中国南方航空は9日、同日より同社の公式サイトで団体航空券(団体割引運賃が適用される格安航空券)の予約購入サービスをスタートすることを明らかにした。国内の航空会社でこうしたサービスが導入されるのは今回が初めてのケースだ。「京華時報」が伝えた。
データによると、2014年の中国の海外旅行客1億900万人のうち、7割以上がフリーツアーを選んでおり、インターネットのO2O(オンライン・ツー・オフライン)事業の不断の発展にともない、団体航空券購入モデルが消費トレンドの一つになった。だが長年にわたり、旅行客が自分で団体航空券を利用するためにツアーを組むには、航空券の代理購入業者を探すか、旅行社に申請しなくてはならず、これらのルートを通じて航空券を買うと、往々にして航空券の他にホテルやその他サービスが付随したパッケージ商品を買うことになり、価格が不透明で、フリーツアー客の需要を十分満たすことはできなかった。
同社によると、旅客は新たにスタートした団体航空券購入サービスを利用して、公式サイトで航空券の価格と空席状況をリアルタイムで確認することができ、より柔軟に日程を組めるようになる。また公式サイトで購入する価格と旅行社や代理購入業者から購入する価格は同じだという。
ただ同サイトで団体航空券を購入する場合、一度に10人以上でなければならず、購入者が南方航空の会員でなければならないという点には注意が必要だ。購入者以外の搭乗者は会員でなくてもよい。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月10日