投稿

会期最後の週末となった6月22日(土)。 特別展「縄文土器とその世界」関連の体験講座・第3弾! 「"縄文の仮面”土面をつくろう」を開催しました。 「土面」とは、約4000年前の 縄文時代後期ごろ からつくられはじめた遺物です。 ムラのまつりに使われた、土で焼いて作った仮面(お面)と考えられています。 作り始める前に、 特別展の会場で 本物の「土面」をチェック。 担当学芸員の説明を聞いたあと、 いよいよ自分だけの土面づくりスタートです。 まず、一人分の粘土の3分の2ほどを使って、土面の本体を作ります。 のし棒を使い、 うどんやクッキーを作るみたいに粘土をのばします。 青いエプロンが目印の当館ボランティアの皆さんから、 「土面の大きさは、大人の手のひら(約16cm)くらい。厚みは2cmくらいにすると良いですよ」とアドバイスをもらいながら進めていきます。 平らにのばせたら、周りをきれいにカットします。 まる、さんかく、しかく…好きな形で自分だけの土面を作ります。 縄文人の気分になって、縄目や貝がらを使って文様を描いたり、 残りの粘土で作った飾りをつけて、更に個性的にパワーアップ! 粘土が固まった後でも顔にピッタリとフィットするように、 丸めた新聞紙にのせて形を整えたら、完成です! 最後に、参加者全員で記念撮影。 みんなユニークな土面ができたよ~。 特別展関連の講座は今回が最終回。 ですが考古博物館ではいろんな体験講座を実施しています。 今からでも参加可能な体験講座を当館のホームページ ( http://www.hyogo-koukohaku.jp/ )で紹介していますので、 興味のある方は、ぜひご参加ください。
明後日の日曜日で特別展「縄文土器とその世界-兵庫の1万年-」が閉幕します。 見に行きたいな~と思っていて、行きそびれていたなんてことはありませんか? この週末なら間に合いますよ。 お急ぎください。 兵庫県出土の縄文遺物がこれだけまとめて見られるのもあと2日。 教科書に載っているような火焔型土器(新潟県津南町出土)や宇宙人のような目をした遮光器土偶(青森県つがる市出土)も展示していますので、この機会にぜひご覧いただきたいです。 会場前には、火焔型土器の巨大オブジェを展示しています。 記念写真も好評です。 佃遺跡から持ち帰った本物の貯蔵穴も展示しています。 最終の日曜日は、13時30分から14時まで、特別展の解説会を行います。 ひょうごの縄文時代を彩る展示品が一堂に。 お見逃しなく! お待ちしてます !!
6月16日(日)に、体験講座・第2弾 「縄文土器文様のペン立てをつくろう!」を開催しました。 前日に続き、特別展「縄文土器とその世界」の関連の講座なので、 縄文文化を代表する“火焔型土器”をモデルにして作ります。 後方の青いエプロンを着用した当館ボランティア(考古楽倶楽部)の皆さんが作り方を教えてくれます。 実際に作りはじめる前に、 火焔型土器のイメージをふくらませようと特別展の会場へ。 担当学芸員から、土器の形や文様について説明をうけました。 「縄文人はこの土器を料理を作るお鍋として使っていました」 「突き出たところは鶏頭冠突起(けいとうかんとっき)といいます。1つの土器に4つ見られます」など説明を聞きながら、早くもどんな形を作ろうか?真剣に土器を見つめる人も。 独特のデザイン、よ~く観察してくださいね。 途中お昼休憩も挟みつつ、 火焔型土器の鶏頭冠をモデルにしたペン立てを作っていきます。 まず粘土をほどよいサイズに切り分け、棒状に伸ばし、 形の基礎となる「粘土ひも」を作ります。 太さが揃った粘土ひもを作るのがコツとのことですが、 なかなか難しい…。真剣です。 少しずつ形が出来てきました。 倒れないように補強を加えつつ、細部を作りこんでいきます。 縄文人の気分になって、 自分だけのオリジナル装飾も加えて… 完成です! 皆さんの作品です。 これから10日ほど乾燥させ、博物館の窯で焼くので、 お渡しできるのは約半月後になります。お楽しみに、もうしばらくお待ちください。 いよいよ会期ものこり少なくなってきた特別展。 火焔型土器をまぢかに見るチャンスですので、ぜひご来館下さい。
今年度の体験講座が始まりました。 第一弾は、“ハンぺルマン” 引っ張ると踊る土偶をつくろう!  今回つくる「ハンぺルマン」は、ひもを引っ張ると手足が上下する人形のことです。 ハンぺルマンとはドイツ語で、意味は “手足をバタバタする人” とのこと。 こんな人形をどこかで見たことありませんか?  ↓ ↓ ↓ ひもを引っ張ると  このように手足が動きます。 講師の兵庫陶芸美術館の藤田 淳 所長補佐兼学芸課長と、 ご協力いただいたハンぺルマン作家のよねざわともみさんです。 現在当館で開催中の特別展「縄文土器とその世界」の関連イベントでもありますので、 人形のモデルは、縄文芸術の代表といわれている遮光器土偶です。 (特別展は6月23日まで開催中ですので、ぜひお越しください) まず人形に色塗りです。色鉛筆で丁寧に塗っていきます。 色使いで土偶の雰囲気が変わります。 子どもたちも色を迷いながら塗っています。 色塗りの次は型どりです。ハサミで慎重に輪郭をたどります。 「あまり線ぎりぎりに切らずに大きめに切ってください」と注意がありました。 手際よくハサミが進みます。 切り終えて人形の形に並べます。 ここからひもで手足をつなげていきます。 裏返して作業します。 ハンぺルマンの秘密の部分です。ひもの通し方が難しいです。 講師の先生に手を取って教えていただきました。  ひとまず形ができました。 ひもを引っ張ると・・・ 手足が動きました。動きに愛嬌があります。 無事完成です。 参加者の皆さんです。 カラフルな遮光器土偶が踊っていました。 楽しかったですね~。 今からでも参加可能な体験講座がいろいろあります。 当館のホームページ( http://www.hyogo-koukohaku.jp/ )で紹介していますので、ご覧ください。
恒例の、地元蓮池小学校5年生による赤米の田植えです。 いつも雨が心配な時期ですが、今日はそれほど暑くもない薄曇りの天候で、 小学生の田植え体験にはちょうど良い天気でした。 最初に注意と説明をしています。 「稲は、鉛筆を持つ要領で持って……」 真剣に聞いていました。 準備運動もしっかり行います。 子どもたちが腰痛になることはないと思いますが、念のため。 今回使用する田んぼは、東西約23m×南北約21mの広さ。 ここに1~4組の児童がクラスごとに順番に交代して植えます。 *     *     * 植える稲は、対馬赤米と総社赤米の2種類の赤米に壱岐黒米、ヒノヒカリ、ハリマモチの5種。壱岐黒米は、夏に開催する長崎県の一支国(いきこく)博物館との連携企画展に向けて、今年度から新たに植える品種です。 田んぼに足を入れた途端、一斉に「キャー」という声が。 多分初めてですよね、田んぼに裸足で入るのは。 これも子供たちには貴重な経験です。 苗は1か所に3本ずつ植えるので、束から3本数えて抜きます。 張られたロープに等間隔につけられた赤い目印のところに植えていきます。 「苗は深くしっかり突き刺してくださいね」と、注意がありました。 7列目。そろそろ慣れてきました。スピードアップです。 次の2組が到着して準備運動を始めました。 1クラス当たり、幅5mを担当します。 どろどろの足を田んぼ脇の水路で洗います。 冷たい水が気持ちよくて、夏は足湯よりいいかもしれませんね。 最終の4組がスタートします。 いよいよあと1列になりました。 もう少しです。 児童たちのガンバリで稲が植えられた田んぼ。 稲がきれいに並んでいますね。上出来です。 これから稲を育て、雑草を取り、虫を取り…と手をかけていきます。 稲刈りは10月16日の予定です。 その時を楽しみにしててくださいね。 田植えの様子(動画)です。

過去の記事一覧

もっと見る 一部のみ表示