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メディアが市民の敵になる

さようなら読売新聞

メディアが市民の敵になる

『週刊金曜日』(1999〜2003)連載のまとめ。拉致・北朝鮮報道批判とそれをめぐる記者職剥奪・退社への顛末。

著者 山口 正紀
ジャンル ジャーナリズム
出版年月日 2004年08月23日
ISBN 9784877982225
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

第1部は『週刊金曜日』(1999年8月27日〜2003年12月19日)連載のまとめ。第2部は拉致・北朝鮮報道批判とそれをめぐる記者職剥奪・退社への顛末。人権がテーマの待望の報道年鑑第2弾!
第1部だいやまーく現場で考えた’99〜’03報道検証
全日空機ハイジャック だいやまーく 主体性のない実名報道転換
「オウム進出」トラブル だいやまーく メディアが煽った「住民不安」
神奈川県警不祥事 だいやまーく?根腐れ?は全国警察もメディアにも
「オウム排斥」報道 だいやまーく 新・破防法に手を貸すメディア
甲山事件無罪確定 だいやまーく メディアがふれない報道責任
メディア法規制 だいやまーく 国家管理に動き出した自民党
「実名報道」被害 だいやまーく 匿名原則を求める報道被害者
神奈川県警不祥事 だいやまーく 「警察の犯罪」監視はだれの役割か
文京区「お受験殺人」報道 だいやまーく 「歪んだ母性」報道を超えた叫び
死刑執行報道 だいやまーく 「死刑大国」を支える世論操作
皇太子妃「懐妊の兆候」報道 だいやまーく 祝意を強要したメディア
性差別広告規制 だいやまーく 問われる週刊誌の使命
犯罪被害者報道 だいやまーく 「犯人より怖い」無神経な取材
週刊誌広告規制 だいやまーく 〈報道リンチ〉に加わる新聞
桶川事件 だいやまーく 悩み考える地元紙記者
「少年実名報道容認」判決 だいやまーく メディアは社会的制裁機関か
少年事件と実名報道 だいやまーく 「常識」超える深い思考を
「サツ回り」記者 だいやまーく 新人教育も見直しが必要だ
相次ぐ少年事件 だいやまーく 厳罰論を煽る「凶悪化」報道
虚報「サリン研究」 だいやまーく 公安に操作・?活用?される記者
報道と精神科医 だいやまーく 偏見煽る診察抜き「談話」
新「新聞倫理綱領」 だいやまーく 実践支える制度改革が必要だ
「記者会見指南書」問題 だいやまーく 内閣記者会は「共犯者」か
サンディエゴ事件 だいやまーく 現地紙引用にも報道責任
個人情報保護法 だいやまーく 権力の法規制防ぐ報道改革を
国立二小・日の丸問題 だいやまーく 処分煽った『産経』怪文書
京都・日野小事件 だいやまーく 地域を壊す〈取材被害〉
国立二小・日の丸問題 だいやまーく 『産経』が触れない事実
警察の不祥事報道 だいやまーく 転換迫られる取材・報道姿勢
警察取材と若手記者 だいやまーく 悩みのなかに報道改革の灯
アレフ信徒の不当逮捕 だいやまーく 違法捜査を助長する報道
『毎日』の紙面検討委員会 だいやまーく 問われる報道被害への認識
人権審「人権救済機関」提言 だいやまーく 権力と報道の一体化を問え
少年事件と法「改正」 だいやまーく 立ち直りを支える報道を
「大荒れ成人式」報道 だいやまーく 逮捕=実名は大人の仕事?
「人権救済機関」問題 だいやまーく 説得力欠く新聞協会意見書
新聞の実名報道 だいやまーく ホームページが報道被害増幅
日弁連の人権機関構想 だいやまーく 決断を迫られるメディア
「日の丸・君が代」強制 だいやまーく 「知る権利」に応える報道を
データベースの報道被害 だいやまーく 誤報訂正はだれの責任か
映画『日本の黒い夏 冤罪』 だいやまーく 見えてこない誤報の構造
「恵庭OL殺人」事件 だいやまーく 崩れてきた初期報道の構図
続「恵庭OL殺人」事件 だいやまーく 見込み捜査を見直す報道を
人権擁護推進審議会答申 だいやまーく どう防ぐ 報道への権力介入
大阪・児童殺傷事件(池田小事件) だいやまーく 冷静な議論封じ込める報道
「公民教科書」と離婚報道 だいやまーく 「女は家庭」で一致する価値観
沖縄・米兵性暴力事件 だいやまーく 「新聞が書かないこと」とは?
「恵庭OL殺人」事件 だいやまーく 露呈した検察の性差別意識
『FOCUS』廃刊 だいやまーく いじめ・のぞき写真の敗北
北陵クリニック事件(仙台・筋弛緩剤事件) だいやまーく 捜査監視報道の目を摘むな
大阪・児童殺傷事件(池田小事件) だいやまーく 「精神病歴報道」が残したもの
米「テロ報復戦争」報道 だいやまーく 権力側情報を見直す視点を
米「テロ報復戦争」報道 だいやまーく 〈過去〉を繰り返さないために
犯罪被害者の人権と報道 だいやまーく 報復・対立から〈癒しと和解〉へ
米「テロ報復戦争」報道 だいやまーく なぜ戦争反対といえないのか?道連れ自爆?に向かう新聞
〈ビンラディン〉呼称論議 だいやまーく 本質をそらす社会的制裁論
サッチー騒動と裏金報道 だいやまーく ワイドショー化が進む新聞
「集団的過熱取材」 だいやまーく 根本原因不問の業界対応策
「9・11」と「10・8」報道 だいやまーく 無視される米空爆の犠牲者
「9・11」と新聞の危機 だいやまーく 専門記者はどこに消えたか
『新潮45』の恵庭事件報道 だいやまーく 小説と混同した犯人断定記事
外相更迭・外務省報道 だいやまーく 新聞もスカートを踏んできた
帝京大事件報道訴訟 だいやまーく BRCの存在意義を問う判決
『新潮45』の恵庭事件報道 だいやまーく 支援者の抗議に鉄面皮な回答
メディア法規制と反対運動 だいやまーく 自問すべき〈報道の加害責任〉
憲法記念日の社説から だいやまーく 九条を蝕む「一条のタブー」
メディア規制法案 だいやまーく スリカエ容認の『読売』修正案
冤罪と報道被害訴訟 だいやまーく 〈時効〉で逃げる加害メディア
『日工』不当解雇訴訟 だいやまーく 〈産経残酷物語〉に否!の判決
和歌山毒カレー事件 だいやまーく 「捜査協力者」になった報道機関
人権擁護法案と国連の懸念 だいやまーく 自戒すべきは、犯人視報道
メディア法規制と報道被害 だいやまーく 「報道の自由」をかざす前に
日朝交渉報道 だいやまーく 問うべきは日本の侵略責任
「能登沖不審船」報道 だいやまーく 欠落した「公正・冷静・反省」
日朝首脳会談 だいやまーく 「拉致一色」報道が隠す日本側の侵略責任
和歌山毒カレー事件 だいやまーく 裁判報道にも続く「犯人視」
女性運動バッシング だいやまーく 沈黙・加担するメディア
「金髪先生逮捕」事件 だいやまーく 〈本当のこと〉を伝えない新聞
メディア法規制 だいやまーく 報道被害者の声を聞こう
日朝交渉報道 だいやまーく 日本人が向きあうべき問題は
拉致報道とバッシング だいやまーく 翼賛メディアの報道統制だ
日朝交渉と拉致報道 だいやまーく 植民地支配への沈黙を問う
日朝交渉報道 だいやまーく 外部の圧力で「記者職」剥奪
拉致報道と植民地支配 だいやまーく 〈被害者の立場〉の二重基準
記者の「言論の自由」 だいやまーく 新聞にも情報公開が必要だ
桶川事件国賠訴訟 だいやまーく メディアも報道の問い直しを
教育基本法「改正」答申 だいやまーく 危険性を伝えない新聞報道
「恵庭OL殺人」事件 だいやまーく 「可能性」の積み重ねで有罪判決
「国鉄改革」報道検証 だいやまーく 権力と一体化の無残なモデル
「記者職剥奪」問題 だいやまーく 「外部の圧力」は「想像の産物」か
「三浦さん万引き」報道 だいやまーく 冤罪被害者への理不尽な攻撃
裁判員制度 だいやまーく 予断を招かない事件報道を
有事=戦時三法成立 だいやまーく 「大政翼賛」の道を歩む大新聞
裁判員制度と報道再論 だいやまーく 「国民の関心」は「知る権利」か
新聞労連JTC だいやまーく ジャーナリズムを死なせない
五八回目の「8・15」 だいやまーく 「終戦の詔書」の問い直しから
万景峰号バッシング だいやまーく 震災八〇周年、蘇る虐殺の構造
ブッシュの戦争 だいやまーく 大メディアが伝えなかったこと
司法制度改革と報道 だいやまーく 自主規制の制度作りを急げ
長崎「男児殺害」事件 だいやまーく 家裁決定が問う報道のあり方
長崎「男児殺害」事件再論 だいやまーく 限界・弊害を露呈した初期報道
「石原発言」報道 だいやまーく 極右の妄言を批判しない新聞
反リストラ産経労の闘い だいやまーく ビデオが暴く企業と裁判の退廃
死刑制度と報道 だいやまーく 応報感情を煽るだけでいいのか
「どうなる? 2004年 年を越す の課題」 だいやまーく 有事体制作りのもとで進む権力肥大と人権侵害


第2部だいやまーく翼賛化するメディアと記者職剥奪
拉致一色報道が隠す〈未清算の過去〉-- 日朝交渉はいかに報じられてきたか

はじめに
日朝国交正常化交渉と「9・17日朝首脳会談」の問題点
1 日朝国交正常化交渉の経過
2 「9・17日朝首脳会談」
〈過剰と欠落〉--拉致・朝鮮非難一色に塗りつぶされた日朝首脳会談報道
1 ナショナリズムを煽る朝鮮断罪報道
2 「日韓方式」への無批判な報道
3 報道されない〈未清算の過去〉
おわりに


新聞記者の〈言論の不自由〉を考える

問題とされた『週刊金曜日』連載
「新たな社内規定」問題
その場で「昇格人事」を断った
仕事より「社内の立場」優先の外圧人事
社外メディアで発言することの意味
自らへの批判を許さない「権力としてのメディア」



〈居直りのナショナリズム〉に負けない

始まった新たな戦前
加害者の汚名を逃れて被害者へ
最後のターゲット、憲法九条
言論・報道機関の自殺行為


さようなら読売新聞 -- あとがきに代えて

「最近の読売」を嘆くOBたち
「社論一本化」のしめつけ
目を覆う「9・11」後の体制翼賛化
「自己責任論」に火をつけた読売
「人質」非難のキャンペーン
ジャーナリズムの責任放棄



ミニ用語解説

『ニュースの虚構 メディアの真実』にじゅうまる内容一覧






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