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一極集中報道

過熱するマスコミを検証する

一極集中報道

メディアスクラム、メディア規制、遺体映像の扱いなど、報道の問題を論じながら、マスコミ不信を克服する方策を探る。

著者 松本 逸也 編著
ジャンル ジャーナリズム
出版年月日 2006年06月25日
ISBN 9784877982942
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

第1部=メディアスクラム、メディア規制、遺体映像の扱いなど、報道の問題を論じる。第2部=アジアプレス・野中章弘氏と対談。マスコミ不信を克服する方策を探る。
第1部 マスコミの過熱報道と特ダネ意識

だいやまーく日本初の脳死移植をめぐる報道の過熱ぶり
はじめに
報道の経過
にじゅうまるドナー発生、侵されるプライバシー
にじゅうまる再度の脳死判定へ
にじゅうまる法的脳死と判定
にじゅうまる臓器摘出・搬送・移植手術
マスコミへの批判事例と検証
にじゅうまる事例1 侵されたプライバシー
にじゅうまる事例2 マスコミのマナーの悪さ
にじゅうまる事例3 低質な表現
にじゅうまる事例4 その他の現象
インターネット上のマスコミ批判
二例目以降も繰り返されたプライバシーの侵害
求められる報道姿勢とは

だいやまーく米大統領選、歴史的大誤報 -- 出口調査の落とし穴
はじめに
出口調査機関一社に頼り切ったマスコミ各社
迷走する米メディア
誤報の新聞はオークションに
脚光浴びる出口調査
出口調査の弱点
権力に隙を突かれない慎重さを

だいやまーく「お受験殺人」にみる、思い込み報道の危険性
はじめに
事件のあらまし
パターン化した発想が「お受験」に
「お受験殺人」のイメージを決定的にした続報
落とし穴にはまった毎日新聞の勇み足
軌道修正を余儀なくされたメディア
マスコミへの批判相次ぐ
過去の教訓を今再び

だいやまーく集団的過熱取材とメディア規制の動き
「正義の味方」から傲慢な存在へ
メディア規制化への報道被害と自民党の対応
メディア規制に火を点けた自民党「五五年体制」の崩壊
「人権擁護法案」の問題点
「個人情報保護法案」(民間対象)の問題点
「青少年有害社会環境対策基本法案」の問題点
「集団的過熱取材」の主な事件例と過熱報道が起こる根拠
集団的過熱取材の自粛とメディアの対応
政治に左右されない自浄能力を

だいやまーく北朝鮮拉致被害者の報道合戦
はじめに
過熱した拉致被害者の帰国報道
「北朝鮮の情報操作に乗った」
二大紙とも似たような大見出し
メディアの宿命
「週刊金曜日」による単独会見
「週刊朝日」の無断掲載
慣れと思い込みからの脱却を

だいやまーくイラク戦争報道にみる遺体映像の扱い
はじめに
世界を駆けめぐった衝撃の遺体写真
にじゅうまるアメリカ -- 「ソマリアの悪夢」
にじゅうまるロシア -- チェチェン紛争
にじゅうまる日本 -- 「三島事件」
ホワイトハウスの世論操作
米民間人虐殺映像
情動に訴えたイスラム武装勢力による人質映像
イラク人捕虜の虐待写真
戦争写真の歴史と遺体写真の扱い
思考停止からの脱却を

だいやまーく誤報がもたらした騒動二例
はじめに
「コーラン冒涜事件」の〝誤報〟はなぜ起きたのか
にじゅうまる根底にあるものはマスコミの「思い込み」
にじゅうまるされなかった「裏付け」取材
にじゅうまる余波
「アンコールワットはタイのもの」発言にカンボジア人は怒った
にじゅうまる根底に内在する感情
にじゅうまる女優発言はどうして歪曲されたのか
デマ報道の怖さ -- 確たる裏付け取材を

だいやまーくスタッフカメラマンに求められるジャーナリズム精神
宇宙船アポロ13号と米兵の死
アジアの身近なベトナム戦争 --「日本人の目で戦争写真を」
単純思考の危うさ -- 東京で作られるニュース写真のイメージ
アメリカの担保が求められるアジアの大ニュース
「カラ手形」の紙面獲得
スタッフカメラマンは何を考えたのか
求められるジャーナリスト精神


第2部 対談*「分断」は克服できるか
ーー過熱するマスコミへの警鐘として
×ばつ野中章弘(アジアプレス代表)]

過熱化した時代背景
平均化したニュース感覚
「質」か「部数」か
読者任せ
ニュースの価値づけが求められている
深化するマスメディアの官僚化
天皇報道の過熱ぶり
不可解な責任体制
立場を明確に
思考停止から脱却できるか
メディアリテラシーが必要
過熱報道は多様性を切り捨てる
国民の縮図がマスコミだけれど

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