きょうは、バックヤード見学ツアーの特別版、 小学生限定の「こどもスペシャルツァー」を実施しました。 小学生が15名、元気に参加してくれました。 あっという間に定員オーバーとなり、 急遽、通常のバックヤード見学ツァーも実施しました。 今回はごめんなさい。 最初に博物館の仕事について説明がありました。 「発掘して、きれいにして、調査して、記録に残して・・・・」 バックヤードの最初は、写真撮影室です。 みんなに遺物になってもらいました。 「まがたま」「どうたく」「はにわ」の3班に分かれて 記念撮影をしました。 写真は帰りにプレゼントしました。 遺物整理室です。早速体験です。 まず、土器の接合と補強の体験をします。 破片を合わせてみます。 パズルのようにうまくはいきません。 根気が必要です。 土器を補強しています。接合剤の調合が難しいです。 続いて拓本です。古銭の型を取ります。 拓本を乾かすのが難しいです。 うまくとれたかどうか、図鑑と見比べて確認します。 最後は保存処理の体験です。 最近出土した鉄製品の錆取り作業をしてみました。 実際と同じように研磨機で削りました。 とても貴重な体験です。 これは木片の表面処理です。蒸気をあてて綺麗にします。 「蒸気を当てすぎてもだめだからね」と 言われ、慎重に作業を進めます。 はいっ!本日はお疲れ様でした。 「楽しかったですか~」と聞くと、みんな手を挙げてくれました。 この中から将来の考古学者が育ってくれればうれしいですね。 体験はありませんが、通常のバックヤード見学ツアーは 8月22日と29日にも行われます。 作業の様子が間近で見られますので、是非ご参加ください。
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8月 5, 2018の投稿を表示しています
連日の厳しい暑さ、体調はいかがですか。 考古博周辺は蝉の大合唱です。 暑くなりすぎると蝉はあまり鳴かなくなると聞きますが、 考古博周辺は少し涼しいのでしょうか。 西にある狐狸ヶ池と東側の大中遺跡公園の森のおかげかもしれません。 ・・・・でもやっぱり暑いです! 狐狸ヶ池の周囲に蓮の葉が広がっています。 白く点々と見えるのがスイレンの花です。 水位が安定している池などに生息するようです。 直径10㎝程度の大きさです。 日本で見られるのは、スイレンの中でもヒツジグサ(未草)という種類です。 とてもかわいいです。 池をよく見ていると直径1㎝程度の大きさの こんな可愛い花も見つけました。 調べてみると、菱の花でした。 大中遺跡公園のイチョウです。 枝が折れそうなくらいに、 実(銀杏)がいっぱいついていました。 これが秋の主役になるのですね・・・・。 暑い中、ぶらり散歩で見つけた考古博の夏の一コマでした。