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北青鵬事件に揺れる宮城野部屋 師匠不在、稽古再開未定も...「みんなで同じ方向を向いて頑張るだけ」

[ 2024年2月25日 04:30 ]

部屋を後にする北青鵬を見送る宮城野親方
Photo By スポニチ

大相撲の幕内・北青鵬(22=宮城野部屋)の暴行問題による引退から一夜明けた24日、宮城野部屋の力士たちは先行き不安な胸中を吐露した。

23日の理事会において、北青鵬の引退届を受理。さらに、監督義務違反等に問われた師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は委員から年寄への2階級降格と報酬減額処分が下された。また、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)では所属する伊勢ケ浜一門の別の親方が師匠代行を務めること、4月以降は同一門が宮城野部屋を一時預かりとすることも決まった。

師匠代行は現状では未定。有力視されている部屋付きの間垣親方(元幕内・石浦)はこの日「何も聞いていない。分からない。連絡を待つだけ」と話すにとどめた。

春場所が2週間後に迫り、26日には番付発表を控える。通常なら翌27日から大阪の宿舎での稽古が始まるはずだが、関係者によると、稽古の再開時期は不透明な状況という。

また、千秋楽恒例の打ち上げパーティーを中止する方向であることも分かった。大阪の後援者らとの会食も複数キャンセルとなり、部屋全体として"自粛ムード"になっているようだ。

師匠不在で稽古再開時期は未定...。暴行事件の被害者らも含む17人の力士たちに、調整面などで影響が出ないか心配される。

その中でも、首の大ケガからの復帰を目指す元幕内・炎鵬(29)は「僕らは集中して自分の相撲をやっていくしかない」と前を向いた。幕下以下の力士たちからは「みんな親方が大好き。みんなで同じ方向を向いて頑張っていくだけ」といった力強い声も上がった。

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