ホームページに設定
人民網モバイルニュース配信 I-mode登録 中国語版 日本频道
2017年12月28日

中日対訳 健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

ホーム 新着 経済 社会 政治 科学 中日 カルチャー 特集 コメント 評論 写真 動画 過去の記事
中国における日本企業 経済用語集 中国投資情報 企業 自動車 不動産 金融 家電 IT・通信 資源
中国の夢 あつまれ!中国の日本人
指導者関連報道 外交部記者会見 鍾声国際論評 望海楼評論 共産党ニュース
宇宙開発 月探査 資源・能源 電子・通信 科学調査 原子力
中国メディアが見る日本 外国人が見る中国
芸能スクープ 映画祭 映画速報
特集 企画 在中日本人の記録番組:中国と共に生きる ニュースエクスプレス
週間!深読み「日本」 人民日報評論コラム「望海楼」 人民日報鍾声国際論評
日本チャンネル 中国語版 スマホ版
政治|経済|社会|文化|中日
科学|写真|動画|対訳|企画
Apple 新浪 ツイッター FB LINE 微信 RSS
人民網日本語版>>動画

<動画>JR西日本には新幹線の「安全神話」があった? 専門家が批判

人民網日本語版 2017年12月28日14:16

博多から東京に向かう新幹線「のぞみ34号」(N700系)の列車で台車の亀裂と油漏れが発見された問題は新幹線初の「重大インシデント」と認定され、日本運輸安全委員会とJR西日本が現在、調査を進めている。だが専門家によると、運輸安全委員会が設立された2008年以前にも、大事故を引き起こしかねない問題は存在した。専門家は、「JR西日本の内部には新幹線は安全だという思い込みがある」と批判している。中国新聞網が伝えた。

新幹線は1964年の開業以来、脱線や故障による「乗客死亡事故ゼロ」の実績を積み上げてきた。新幹線の「安全神話」が語られるのはそのためだ。

日本国土交通省の統計によると、2016年度に発生した事故はJRの在来線で337件、新幹線で3件だった。運休や遅れなどの輸送障害は在来線が3818件に対し、新幹線は89件で、その数は圧倒的に少ない。

新幹線技術に詳しい工学院大学の曽根悟特任教授によると、今回は明らかに異常が見つかったにもかかわらずJR西日本は依然として「運行には影響しない」と判断した背景には、「新幹線と在来線を別物と考える認識」があったと指摘する。「新幹線なら大丈夫だろうという思いがあったのではないか」

台車とその周辺の問題はこれまでにも発生している。1966年には「ひかり42号」の車軸が折損した。1991年には、東京を出発した「ひかり291号」の車輪の一部が回転しない状態で三島駅(静岡県三島市)まで走行し、脱線が起きかねない状況を招いた。翌年には「ひかり238号」の駆動装置の部品が落下した。

2008年に設立された運輸安全委員会の調査対象には、発生した事故だけでなく、重大インシデントも含まれる。曽根教授は、これまでに起きていた上述の問題も「今の定義に照らせば重大インシデントに属する」と指摘する。人員の死傷は起きていないが、曽根教授は、「過去の重い教訓が汲み取られていない」と批判する。

亀裂の見つかった「のぞみ」は、走行3年または120万キロの際に行われる「全般検査」を今年2月21日に、走行45日または6万キロで行われる「交番検査」を11月30日に受けている。走行当日の12月11日早朝にも目視点検を受けているが、JR西日本の関係者によると、「目視ですべての状況を確認しようとしても無理がある」。関西大学の安部誠治教授(交通政策論)は、「既定の検査周期が適切かどうかも今後の課題となる」と指摘する。

運輸安全委員会の鉄道事故調査官は、列車を調査し、関係者への状況の聞き取りを行う。ただ調査には一年以上の時間がかかることもあり、JR西日本は、単独の調査報告を作成し、公表するとしている。(編集MA)

「人民網日本語版」2017年12月28日

人民網日本語版LINE公式アカウント開設人民網日本語版LINE公式アカウント開設

関連記事

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

最新コメント

中国メディアが見る日本

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /