中国誌「健康心理学」はこのほど、座る時の姿勢が気分に影響を与えるとする、ニュージーランド・オークランド大学の研究結果を掲載した。広州日報が報じた。
同大学の研究者は、74人を2つのグループに分け、1つのグループには背筋を伸ばしてイスに座ってもらい、もう1つのグループには、猫背で座ってもらい、ベルトで固定した。そして、実験の目的は告げずに、求職中の自分を想像してもらい、優秀者にはクーポン券をプレゼントするという条件で、5分間自己アピールをしてもらった。
すると、背筋を伸ばして座ったグループの人は、自信や活力に満ち、ポジティブな言葉で自分をアピールした。一方、猫背で座ったグループの人は、体が硬直するなど緊張しがちで、使う言葉もネガティブに。だるそうで、警戒心も強かったという。
これらの理由に関して、研究員は、「筋肉の状態がホルモンや神経に影響を及ぼし、それが感情にも影響を及ぼす。背筋を伸ばして座ることが、最も簡単なストレス解消法だろう」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月29日