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「小学館の本は買わない」ネット大論争 社外発信予定なしの方針に怒りの不買 「作家さんが困る」意見も

[ 2024年2月7日 18:17 ]

小学館
Photo By スポニチ

昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死したことを受け、小学館が現時点で同社が今回の件に関する経緯などを社外発信する予定はないと社員向けの説明会で説明したことが判明。X(旧ツイッター)では、同社刊行書籍の「不買」をめぐって議論に発展している。

小学館は6日に社員向けの説明会を開催。同社関係者によると、現時点で同社が今回の件に関する経緯などを社外発信する予定はないとの説明があった。出版活動にあたっては、今後も作家に寄り添うことを誓い、その姿勢を改めて作家に伝えていくという。

今回の件の詳細を公表しない理由は、芦原さんが経緯などをつづったSNSへの投稿などを削除したことを踏まえて「故人の遺志にそぐわない」ためという。だが、この説明を受けた社員からは「"芦原さんが悩んで削除した内容を改めて出すのは控える"ということだと思うが、腑に落ちない。何も発信しないことに世間から疑問が出るのは当然。時間がたつのを待ってるだけでは」と厳しい声が上がったという。また現場目線でも「しっかり対応しないと、(同社と)作家との関係性に影響が出る恐れがある」と困惑も広がっているという。

7日午前には「社外発信の予定なし」のワードがトレンド1位にランクインした。

ネット上では小学館の対応に、「小学館の本は買わない」「小学館の書籍(電子書籍)は今後不買します。版権を委ねる大御所漫画家さん達も静観するなら、その人達の作品も見ません。小学館の社風、企業倫理観が許せない」と不買を宣言する怒りの投稿も。

また、「小学館不買しかないのかな」「悔しいので作家さんには版権ごと引き払って欲しい」「小学館の不買したいから漫画家の皆さん小学館から別の出版社へ移れませんかね」「作家に罪はマジでないけど不買運動されても仕方ないと思う」「もし小学館に対してボイコットや作品引き上げを考えているマンガ家さん・編集者さんがおられるならば応援したい」「小学館マジで不買したいけど漫画と原作者には罪がないからなぁ」「他の作家さんには申し訳ないけど不買運動始めても良い酷さだな」という声もあった。

一方で、「不買は作家さんに打撃があるから考え直して」「小学館不買すると作家さんが困るし、そこに出版社がつけ込んでる感もあるし、堂々めぐりになってしまう。でも、今怒らないと、抗議しないとなんも変わんないし」「スペリオール毎回超楽しみにしてるので買わないの結構しんどい」「作家を守るためなのに作家の命綱切ろうとしてどうすんだよ」「正直小学館不買にしたいくらいだけど作家さんたちは応援したいよ...」などと他の作家のために不買はしない方がいいという意見もあり、ファンの中でも葛藤を抱える様子がうかがえた。

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