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司法は原発とどう向きあうべきか

原発訴訟の最前線

司法は原発とどう向きあうべきか

司法は原発の安全性に関してどのように判断してきたのか。全国の原発訴訟を報告する。

著者 現代人文社編集部
ジャンル エネルギー・環境
出版年月日 2012年02月29日
ISBN 9784877985141
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり

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福島第一原発事故によって、安全神話は吹き飛んだ。司法は原発の安全性に関してどのように判断してきたのか。司法の責任を明らかにする必要がある。全国の原発訴訟を報告し、その訴訟で何が争われてきたのか。原発訴訟のあり方と司法の責任を問い直す。
刊行に寄せて
原子力ムラを守る司法の壁は破れるのか 河合弘之

第1部 原発訴訟と司法の責任
司法は原発をどう判断してきたか--これまでの原発訴訟と福島原発事故後の原発訴訟 海渡雄一弁護士に聞く
原発を止めた裁判官--志賀原発2号炉運転差止め判決 井戸謙一元裁判長に聞く
原発訴訟のあり方と今後の方向 阿部泰隆
司法行政と原発訴訟 大出良知

第2部 福島第一原発事故被害者の声
着の身着のまま逃げた--17年間原発廃止を訴える 早川篤雄(楢葉町)
仕事も家もすべて失った--国と東電は被災に補償を 白岩寿夫(双葉町)
こんな事故が起きるとは--安全を信じた原発の町で 松本清恵(楢葉町)
子どもたちの命が心配--校庭の放射線量に驚く 佐藤幸子(川俣町)
露天商も困っています--祭り盆踊り次々中止 石川次夫(いわき市)
ふるさとの川を元に戻せ--汚染されて釣り客は激減 佐川泉(矢祭町)

第3部 再稼働阻止と原発訴訟の緊急課題
いま、直面する原発訴訟の課題--再稼働をいかに阻止するか 冠木克彦
再稼働禁止の法的武器としての「安全指針失効論」--福井原発再稼働禁止仮処分申請をめぐって 吉原稔
原発を終わらせるための2つの緊急課題--ストレステストと原賠法の問題点 只野靖

第4部 原発訴訟の最新の動き
泊原発1〜3号機訴訟(北海道) 難波徹基
大間原発訴訟(青森県) 森越清彦
浜岡原発訴訟1(静岡県) 青木秀樹
浜岡原発訴訟2(静岡県) 青山雅幸
美浜・高浜・大飯原発裁判、敦賀原発裁判(福井県) 石川賢治
島根原発訴訟(島根県) 水野彰子
伊方原発訴訟(愛媛県) 薦田伸夫
上関原発訴訟(山口県) 丸山明子
玄海原発3号機訴訟(佐賀県) 冠木克彦
川内原発訴訟(鹿児島県) 吉田稔

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