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11月 25, 2018の投稿を表示しています
11月17日(土)に、姫路市の宮山古墳周辺を巡るイベント「遺跡ウォーク」を開催しました。 秋の紅葉を楽しみつつ、約7Kmを約4時間かけて歩きます。 最寄駅で集合し、いざ出発! 最初に訪れたのは、壇場山古墳。県内で3番目に大きな古墳です。 「日本一古墳の数の多い県は?」「え、奈良?」 「実は兵庫県なんですよ」などとクイズをしつつ歩きます。 頂上には、露出した長持形石棺の蓋が!(ちなみに竜山石)。 お次は、すぐ近くにある山之越古墳へ。 けっこう急斜面。「足元に気をつけて~」 更に歩き、播磨国分寺跡で奈良時代の空気を感じたあとは・・・ 姫路市埋蔵文化財センターに到着! ここで昼休憩。 展示を見たあとは、いよいよ今回のメイン、宮山古墳へ。 副葬品として、渡来系の装飾品や大刀などが大量に納められていた、と学芸員から解説がありました。(現在当館で 装飾大刀 を展示中。12月2日まで) ウォーキングは進み・・・最終目的地、見野古墳群へ。 19基もの古墳が点在しています。 最後は、「姫路の石舞台」と呼ばれる10号墳の前で記念撮影。 全員ケガもなく、楽しいウォークでした。
古代のたたらをまねて、製鉄に挑戦しました。 ひょうご考古楽倶楽部の主催です。 体験広場で行いました。 てきぱきと準備が進められ、多くの見学者を迎えました。 強制的に空気を送り込み、温度を上げて砂鉄と炭を燃やします。 砂鉄と炭が溶けて混ざって固まると鉄になるのだそうです。 温度、空気量、など調整がすごく難しいんですって。 こんなに炎が出てますが、残念ながら今回は 十分な温度が得られず、うまくいかなかったようです。 炉の上から写真を撮るだけでとても熱かったです。 炉をばらしていきます。使っている部材は市販されている七輪です。 炉の一番下です。鉄のような塊や小片が幾つかあります。 左から順に積み上げて炉にしました。 今後の研究に状態を分析することにしました。 純度はよくないですが、少し鉄の塊ができていました。(真ん中のトレー) 棒磁石にくっついているのが解りますか。 今回の実験を通じて、数多くのデータとノウハウが得られました。 今後さらに実験を重ねて、古代の人々の技術に近づきたいと考えています。 ------------------------------------------------------------- 実験の様子(動画)です。 -------------------------------------------------------------