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世界経済フォーラム(WEF)のニューチャンピオンズ年次総会2015(第9回夏季ダボス会議)が9月9〜11日に遼寧省大連市で開催。世界90数カ国の代表1700人あまりが出席し、科学技術の革新という背景の下、中国と世界の経済成長に影響を及ぼす新たな問題や重要な議題について討論する。国務院の李克強総理は開幕式に出席し、特別挨拶を行う。今会議のテーマは「経済成長の新たな青写真を描く」。

李総理が中国経済を「脈診」 ダボス会議

国務院の李克強総理は10日、世界経済フォーラムのニューチャンピオンズ年次総会2015(第9回夏季ダボス会議)で特別挨拶を行った。李総理は、「現在の中国経済の流れは緩やかに安定に向かい、安定しつつ好転しており、安定の中には難問もあるが、全体としては課題よりチャンスが大きい」と指摘...

見どころ記事一覧

  • 「成長」の意味を掘り下げる
    世界は未だに2008年の金融危機の影から完全に抜け出せてはいない。世界経済は今、転換点にある。今年の夏季ダボス会議では、農業と食品安全、経済成長と社会的包容力、就職のための技能と人的資本、環境と資源の安全、世界金融体系の未来といった、注目を集める問題について討論が行われる。
  • 期待される国際生産能力協力
    夏季ダボス会議で実施される『国際生産能力協力と経済モデルチェンジ・アップグレード』分科会は、中国の生産能力と設備製造の比較優位性をいかにして先進国の進んだ技術・管理経験とマッチさせるかを探求するのに役立ち、世界経済の回復と成長を共に推進するのに役立つ。
  • 中国経済の道は注目される
    中国経済の成長率は鈍化しているが、経済の数量は過去6年間で最も増加し、世界への影響力もますます強まっている。今回のダボス会議には、専門家を招いて中国経済の新常態について話し合う予定だ。
  • ロボット・無人機・中国夢工場も議題に
    3日にわたって150ものサブフォーラムが開催され、科学技術の変革、衰退する業界、経済、中国の新常態、環境、人間の意義の6大テーマを巡り議論され、ロボット、無人機、ビッグデータといった各新技術の応用成果も紹介される。

回顧

    開催年
    開催都市
    開催日
    テーマ
    主な内容
    2014年
    中国・天津
    9月10-12日
    イノベーションによる価値創造
    現在世界経済が苦境を脱するには、イノベーションが必要だ。今回の会議は企業、政府など各界のリーダーはイノベーションについて話し合いを行う。
    2013年
    中国・大連
    9月11-13日
    革新は必要不可欠
    当面の世界経済情勢をしっかりと踏まえ、中国経済の未来と世界経済の回復について十分な意見交換を行った。
    2012年
    中国・天津
    9月11-13日
    未来の経済を創造する
    メーンテーマを踏まえつつ、具体的には未来のエネルギー、未来の金融、未来の消費、世界の食糧の安全保障などの個別テーマをめぐって話し合いが行った。
    2011年
    中国・大連
    9月10-12日
    成長の質に注目し、経済構造を掌握・コントロール
    会議では新たな経済構造における4つの要素「変革的イノベーションの支持、新たな成長フロンティアの追求、新たな産業モデルと政策、クリエイティブな起業文化の維持」について検討した。
    2010年
    中国・天津
    9月13-15日
    持続可能な発展
    持続可能な発展における切迫したニーズや企業のモデル転換や産業の再編をどのように促進するかといった問題を重点的に討論した。
    2009年
    中国・大連
    9月10-12日
    成長の回復
    課題をチャンスに変えるにはどうするかを重点的に検討し、政府や民間部門がエコロジー経済建設への投資プロセスで遭遇する新たなチャンスについて話し合った。
    2008年
    中国・天津
    9月27-28日
    新ラウンドの高度成長
    このフォーラムは金融危機後に世界の財界・経済界トップが初めて集まる場となり、約90カ国から1500人を超える各界代表が出席して、グローバル金融危機がもたらした課題とチャンスについて話し合い、新たな周期の高度成長を迎えるための準備を行った。
    2007年
    中国・大連
    9月 6-8日
    変化の中のパワーバランス
    グローバルビジネス環境、中国の経済発展、企業のグローバル化、エネルギーなどの重要な問題について検討した。

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