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山梨学院の星野泰輝が日大入寮 高校最後の打席で得た教訓胸に大学でも日本一へ

[ 2024年2月4日 19:04 ]

大学での意気込みを語った星野(撮影・村井 樹)
Photo By スポニチ

東都大学野球リーグ1部の日大にスポーツ推薦で入学予定の新1年生が4日、取材対応した。昨春の選抜で山梨県勢として初めて甲子園制覇した山梨学院の星野泰輝外野手(3年)は「足と守備をアピールして少しでも早く試合に出たい」と意気込みを語った。

50メートル5秒9の俊足を武器に、選抜では全試合「2番・中堅」で出場し優勝に大きく貢献。決勝では27個目のアウトをつかみ「守備には自信があるので飛んでこいと思っていた。フライを捕ってマウンドに走る光景は今でも覚えている」と偉業達成の瞬間を改めて振り返った。

しかし、星野にとってどうしても忘れられない打席がある。昨夏の山梨大会準決勝、駿台甲府との一戦は想像以上の大熱戦に。同点の9回、星野は一打サヨナラの好機で打席に立ったが空振り三振に。延長10回タイブレークの末に7―9で敗れて三振が高校最後の打席となり、「あんな三振は初めてだった。いつもならファウルにできたと思うが思うように振れなかったので後悔が残っています」と明かした。

その後は「大学では絶対に1打席も無駄にしたくない」と木製バットで振り込んだ。高校時代をともに過ごしたエース林謙吾投手(3年)と佐仲大輝捕手(3年)は明大、4番の高橋海翔内野手(3年)は早大へ進む。「リーグは違うが同じ神宮を舞台に戦うので絶対に負けたくない。次はライバルになるが必ず勝ちたい」と星野。大学日本一を懸けた熱戦を夢見ながら、鍛錬を積んでいく。(村井 樹)

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