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【大阪マラソン】新星の国学院大・平林「ロス五輪狙っていきたい」 前田監督も期待「4分台も出せる」

[ 2024年2月25日 13:37 ]

大阪マラソン ( 2024年2月25日 大阪府庁前〜大阪城公園前の42・195キロ )

優勝した平林(左)と国学院大の前田監督
Photo By スポニチ

今年の箱根駅伝5位の国学院大のエース・平林清澄(3年)が、初マラソンで衝撃のレースを見せ、2時間6分18秒の好タイムで優勝した。青学大の横田俊吾(現JR東日本)が保持する日本学生記録(2時間7分47秒)はおろか、西山和弥(トヨタ自動車)の初マラソン日本最高(2時間6分45秒)も大幅に更新した。

会見では「良い練習できていた。自分がやったことをしっかり出そうという気持ちで、気負いすぎずスタートした。行けるところがあれば行きたいと思っていて、行き切れたのは良かった」と振り返り「正直、凄い楽しかった」と笑顔を見せた。

32キロすぎから仕掛けたが「流れに合わせて走っていこうと思っていた。初マラソンだったので、自分で動かそうと思っていなかった。アップダウンで勝負どころかと思った」と語る。応援に駆けつけた国学院大の有志の応援に応える余裕もあった。その後は「後ろは小山選手かと思ったら、キッサ選手だった」と言い「前に出てくれねえかなと思いながら、開き直って自分のペースで押そうと思った。最後の高架下で引きちぎってやろうと思った」と振り返った。

パリ五輪代表の選考対象からは外れているが、来年の世界選手権東京大会、28年ロサンゼルス五輪へ向けての新星。「次のロス五輪は代表を狙っていきたい。まだまだ先の話ですが、4、5年後には来る。もっともっと強くなっていきたい」と意気込みを口にした。

国学院大の前田康弘監督は夏から周到な準備をしていたことを明かし「学生記録を狙える手応えがあったので良かった」と語り「箱根駅伝の代表だと思って来ている。箱根駅伝も実業団に負けないレベルまで来ていると証明したかった」と胸を張った。

4月から4年になるが、実業団入りする卒業後も前田監督との師弟関係を継続するという。「展開次第では(2時間)4分台も出せる」と期待を寄せた前田監督は「本格的な勝負は次のマラソン。いろいろなものが降りかかってくるが、それを超えられる逸材だと思う。まだまだ行ける。それを楽しめたら」と話した。

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