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テイラー・スウィフト「アイラブユー、東京!」 来日公演が東京ドームで開幕 米グラミー賞受賞から2日後

[ 2024年2月7日 21:23 ]

東京ドームで来日公演をスタートさせたテイラー・スウィフト(TAS Rights Management)
Photo By 提供写真

米歌手テイラー・スウィフト(34)の来日公演が7日、東京ドームで開幕した。パワフルかつキュート、そして圧倒的なパフォーマンスで観客5万5000人を大興奮させた。

米ロサンゼルスで4日(日本時間5日)に発表された第66回グラミー賞で、史上最多の4度目となる年間最優秀アルバム賞などを受賞。6日に来日したばかりだが、開演から疲れをみじんも感じさせない。ハイレグ風のギンギラな衣装でグラウンドのど真ん中の花道ステージに登場すると、2019年のアルバム「ラヴァー」の「Miss Americana & the Heartbreak Prince」でスタート。「コンバンワ!」と日本語であいさつ。しばし話すのをやめて、待ちわびた5万5000人の大歓声に聞き入ると、幸せそうな笑顔を浮かべた。

2018年11月の同所での公演以来、5年3カ月ぶりの来日公演。「東京、みんなに会えて幸せです。あなたたちはファンタスティックな気持ちにさせてくれる」と感謝すると、「ちょっと試したいことがあるの」と切り出した。「みんなに会うのが久しぶりだから。私がこうやってみんなを指さしたら、どうなる?」と言って自身の左側を指すと、その方向の観客は大歓声そのまま指を右方向にぐるりと動かしていくと、自然と大きなウエーブになった。

昨年3月にスタートしたワールドツアーの日本公演。今年12月まで25カ国52都市をめぐり、151公演を行うビッグツアーだ。タイトルを「THE ERAS TOUR」と名付け、自身が歩んできた音楽人生18年の「ERA(時代)」をすべて見せる内容。9作のアルバムから数曲ずつ披露し、それに合わせてステージの演出、衣装も替えるこだわりよう。初期の「フィアレス」、日本でも大ヒットした「レッド」「1989」などのアルバム、グラミー賞受賞作の最新アルバム「ミッドナイツ」まで、それぞれの作品で発揮してきた魅力を存分に披露した。

トークではグラミー賞の受賞から始まっためまぐるしい1週間について触れる場面も。

「本当にみんなに感謝することばかり。今週はすごい週だった。わかってると思うけど、東京に来るのが本当に楽しみだったの、そして私は今ここにいるわ!」と話し、「そして他に感謝したいのは、グラミー賞でクレージーなことがあったこと。本当にたくさんのことがあったけど、もし今晩なにか受賞してステージ登壇するするとしたら、新アルバムをアナウンスしようって決めてたの。もし、受賞しなかったら、実は東京、この場で解禁しようとしてたの」と明らかにした。

「でもラッキーなことに受賞できたから、ここではもっとアルバムのことを詳しく話せる」とうれしそうに話すと大歓声が沸き起こった。「ずっと隠してたんだけど話せてうれしい。次のアルバムはセルフポートレートを頑張ったので。ミッドナイツを書き終わった後、すぐに新しいアルバムを実は書き始めてて、USツアー中も作り続けてて、2年間くらい書いていたわ。そしてついに作り終えたの」と充実感たっぷりに語った。

終盤は「フォークロア」のコーナーはしっとりと聴かせ、「1989」からは「Shake it Off」「Bad Blood」などアッパーなチューンで観客は熱狂。そしてサプライズはその後、公演ごとに曲目の異なるアコースティックコーナー。「まだライブで歌ったことがない曲」と言ってギターの弾き語りで、「Dear Reader」を披露した。

最後はグラミー賞受賞作の「ミッドナイツ」のコーナーへ。「Anti―Hero」「Bejeweled」などを大人の色気たっぷりにパフォーマンス。さらなる高みへと上っていく今のテイラーを見せつけた。

疲れも感じさせずに3時間20分、45曲をパワフルに歌唱した。「本当にありがとう!アイラブユー、東京!」。最後の最後まで笑顔でステージに立ち続け、笑顔をふりまいたテイラー。1人で東京ドームを制圧するかのような圧倒的な存在感で、5万5000人の視線を集め続けた。

公演は10日まで4日間連続で開かれる。

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