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朝乃山 未開催の大関昇進パーティー 「もう1回上がればできる」 大阪で先代高砂親方のお別れ会に出席

[ 2024年2月25日 16:42 ]

先代高砂親方のお別れの会で参列者を見送る(左から)元おかみの恵夫人、高砂親方、朝乃山
Photo By スポニチ

昨年11月に67歳で亡くなった大相撲の先代高砂親方(元大関・朝潮)の長岡末弘さんのお別れの会が25日、大阪市内で行われ、元大関の朝乃山(29)らが出席した。先代高砂親方は初土俵(78年)も大関昇進決定(83年)も初優勝(85年)、引退(89年)も春場所。都内では今月5日に開いたが、大学時代(近大)を過ごした大阪でも実施された。

謝辞では、元おかみの恵夫人が「朝乃山の大関披露をできませんでしたので、(支援者への)恩返しとして、感謝申し上げたいと一生懸命頑張っていた」と闘病中の思い出を披露した。朝乃山はコロナ禍が始まった20年春場所後に大関昇進。謝辞を聞いた朝乃山は、「もう1回上がればできる」と大関復帰への思いを新たにした。

新型コロナのガイドライン違反による1年間の出場停止処分を経て、22年名古屋場所で三段目から復帰。昨年九州場所で東前頭筆頭まで番付を戻したが、直前の秋巡業で左ふくらはぎを痛め、出場が中日からと遅れたため4勝4敗7休。西前頭7枚目へ落とした今年初場所は、9日目から右足関節捻挫で4日間休場したが、初日から7連勝の貯金が大きく9勝3敗3休と勝ち越した。

あす26日に番付発表を控える春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)では横綱大関戦がある幕内上位への復帰が有力視される。「しっかり稽古をして、いい結果で恩返ししていきたい」と意気込みを語った。

「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」。近大の細井美彦学長も担当した弔辞。朝乃山の母校でもある近大の校訓は、まさに先代高砂親方に当てはまると回想する。「改めて愛されていたんだと感じます」。その思い出も胸に、春場所前の調整は出稽古中心に仕上げるという。

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