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広島・小園が侍入り熱望「大きな舞台でプレーできたら」、3月強化試合の有力候補

[ 2022年2月4日 05:30 ]

ロングティーに励む広島・小園(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

広島・小園海斗内野手(21)が日南春季キャンプ第1クール最終日の3日、侍入りを熱望した。12球団のキャンプを視察するため天福球場を訪れた侍ジャパン・栗山英樹監督(60)と初対面。3月5、6日の台湾代表との強化試合は、若手中心のメンバー構成となる方針で代表入りの有力候補に挙がる。世代を代表する遊撃手として侍への思いを明かした。

栗山監督があいさつして回ったのは、栗林、森下ら代表入りが有力視される選手が中心だった。その中で小園も初対面を果たし、「体調はどうですか?頑張ってね」と声をかけられた。確実に近づいている侍ジャパン入りに向けて、その思いを隠すことはなかった。

「東京五輪でチームメートの先輩方が活躍しているのを見て、いい場所だなと思った。自分も、ああいう大きな舞台でプレーできたらいいなと思います」

東京五輪に出場した遊撃手は巨人・坂本、西武・源田の2人のみだった。自身と彼らを比較し「全然相手にもならないと思う。(代表に)入れるとも全く思っていないし、まだまだだな...と感じる」と目標への壁は高い。

ただし栗山政権の初陣となる3月の強化試合は、若手中心のメンバー構成となる方針だ。同世代に限れば代表入りの有力候補に挙がるだけに「若くて、いい選手はたくさんいる。そういう選手に負けないようにやっていかないといけない」と意欲満々。フリー打撃などを見守った栗山監督からは「センターラインの守りが重要な守備位置で攻撃力もある選手は、なかなか出てこない。そういう素材は日本球界にとって宝物」と遊撃手としての才能を高く評価された。

小園は中学、高校と世代別の日本代表に選出された経験がある。「トップチームは、もっと重圧がかかるはず。日本の野球ファンのみなさんが見ているところで自分もプレーできたらいいなと思います」。もちろん若手中心の代表入りだけでは満足できないだろう。「もう一度プロでも(日本代表のユニホームを)着たい。いつかチャンスは絶対にあると思う」。来年3月には第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催が予定されている。国際大会で遊撃を守るためにも、春季キャンプでの成長が欠かせない。(河合 洋介)

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