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ジャイアンツのポージー捕手が現役引退 Wシリーズ3度の優勝に貢献 12年にはMVP

[ 2021年11月4日 08:00 ]

現役引退を表明したジャイアンツのポージー(AP)
Photo By AP

メジャーを代表する捕手の1人で、今季チーム史上最多の107勝を挙げてナ・リーグ西地区の優勝に貢献したジャイアンツのバスター・ポージー(34)が現役を引退することになり、4日に正式に発表される運びになった。

AP通信やスポーツ専門局のESPNなどが報じているもので、球団側はポージー本人が現役続行を望む限り、来季のオプションとなっている年俸2200万ドル(約25億円)を行使する姿勢を示していたが、ジャイアンツ一筋に12シーズンにわたってプレーした"看板捕手"は引退を決断したもようだ。

ポージーはフロリダ州立大から2008年のドラフトで1巡目(全体5番目)に指名されてジャイアンツ入り。2010年には新人王となりチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。打率・336で首位打者となった2012年には自身2度目の優勝を経験してナ・リーグのMVPも受賞。2014年には3度目のワールドシリーズを経験するなど、チームの中心として活躍した。

2011年には走者と衝突して骨折やじん帯断裂の重傷を追い、これがきっかけとなって「バスター・ポージー・ルール」と呼ばれる危険防止のための「コリジョン(衝突)ルール」が制定された。

新型コロナウィルス感染拡大の影響で短縮シーズンとなった昨季は養子で迎えた双子が「低出生体重児」として生まれてきたために家族事情を優先させる形で全休。しかし今季は113試合に出場して打率・304、18本塁打、56打点をマークし、チームの9季ぶりの地区優勝に大きく貢献していた。

メジャーでの実働12シーズンでは通算1371試合に出場して打率・302、158本塁打をマーク。球宴には7回選出された。

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