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浜田敬子氏 自民幹部による裏金議員聞き取り「小渕さんが入っていることに凄く違和感」

[ 2024年2月7日 10:52 ]

フリージャーナリストの浜田敬子氏が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて2日に開始した党所属の裏金議員への聞き取り調査について言及した。

聞き取り調査は、会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派の90人程度が対象で、森山裕総務会長を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担して聴取。派閥パーティーの収入から還流を受けた金額や使途の説明を求めている。

安倍派が政治資金収支報告書に記載せず、「ないこと」にしてきたパーティー券収入は、2020〜22年までの3年間で4億3588万円。所属議員へのキックバックは、この3年を含めた5年間で実に6億7654万円に上る。

浜田氏は「自民党の議員による自民党の人たちの自己申告による調査がいかに信用できないかというのは、旧統一教会との関係を見ても、今出てきているわけですよね、盛山文科相を見ても。なので、きちんと外部の人が調査するということが必要だとは思います」と言い、「やっぱり小渕さんが入っていることに凄く違和感を持ちます。彼女は本人の責は問われなかったですけれども、数年前に同じ政治資金の収支報告書の不記載の問題で、秘書の方は罪を認めているわけですよ。その人が調査をする側に回るかなっていうのは...ちょっとこの人選には凄く疑問を持ちます」と自身の見解を述べた。

この意見に政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「そういう声も起きるでしょうねえ。ほかの人の方がよかったかも知れません」と言い、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「なぜ小渕さん?」と聞くと「党幹部ということですね」と説明した。この説明に浜田氏は「"私はかつてこういうことがあったので辞退します"とかね...今回の(旧統一教会との接点が浮上した)盛山文科相もそうですけど、どういう感覚なんだろうなと思います」と聴取する側に小渕氏を起用したことに首を捻っていた。

自民党の政治資金を巡る不祥事では、2014年に当時経済産業相だった小渕氏が、後援会主催の観劇会の不明朗な会計が発覚して経済産業相を辞任、15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件で、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかり、証拠隠滅を図った疑いが指摘された。

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