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東京六大学野球の明大が「ラン講習」 元陸上選手・三武潤氏「陸上の動きに変わった」

[ 2024年2月4日 12:50 ]

「ラン講習」を実施した元陸上選手・三武潤氏(中央)。明大の宗山主将(右)、快足が武器の飯森外野手(左)
Photo By スポニチ

東京六大学野球リーグに所属する明大は4日、男子800メートルなどの種目で活躍した元陸上選手の三武潤氏(29)を講師に迎え、府中市の室内練習場で「ランニング講習」を実施した。約2時間、部員たちは「本職」から走る姿勢などを実技を通して学んだ。

講習を終えた三武氏は「4年ぶりくらいに陸上教室を開催させていただき、新鮮な気持ちで楽しくできたと思います。選手たちは最初は野球選手の動きでしたけど、教えていくにつれ、陸上選手の動きに変わっていきましたね。良い時間になりました」と充実感をにじませた。

野球は塁間27メートル431の距離を、いかに速く走るかが重要となる。三武氏は「27メートルは陸上でも種目としてないくらい短い距離。陸上の100メートルの良い部分を切り取り、瞬発的なアクションを取れるような練習に取り組めた」と手応えを語った。また、盗塁や打った後に重要となる一歩目については「重心がうまく扱えるようになると、うまくスタートが切れる。お腹から進む意識が大事です」とした。

粒ぞろいの野手をそろえる明大がさらに「足」を生かすための大きなヒントを得た。春季リーグ戦では機動力にも注目が集まる。(柳内 遼平)

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