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史上初の快挙 日活ロマンポルノ田中登監督作品「(秘)色情めす市場」ベネチア国際映画祭招待

[ 2022年2月10日 00:00 ]

ベネチア映画祭「ベニス・クラシック」部門での上映がきまった「(秘)めす市場」(C)日活
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田中登監督が1974年に発表したロマンポルノ「(秘)色情めす市場」の4Kデジタル復元版が今月10日から5月26日まで開催されるベネチア国際映画祭の一部門「ベニス・クラシック」に選出され、5月10日に上映されることが決まった。日活が10日午前0時に発表。ロマンポルノが世界3大映画祭から招待されるのは初めての快挙だ。

2012年に設立された「ベニス・クラシック」は世界の映画関係者によって過去1年間に復元されたクラシック作品の中から、特に優れた作品を紹介するもので、これまで日本映画は黒澤明監督の「七人の侍」、小津安二郎監督の「お茶漬けの味」、溝口健二監督の「山椒大夫」などが選出されてきた。ベネチア映画祭は通常は秋に開催されるが、クラシック部門の開催はコロナの感染拡大の影響で延びていた。

「70年代の日本のピンク映画の中で最高傑作の1つ」と紹介された「(秘)色情めす市場」は06年に69歳で亡くなった田中登監督の代表作。大阪・釜ケ崎を舞台にたくましく生きる人々の姿を描いた名作の誉れ高い1本で、芹明香、花柳幻舟、宮下順子らが出演している。

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