中国社会科学院が24日に北京で発表した「社会青書:2015年中国社会の情勢分析と予測」によると、卒業後1年の「90後」(1990年代生まれ)大学卒業生の約3割の居住面積は20平方メートル以下だが、不動産ローンを背負いたがらず、自分の生活の質をより向上させたいと考えているという。同報告によると、個人の価値観をより重視する「90後」大学卒業生は「不動産を買わない世代」になる可能性がある。
「90後」の大卒生にとって、マイホームを持つことはやはり強いニーズだが、「不動産を買うためなら生活の質を引き下げる」ことに強く同意、あるいはやや同意するのはわずか3分の1に留まり、55%以上は「重いローンの負担を背負うなら、不動産は買わない」と答えている。50%以上は不動産購入が資産保全の最も優れた方法だと考えているものの、もし不動産購入の頭金に相当する金額の資金が手に入った場合、不動産を購入せずに「起業する」かより達成感のあることに使うと答えている人が半数以上にのぼった。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月25日