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ヤクルト20年ドラ1右腕・木沢 ユニーク練習法で制球力アップ

[ 2022年2月4日 10:01 ]

<ヤクルト浦添キャンプ>打者のダミー人形の間から投球する木沢(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

打者に見立てたボードがバッターボックスではなく、マウンドに置かれた。ヤクルト・木沢尚文投手(23)が、ユニークな練習法で制球力アップに取り組んだ。

沖縄・浦添キャンプ第1クール最終日だった3日。20年ドラ1右腕がブルペン入り。プレートの三塁側と踏み出した足の一塁側にボードを置いて投球練習。両サイドのラインを意識しながら51球を投げ込んだ。
伊藤コーチ発案の練習法で、「投げる際に一塁側に体が流れてしまう悪い癖を矯正するため。体重移動する前に上体に力が入ってしまうと、僕の場合、左肩から開いていってしまうので、それをできるだけ遅くできるように」と説明した。

1年目の昨季は1軍登板なし。イースタン・リーグで69と2/3回を投げ、チームワーストの43四球だった。課題は制球力。「昨年はボール球になるケースが右バッターのインコースに抜けるか、逆に思い切り引っかけるかが多かった」と分析。「伊藤コーチから"高低のぶれは許容できるから、左右のぶれをまずはなくそう"と」と修正を図っていく。

潜在能力は高い。最速155キロの力強い直球が武器だ。高津監督も「木沢のよさは強いボールを投げられることだから、細かい制球よりもまずはずっと強いボールを投げられるコンディションを維持し続けられるように」と期待。ストライクゾーンで勝負できるようになれば、1軍の戦力になれる素質は備わっている。「まずは自分のよさを生かしたい。(目標は)1年間ずっと1軍にいること。投げる場面にこだわらず、必要とされるような戦力になっていきたい」。制球力を磨き、1軍定着を目指す。

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野球の2022年2月4日のニュース

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