法 だいやまーく改憲派全国紙に対抗する地方紙
『新潮45』恵庭冤罪事件記事だいやまーく「事件の娯楽商品化」を問う提訴
NHK番組改変問題だいやまーく「泥仕合」にさせてはならない
「死刑容認八割」報道だいやまーく「国家殺人容認」への世論操作
「ビラまき逮捕」報道だいやまーく死語と化した〈権力チェック〉
「警察裏金」問題だいやまーく内部告発を生み出す報道とは
毒ぶどう酒事件・再審決定だいやまーく〈自白偏重報道〉の検証も必要だ
「言論の自由」と憲法だいやまーく九条改悪と連動した権力の言論攻撃
JR脱線事故報道だいやまーく〈分割・民営化〉問い直す視点を
恵庭冤罪事件・控訴審結審だいやまーく地元メディアの姿勢が変わった
群馬県警「内部告発」だいやまーく裏金隠しに加担するメディア
「知的障害」者の冤罪だいやまーく〈司法の犯罪〉を暴いた調査報道
フジテレビ株主総会だいやまーく果たされなかった説明責任
自民党「改憲要綱案」だいやまーく危険な本質見逃す「朝毎」の報道
敗戦六〇年目の夏だいやまーく〈原点〉からの戦争・報道検証を
〈八・一五〉の落差だいやまーく「日韓言論人シンポ」に参加して
『朝日』虚偽報道問題だいやまーく「虚報体質」を培養する事件報道
「市民メディア」の可能性だいやまーく韓国『オーマイニュース』に学ぶ
恵庭冤罪事件・控訴審判決報道だいやまーく「証拠なき有罪」を報じない全国紙
小泉首相・靖国参拝だいやまーく本質逸らす「外交問題化」報道
自民党・新憲法草案だいやまーく「改憲」で問われる新聞の立場
『文春』「浅野告発」記事だいやまーく匿名・伝聞による闇討ち報道
布川事件・再審開始決定だいやまーく報道検証で冤罪加担の責任を
若手記者の「事件」だいやまーく彼らを追いつめたのはだれか

2006年
犯罪被害者の報道だいやまーく匿名発表を招いたのはだれか
「愛知・幼児殺害」無罪判決だいやまーく「警察頼りの自白報道」の責任は?
安田弁護士事件・控訴審だいやまーく〈検察の犯罪〉伝える裁判報道を
沖縄密約・吉野証言だいやまーく〈政府のウソ〉許さない追及報道を
『読売』の「戦争責任」報道だいやまーく「ドンはブレーキを踏んだ」のか
北陵クリニック事件・控訴審判決だいやまーく報じられない「迅速裁判」の暴力
愛媛県警の裏金資料流出だいやまーく後追いされない『朝日』スクープ
北陵クリニック事件だいやまーく原点から事件・報道の再検証を
記者の闘いだいやまーく〈企業の論理〉と対峙する〈志〉を
「鹿砦社」裁判だいやまーく〈明日は我が身〉の言論弾圧
天皇制と戦争報道だいやまーく新聞のタブーに挑む読者の〈声〉
光市事件判決報道だいやまーく重罰化を煽るだけでよいのか
「鹿砦社」判決報道だいやまーく言論弾圧は他人事になったのか
「ミサイル」発射報道だいやまーく「米・日の挑発」を隠す二重基準
昭和天皇「靖国メモ」だいやまーく神話を再生産する「大御心」報道
「八・一五靖国」報道だいやまーく〝主役〟盛り立てた「小泉劇場」中継
「紀子出産」報道だいやまーくメディアが強要した「列島祝福」
「徳山高専事件」だいやまーく問い直すべきは、報道の役割だ
恵庭冤罪事件・上告棄却だいやまーく報道されない〈現代の暗黒裁判〉
「北」核実験と制裁決議だいやまーく「核保有国の二重基準」問う報道を
国民投票法案審議だいやまーく「壊憲への一歩」報じないメディア
迅速裁判の実態だいやまーく司法のリンチ化に加担する報道
映画『それでもボクはやってない』だいやまーく記者が忘れた〈裁判への怒り〉
反リストラ産経労だいやまーく一三年目の都労委「棄却」決定
『日本はどうなる2007』だいやまーく〈市民の敵〉になったメディアーー人権侵害を繰り返す「事件の商品化」報道

2007年
死刑と報道だいやまーく厳罰化世論を煽ったのはだれか
恵庭冤罪事件『新潮45』訴訟だいやまーく事件の商品化にも「ほど」がある
映画『チョムスキーとメディア』だいやまーく〈ニュースを見る目〉が変えられる
事件と裁判報道だいやまーく重罰化を煽る弁護人バッシング
「鹿砦社裁判」二審判決報道だいやまーく「言論有罪」に無関心でいいのか
「国民投票法案」報道だいやまーく〈壊憲手続き〉に手を貸す大手紙
「沖縄密約訴訟」判決報道だいやまーく伝わらない〈肩すかし判決〉への怒り
「国民投票法案」報道だいやまーく中身が伝われば広がる反対の声
在日朝鮮人攻撃だいやまーく政治弾圧に手を貸すメディア
「被害者参加制度」審議だいやまーく「裁判のリンチ化」を防ぐ報道を
光市事件裁判報道だいやまーくテロを煽る弁護人バッシング
「イラク参戦法」延長だいやまーく〈戦時下の暮らし〉伝える報道を
「鹿砦社裁判」上告棄却だいやまーく言論弾圧を黙認したメディア
「愛知・幼児殺害」逆転有罪だいやまーく〈自白偏重判決〉に無批判な報道
参院選と政治だいやまーく〈上っ面報道〉で揺れる危うい世論
北九州市・餓死事件だいやまーく「行政の連続殺人」追及する報道を
ユニオンYes!キャンペーンだいやまーく〈貧困化〉と闘うメディア創り
光市事件裁判報道だいやまーく公開リンチと化す〝テレビ法廷〟
『ヘラルド朝日』裁判だいやまーく問われる「編集/労務」の二重基準
富山冤罪と引野口事件だいやまーくメディアの責任も問われている
裁判員制度と報道だいやまーく報じられない〈被告人の不利益〉
恵庭冤罪事件『新潮45』訴訟だいやまーく報道被害再発を容認した控訴審
光市事件テレビ報道だいやまーくBPOに「放送倫理」検証を要請
『日本はどうなる2008』だいやまーく冤罪はなくせるかーー問うべき警察・メディア・裁判所の「共犯」




第二部 壊憲状況に抗う視点

能「不知火」奉納に立ち会って鎮魂、回生への祈り、そして〈私たち〉は

敗戦六〇年、翼賛化するメディア天皇・新聞の戦争責任と「改憲」報道を考える

安倍政権の危険な体質を露呈させた対NHK「放送命令」

袴田事件にみる冤罪と事件報道

九条を一条に憲法・天皇制とメディア

裁判をリンチに変える「被害者参加制度」


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