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田崎史郎氏 自民の裏金アンケート、設問2つに「もともとは野党が要求...早くやらないといけないから」

[ 2024年2月7日 11:58 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて5日に開始した党所属の全国会議員を対象にしたアンケートについて言及した。

質問事項は、派閥の政治資金パーティーに関し、政治資金収支報告書の収入について過去5年間の記載漏れの有無金額を尋ねる2点のみ。A4用紙1枚のみで、記載が漏れた経緯や理由、金の使途などは尋ねておらず、自由記述欄もない。

岸田文雄首相は衆院予算委員会で「来週早々に取りまとめる」と説明。2日に開始した、森山裕総務会長、小渕優子選対委員長ら党執行部による、収支報告書に不記載があった議員への聞き取り調査と合わせて「党としても必要な説明責任を果たしていきたい」と述べている。一方、野党は「ただのアリバイ作り」と批判している。

田崎氏は「これは、もともとは野党が要求したもの。アンケートをやればいいんじゃないかと先週に言われて、それならやりましょうかって言って始めた。しかも急がないといけない。今、予算審議に入っている途中なんで早くやらないといけないということで、こういう形式でやったんじゃないかなと思いますね」と話した。これにコメンテーターで社会起業家の安部敏樹氏が「いやいや、急がなきゃいけないって...もう少しやれるでしょ」と言うと、田崎氏は「これで終わりじゃないんですよ。だから、疑わしきものがあったら、またやると思うんですけれども、自民党は自民党で不記載をした人たちのリストは持っていて、ある程度、確証が高いものを持っている上でこれ(アンケートを)やっているんですよ」と説明した。

安部氏がなおも「不記載やっていたかってことを確認するためだけにアンケートをしているってことですか?その裏取りするために、不記載が『なかった』『あった』に丸つけさせるためだけで終わっているってことなんですか?」と聞くと、田崎氏は「そうそうそう」とうなずき、安部氏は「それだったらやらなくていいんじゃないですか」とばっさり。田崎氏は「やらなくていいってなると...そりゃ、野党がやれって言ってるわけだから」と言い、安部氏は「野党がやれと言ったからといって、形だけのものをやりましたっていうコミニュケーション自体がもったいない。やるんだったらちゃんとやりなさいってことですよ」とあきれた表情を見せていた。

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